コンサルタントの選定に一番必要はことは?
この答えは
「クライアントの必要とする最適なコンサルタントを、必要なタイミングで、適正な予算で紹介して、その結果、経営上で期待する成果を上げて満足していただくこと」。
これに尽きます。
非常に優等生的?な答えのようですが、もうこの仕事を6年以上やってきて、この考えに揺らぐところは一切ありません。
この答え自体は単純かもしれませんが、これを実際に行うプロセスに難しさといいますか、奥深さがあると思います。
冒頭の社長との会話ですが、当社のようなエージェント(紹介会社)は当然、直接コンサルティングを行うことはありません。
ただし、課題をじっくりお聞きする段階で「こうすれば成功できる」というイメージが浮かんでこなければ、ご紹介して成約することは難しいと思います。
○いかにニーズに合った的確な人選を行うか?
○要望事項をコンサルタントに伝えて上手に商談が進むように調整できるか?
○コンサルティングの目指すゴール(成果)をイメージしながら、納得できるご提案を行い、なおかつ適正な予算での契約に進めることができるか?
○契約後、スムーズにコンサルティングが進んでいるか第三者的な視点でチェックができるか?
こういったポイントがクリアできなければ、契約はおろか、商談のテーブルに乗せる事すら難しいのではと思います。
ですので当社のような紹介事業でも、コンサルティング自体はやらなくとも、どういった支援が必要なのかが読めなければ、継続的にクライアントの評価をいただくことはできない、と考えます。
※ご参考:実際にコンサルタントを導入したお客様の声
そして最終的には、経営に役立つ成果が上げられたかどうかでご依頼をいただいた会社から判断されます。決してコンサルタントがどれだけ時間をかけたかという次元ではありません。 「契約すること自体」や「契約金額」に目を奪われては、よいご紹介・マッチングは難しいとつくづく感じます。
このあたりは当社のようなエージェントに限らず、コンサルティング会社を選ぶポイントにもなると思います。確かにコンサルティング会社もビジネスですから、利益を追求するのは当然なのですが、くれぐれも、
×性急に契約を急がせたり、
×自社の企業規模やニーズに見合わない金額をふっかけられたり、
×経営課題をきちんと正面から把握しようとしない、
こんな所には、十分注意をされたほうが良いと思います。
クライアントの利益を追求するのがコンサルタントの本質ですから。
では今回はこのへんで。また来月お会いしましょう!
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