※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『本質と小手先』 |
こんにちは!コンサルジェントの小林です。
ふと気がつくと、この「コンサルタント紹介します!」コーナーの執筆数が前任者のそれを上回っていました(笑
書くのは苦手でないにしても、ネタが降りてこない時もたまにありますので、果たしていつまで続けられるかな?と心配していましたがどうにかなるものです。読み直してみると相当苦しいのもありますが・・・。
さて、今回はコンサルタントが提供するサービス(ノウハウ等)の種類について書いてみます。
つい先日、地元の先輩で美容室を3店舗経営している先輩と食事をした時、事業計画書についてのアドバイスとチラシについてのアドバイスを求められふと考えたことです。
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■ニーズがあるのは「小手先」 |
小手先というと響きが良くないですがここでは「すぐ使えること」という意味で使っています。
先の例でいくとチラシについてですね。
世の中、というと言い過ぎなので我々の経験上では、小手先系の方が圧倒的にニーズがあります。
それくらい短期的な成果への期待が高いのでしょう。
私も明日売上になることならどんどん教えてほしいです(笑
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■コンサルタントは本質好き |
一方で、コンサルタントは「本質」が大好きです。
「こうあるべき」なんて言葉はしょっちゅう出てきます。
でも、たまに「だからどうするの?」という疑問が沸く事があります。
短気な中小零細企業の経営者だと「もういい」といって契約終了なんてこともありました。
あるべき姿と現実のギャップを埋めていく。
これはこれで正しいと思うのですが、小手先と比べれば市場のニーズは少ないのが現実です。
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■実は小手先の方が難しい |
語感からすると本質の方が難しく聞こえますが、実は小手先の方が遥かに難しいのではないかと私は思っています。
なぜなら世の中のスピードが速いため、どんどん陳腐化してしますので、研究を怠ると一気に取り残されてしまいます。
そして観察力も高くないといけませんし、気づいたことをトライ&エラーで実践してみないといけません。
つまりそれなりに使えるものにするにはかなりの努力が必要があります。
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■自分が求める側と違う側も考えてみる |
こう書くと私は「小手先派」っぽく読めますが、決してそうではありません
(小手先派が好きなのは否定しませんが)。
言ってしまえば経営としては両方必要なのです。当たり前すぎてすみません・・・。
コンサルタントを雇うときは今はどっちのタイプが必要で、もう片方は自分たちでどうするか、
なんて考えてみるのも良いかもしれません。
ではまた来月お会いしましょう!
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著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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