※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『別の課題が出てきた時』 |
こんにちは!
桜のニュースも出始め、すっかり春な感じですね!
私は少し寒いくらいが好きなので、ここからしんどい季節に向かって行くのですが・・・。
でも、春という響きは何かと前向きにしてくれる気がしますね。
みんなが前向きなら世の中はよくなるかも?
さて、今回は「別の課題が出てきた時」のコンサルタントの選び方について書いてみます。
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■お客様の選ぶポイント |
当社では年間に200回以上のマッチング面談を行っている訳ですが、お客様の選ばれるポイントは本当に様々です。
以前のコラムでエージェントが見るポイントについて書いたことがありましたが、お客様が選ぶポイントを分類するとだいたい以下のようになります。
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・実績や専門性 |
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・人柄 |
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・親和性 |
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・コスト |
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・エージェントの対応(あまりないですが・・・) |
もちろん複数(または全て)がOKというケースもあります。
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■新しい課題について |
ここまでは問題ないのですが、そのコンサルタントとうまく行くと、別の課題まで相談されるケースが出てきます。
特に零細企業の経営者に多いのですが、立場上、会社で発生する問題・課題について全ての判断をしないといけないため、第三者的な意見を求めたくなってしまうのかもしれません。
一方、意見を聞かれたコンサルタントも、頼りにされている以上、何とか助けたいという気持ちになり、自分の専門外の分野についても手を出してしまいます(契約金額のアップが目的でない事を祈っています)。
問題・課題の程度によりますが、私はこのやり方をあまりオススメしておりません。
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■モチは餅屋 |
関係が良い人に相談をした方が良いケースもあるのも事実です。
比較的程度の重たくない内容ならそれもアリでしょう。
とはいえ、やはりその分野の専門家の方が的確な回答をしてくれるのは間違いありません。
例えば、先代の時から付き合いのある顧問税理士に、資金調達や財務改善の相談をするようなケースがあります。
その税理士さんが銀行交渉の経験が豊富なら良いですが、同じ財務系でも「決算書を作る」のと「経営を安定させる」のは全く違う仕事になります。
この他にも
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・人事制度は作れるが、考課者研修は苦手 |
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・マーケティングは得意だが売るのは苦手 |
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・営業は得意だが、△△業界だけは苦手 |
など、近い分野なのに得手不得手があります。
大前提として全てができるコンサルタントは存在しないのです。
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■成果を求めるなら新たに探す |
確かに探すのも大変な作業ですし、そこから選ぶのもまためんどくさかったりします。
ですので、何でもかんでもその分野の専門家を使うべきと言うつもりもありません。
ただ求める成果によって、もう一度考えてみる方が良い結果に繋がることが多いはずです。
それではまた次回、お会いしましょう!
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■関連情報
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著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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