※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『コンサルティングのトラブル』
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こんにちは。いよいよ夏本番ですね!私はスーツさえ着なくて良ければ大好きな季節です。
さて、今回は少し踏み込んだテーマについて書いてみたいと思います。それは「トラブル」について。
人間、前向きなことについてはパワーが出ますが、後向きのことには逆にパワーを吸い取られますね。
私は現場を担当しておりますので、そういう問題に直面するのですが渦中にいる時の様子は他の方にはお見せできません(苦笑)。
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■グレーな業界イメージ |
「コンサルタント≒グレーな存在」というのは、随分と前から言われておりますが、犯罪者がよく自称コンサルタントと名乗ることだけが原因ではありません。
通常のコンサルティング契約でも少なからずトラブルは発生します。その結果、悲しい事に「コンサル嫌い」な方も、ある一定割合で新たに生まれてしまい、そういう話が回りまわって「コンサルタントはグレー」ということになってしまうのです。
事実も含まれるので否定はいたしませんが、振り返ってみると「あの時、ああしておけばこうならなかった」と思えることも多々あります。
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■こんなトラブルがありました |
あまり生々しい話もどうかと思いますので、抽象的にまとめてみますと以下のようなトラブルが起こりがちです。
(1)事前期待が実態を大きく上回る
これは非常に多いです(苦笑)。意図的かどうかは別にして、お客様は過度な期待をしがちですし、コンサルタントもプレゼンではアピールをしますので、必然的に認識のギャップが産まれます。最終的には「コンサルタントは最初は調子の良いことばかり言うのに実際は・・・」というような印象を持たれてしまいます。
(2)当初の話より業務量が増える
コンサルティングが進むと、当初想定していなかった問題も発生し、新たな業務が出てくることがあります。コンサルティング内容に近いものであれば、発注者としてみればついでにやってもらいたい、と思うのは当然でしょう。コンサルタントも「成果を出すこと」が使命ですので、そのためにクリアしないといけない問題であるなら何とかしよう、と考えます。が、あまりに業務が増えるとある日突然不満が爆発します。
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■コンサルティングは信頼関係 |
私の少ない経験で申し上げれば、成功するコンサルティングには必ず依頼者とコンサルタントとの間に信頼関係が存在します。仮に成功しなくても、信頼関係があれば前向きな話で終わりますし、場合によっては違う依頼へと発展することもあります。
その信頼関係を構築するには、当たり前ですがコミュニケーションが重要です。追加業務のお願いも頼み方ひとつで結果は全く違いますし、逆に進捗が思わしくない場合も、早めに報告すれば大事には至りません。
コンサルタントというと何か特別な感じがしますが、要はビジネスでお付き合いする人ですので、双方がビジネスマナーとコミュニケーションをしっかりやれば、お互い嫌な気持ちにはならないものです。
トラブルは当事者同士での解決が良いのですが、言いづらい内容などについては我々のようなエージェントを使うのも有効です。
もちろん以下のような「それ以前の話」の場合は、我々としてもどうしようもないのですが・・・。
・時間や約束にルーズ
・そもそも課題解決をする力がない
・責任感がない
では、また来月お会いしましょう!
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■関連情報
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著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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