※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『実績はプロセスを確認する』
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WBCは盛り上がりましたね!
暗いニュースが続く中、こういった明るいニュースを聞くと元気になります。
目標をひとつにして団結する姿は見ていても気持ちがいいです。
スポーツだとわかりやすいですが、会社でも同じだと思います。
まぁ結果として優勝していたからそう言えるのですが(笑)
さて今回は実績の確認方法について書いてみたいと思います。
コンサルタントを選ぶポイントのひとつに実績があります。
心情として実績豊富な方にお願いしたいと思うのは当然ですし、逆に実績ゼロという方には依頼したくないでしょう。
しかし書いてあることを鵜呑みにするのもNGです。
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■最初は実績の有無から |
弊社運営サイトにも言えることですが、公開されている実績情報は、
「売上○%UP (小売業)」
「
コストダウン○%(大手製造業)」
という風に結果+αのものしかないのが一般的です。
というのも契約の関係で、詳しい情報は公開できないケースが多いからです。
最初の判断として、これらの情報が多い方から優先的に選ぶのがオススメで、どのくらいの成果が出たのかを定量的に表現している方は更にヨシです。
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■鮮度も重要 |
いくら実績があっても十年前の話では説得力がありませんし、逆にそんな前の話をされるのであれば「最近は実績がない」ということの裏返しとも取れます。
以前、
「話している内容はわかるが、使っている資料が10年前だと“当時とは環境が違う”という意見が多かった」
という指摘をクライアントから受けて、プロジェクトが終わってしまったという経験をしました。
依頼側からすればつい最近似たような案件で実績を上げた方が良いに決まっているので、いつ頃の話なのかは確認しましょう。
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■面談で確認すべき点 |
面談で実績の確認をするときのポイントは「プロセス」を聞くことです。
例えば全く同じ業種・業態・規模の企業でも、経営者の考えや社員は違います。
となると、同じことをやっても同じ成果には繋がりません。
結果だけで判断をして依頼をしたが、やってみたが成果が出なかったという事例は少なくありませんので、せっかく直接会って話を聞くのであれば、
○当時の状況
○誰に対して何をしたか
○いつ頃どうなったか
○うまくいったポイントはなにか
などを根掘り葉掘り聞きましょう。
もちろんコンサルティングのノウハウになりますので、全てを聞けるわけではありませんが、力のあるコンサルタントは要点をうまくまとめて話をしてくれます。
そしてその方法を自社に当てはめた場合どうかを頭の中でシミュレートしてみて、「うまく行きそうだ!」と思えれば依頼するくらいの気持ちで人選されるのをオススメします。
それではまた来月!
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■関連情報
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著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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