※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『安いコンサルタントは心配?』 |
こんにちは!
すっかり秋らしくなって過しやすくなりましたね!
涼しくなったのでようやく衣替えを始めたのですが、最近はこれがけっこう気が気でないのです。
何がかと言うと「パンツが入らないのでは?」という点。
今回も無事に入りましたが、何となく半年前より窮屈になっているような気もします。
そんな訳で先日購入したiphoneにマラソンアプリを入れて、過去になんどかチャレンジしているジョギングを再開!『見える化』の効果でどこまで改善するか、楽しみです。
さて、今回はコンサルタントのお値段について書いてみます。
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あるコンサルタントからの指摘 |
「小林君、もっと高く売ることを考えないとダメだよ」
数年前、とあるコンサルタントから言われた言葉です。
当時はまだ景気もよく(良かった実感はありませんが)、高額商材も多く売れていた時期でした。
我々は「コンサルティングサービスの裾野を広げる」ことを目標にしていて、1分野(または一人)をどう高く販売していくかということにはあまり興味がなかったので、あまり真剣に聞いていなかったのですが、何か違和感を感じたことは覚えています。
その違和感とは「価格を勝手に決められること」でした。
勝手に高く設定しろ、と言われた訳ではないのですが、「値段を上げること自体は簡単だよなぁ」と思ったのです。
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■値段はどうやって決まっているか |
コンサル会社の値段はどのように決まっているかといいますと、大手ファームだとランクによって単価が決まっています。
駆け出しだと○○万円、シニアクラスだとそのX倍みたいに経験とともにフィーは上がっていきます。
一方、我々が提携している独立系の方はマチマチで、独立前に所属していた組織の基準をベースにしている人もおりますし、公的資格に設定されている目安を基準にしている人もいます。
でも、その単価の根拠はというと、両方とも「勝手に決め手いる」のは同じです。
要は「自分(自社)のノウハウにはこのくらいの価値がある」と勝手に思えばそれがお値段になります。
研修はある程度市場相場ができあがっていますが、コンサルティングになるともうバラバラ。
完全に「こちらの都合」で値段がつけられているのです。
もちろん質が伴わなければ続かないので、そういう点では市場原理が働き、適正価格まで落ちることもあります。しかし、そう頻繁に購入されるサービスでもないので、牛丼のように10年前の半額近くまで下がるということはほとんどありません。
市場が適切に機能していない以上、価格と市場要求に乖離がある可能性は大いにあります。
つまり、必ずしも「悪いから安い」ではないのです。
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■やっぱり安い方がいい |
人間誰しも同じものを買うなら安い方がいいに決まっています。30万で買える物に50万も出す人はそういません。
一昔前は「コンサルタントを雇う」こと時代がステイタスだったと聞いたことがありますが、今はそんな余裕はないでしょう(笑)
コンサルタントを
(1)高くて結果の出せる人
(2)高くて結果の出せない人
(3)安くて結果の出せる人
(4)安くて結果の出せない人
というように分類すれば、(2)と(4)は論外ですが、どう考えても(3)が一番魅力的です。
コンサルティングはモノではないので、それが良いものかどうかを判断するのは難しいのも事実です。
良かったか悪かったかは結果論でしかないことも多いです。
が、単純に「高いから安心」「安いから不安」という考え方は改めた方がいいかなと思います。
どうすれば見抜けるかはエージェントに聞いてみてください(笑)
ではまた来月!
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著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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