※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『コンサルタント活用のタイミング』 |
こんにちは!エージェント事業責任者のこばやしです。
早いもので2010年ももう2ヶ月が経過しようとしていますね。
ふと気づけば、春っぽい雰囲気も出てきています。
先の読めない経済状況は相変わらずで、そちらの春はまだまだ遠い感じですので、そろそろ今日の状態を「通常」としていろいろ考え直す方が得策かもしれません。
さて、今回のコラムは「コンサルタント活用のタイミング」について書いてみたいと思います。
|
■コンサルタントは魔法使い? |
弊社にお問い合わせを下さる企業様は、いずれも何らかの問題を抱えていて、その解決にコンサルタントの力を借りようと考えています(当たり前ですが)
。
このような時代からか、その中でも緊急度の高い話が増えているというのが実感値です。
「緊急度が高い」=「すぐに解決しないと経営危機に繋がる」ということですので、残された時間は相対的に短くなります。
となると、取れる選択肢も少なくなってしまいますね。実は「あと半年前に問い合わせをいただければあんな手が打てたのに」という話がとても多いのです。
打つ手は無限と言われますが、コンサルタントは魔法使いではありません。
経験とノウハウを持つただの人間です。
状況が厳しければ厳しいほど、コンサルタントも成果を出すことが難しくなるのです。
|
■依頼のタイミング |
そうは言っても業績が悪化するタイミングは様々です。
一昨年のリーマンショック(もう1年半前ですね・・・)を予見しろ言うのはムリがありますよね。
では、どのタイミングで依頼をするのがいいのか。
私は「業績が伸びている時」もしくは「成長の勢いが鈍化した時」だと思っています。
つまりコンサルタントを必要としていない、または自社の力でどうにかなると思っているタイミングです。
そこで外の意見を聞いて思考の幅を広げておけるかどうか。
逆にコンサルタントの立場からしてみても、企業の生死に関わるタイミングで仕事をするよりは、ゆとりを持って取り組むことができるので、良い仕事ができるような気がします(もちろんそれに甘えてのんびりやっている人は論外ですが)。
|
■上手く活用している企業 |
コンサルティング業界は業績がある程度良い企業に支えられていたりします。
決して安いサービスではないので、資金余力がある企業でないと頻繁に活用できません。
そのような会社の多くは先々の事を考えています。
事業戦略で行き詰る前、まだ複数の選択肢が残されている段階でその選択肢を多くするためにコンサルタントの力を借りるのです。
「お金があるから出来るのでは?」という意見も聞こえてきそうですが、そういう考えだからこそお金があるのかもしれません。
|
■危機的状況時のコンサル探し |
それでも「会社が危機的状況で、今を何とかしないといけないがアイデアがない」という企業はどうすれば良いか?
自社ではどうしようもないのであれば、他から調達するしかありません。
その際は漠然とした依頼(例えば、経営を立て直したい)ではなく、お願いしたい業務と成果を明確にして、それを実現できそうなコンサルタントをひたすら探しましょう。
そういうニッチな分野のコンサルタントは大抵がフリーランスで活動しています。
弊社にも多くご登録されていますし、まだまだ私も知らないようなニッチコンサルタントが世の中にはいると思います。
|
■関連情報
コンサルジェントが書籍で紹介されました!
『起業家を続々と輩出するリクルート式仕事術』
著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
情報マネジメント
「コンサルタント業を目指すには」All
about Japan フリーランス
|
■バックナンバー 一覧に戻る |