※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『2010年の総括』 |
こんにちは!エージェント事業責任者のこばやしです。
今年も総括の時期がやってきました!(笑)
ということで、いろいろ思い出してはみましたが、今年はやっぱり暑かった・・・そしていきなり寒くなった。
気候もおかしかったですが、世の中の景況感も引き続きイマイチ。
マクロ的には復調の兆しも見えない状況ですが、私個人的に感じたコンサルティングビジネスについての雑感を書いてみます。
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■低価格化 |
現在のような景況感の影響からか、低価格化は進んだ印象です。
当社は元々単価の高い領域でビジネスをしておりませんが、競合が下りてきた印象はありますし、お問い合わせいただくお話も規模としては小ぶりでした(ビジネス的にという意味で)。
お客様も「こんなご時勢なんだから高いのはありえない!」という気持ちになっているので、数年前と同じ価格では契約しづらくなっているのは実感としてあります。
そういえば定額制の研修サービスも大きく伸びましたね。これも1件あたりの単価が下がっていることと同じです。
フリーという書籍がかなり売れましたが、コンサルティングのノウハウでもデジタル化できるものは一部無料になったりしました。
下手なノウハウではなく違ったものが求められるようになりそうな予感がします。
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■リスクを小さく |
このコラムでも取り上げたことがありますが、成功報酬型についての問い合わせが増えました。
しかも一緒に頑張って伸ばして収益を分け合おう!というよりは、役に立たなければビタ1文払いたくない、というネガティブな思考からのリクエストです。
気持ちは非常にわかりますが、リスクのないところにリターンはないので、ある程度のリスクテイクは必要だと思っています。
ネットで検索しても一部の領域を除いて、まだまだ圧倒的な少数派のようなので、需給バランスは依然として崩れています。
この傾向が続けば、固定報酬と成功報酬の組み合わせや返金保証のようなリスクを小さくするサービスも増えてくるかもしれません。
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■東京は引き続き「攻め」の支援 |
次はエリアについて。
昨年のコラムでは東京は攻め、大阪は守りの支援が多いと書いたのですが、東京はその傾向が続いています。新規事業を始めたり、既存のビジネスをリニューアルしたり、今のビジネスの展開スピードを加速させたり。
こんな世の中でも攻める企業があるんだなとわかるだけでも元気が出てきますね!
一方、大阪は比較すると元気がありませんでした。。。
違う業界の友人に聞いても同じだったので、エリアとしては東京集中が続くのでしょう。
ただ、業績が良くても悪くても企業経営に悩みは尽きません。
その悩みを解決するのがコンサルティングですので、東京以外のエリアでも見方・やり方を変えればビジネスチャンスがありそうな気がしています。
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■来年に向けて |
今年はコンサル業界も苦戦していたところが多かったようです。
大手ファームの決算も軒並み減収減益のようで、今は業界的な過渡期なのか、それともただの耐え時なのか?市場に支持されているコンサルサービスはどんなものがあるのか?
そんなことを含めて「次の打ち手」を考える時間が多かったです。
当社の主領域はスモールビジネスですので、まだまだ食っていける部分はあるだろうなぁとは思っていますが、せっかくなので業界初のようなサービスもリリースしたいと思っています。
また、こういったビジネスをやっていると、様々な企業様から提携のお話も頂戴します。
内容もマチマチですがいくつか面白そうな取組みもあるので、そういったものを一つ一つ身のあるものにしていきたいです!
では皆様、良いお年をお迎え下さい!
また来月にお会いしましょう!
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■関連情報
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『起業家を続々と輩出するリクルート式仕事術』
著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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