※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『一言でコンサルタントといっても』 |
こんにちは!コンサルジェントの小林です。
40も目前の私ですが、7月=夏休みという意識がまだあるせいもあってか7月はなんとなく楽しみです。まぁ気温が上がり始めたらそんなこと言ってられなくなるのでしょうが。
さて今回はコンサルタントの分類について書いてみたいと思います。
というのも、先日、某大手企業様から「ウチが払っているコンサルフィーが適切なのかわからない」ということでご相談をいただきました。どうやらメルマガを読んでくださったとのこと。(ありがとうございます!)
私は業界に10年以上いるのでコンサルタントの知り合いは数多くいるので経験から「この人の得意領域はここだから、提案や費用はこうだろう」と半ばパブロフの犬のように勝手に推測できてしまいます。
でも、普通の人はわからないですよね。。。
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■解決してくれる人 |
コンサルタントは直訳すると「解決してくれる人」。つまり、ある問題に対してそれを解決できる人は皆コンサルタントです。
別に独立している必要はありません。事業会社が「コンサルティング」を販売メニューに入れることは珍しくありません。
ただし、事業会社のコンサルサービスは無償サービスであることが多いかもしれませんね。
話を職業コンサルタントに戻します。悩みは問題は十人十色なのに、解決する人は「コンサルタント」で統一。
いや〜、なんとも乱暴な職業ですね(苦笑)
が、こんな乱暴な業界でも一応相場のようなものはあるのです。
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■コンサルタントの種類 |
そんな超わかりづらい業界ではありますが、長くいると脳みそが勝手に仕分けをしてくれるようになります。
ザックリとして分類になりますが、私はこんな分類をします。
・経営機能でわける(戦略、業務、人事、マーケ、営業、財務等々)
・企業規模でわける(大手、中堅、中小、零細)
・業界でわける(製造、建設、小売、飲食)
もちろん重複する場合もありますし、これを3次元的に考えると、それぞれのマス(立方体)に相場が入ります。
ついでに言うならエリアも入りますので4次元(?)です。。
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■報酬の基準は「出身業界」 |
例えば戦略系コンサル会社出身の人でしたら、所属していた会社のフィー体系をベースに考えます。
なので、○○万円/人月といった基準を持っています。
これが日系コンサル会社だと○○万円/月や○○万円/日だったりと、月額もあれば日額もあります。(ちなみに私は“日額”で考える会社の出身です)
どれも一長一短があるのですが、コンサル業界経験のないコンサルタントは、知人から聞いたかネットで調べて決めたかだと思いますが、これも誰に聞いたかによって決まってしまいます。
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■違う基準を持つものの比較は難しい |
単位の違うものを比較するために、単位を揃えてみたとしても正確な比較にはなりません。
例えば時給換算したら高いAさんが優秀かというとそうとは言えません。同じ基準同士の比較でしたら、経験の違いくらいなら判断できます。
ただ、現実的には経験が浅くても、ピッタリのノウハウを持っている人がいたりしますので、経験がわかっても参考程度です。
ちょっとマニアックになってしまいました。。。
ですので、普段お願いしているコンサルタント以外に頼むと違う基準で話をしないといけなくなる可能性がある、ということだけ覚えておいてください。
そして、会ってみて良ければ試してみて、試してよければ続けてみるというのが正解だと思います。
ではまた来月お会いしましょう!
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著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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