※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『短期で成果を求めるなら』 |
こんにちは!コンサルジェントの小林です。
中旬までは残暑が厳しかったですが、一気に秋らしくなりましたね!
さて、今回は「コンサルティングの成果が出るまでの期間」という、依頼主ならかなり気になるテーマについて書いてみます。
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■コンサルタントに頼むとき |
コンサルタントを探すタイミングの多くは「今、困っている」状態でしょう。
中には先行投資というか、ある程度余裕を持ったタイミングでご依頼いただくことも極まれにありますが、中小零細企業ではほぼ皆無です。
なので、「どれだけ早く解決してくれるのか?」がとても重要な関心ごとになります。
もし明日状況が好転するなら多少金額が大きくても構わない、と考えるのも状況が苦しければありえる話です。成果をお金で買うわけです。
でも、現実にはそんなうまい話はほとんどありません。。。
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■コンサルタントのスタンス |
コンサルタントには対処療法が得意なタイプと根本治療を志向すタイプがあります。
どちらが良い悪いではなく、考え方の違いです。
対処療法型は比べれば成果(正確には結果)が短期で出ます。
ですので、成果を早く求めるならこのタイプを選ぶ必要があります。
そしてもうひとつ重要なポイントがあります。
それは「自ら手を動かすのではなく、やり方を教える」というのが、多くのコンサルタントが考えるコンサルティングの姿です。
最近は自分で手を動かしてくれるタイプも増えてきたようで、やっぱり人気があります。
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■成果でなくて変化を見てみる |
これまでの経験上、余裕を持った発注者でも少し期間が経過すると考え方が変わる、つまり成果の出る時期を気にし始めます。
じっくり腰をすえて会社を変えていこうと思ってコンサルタントを雇ったのに、数ヶ月もすると成果が気になってしまいます。
お金を払っている以上、その成果が気になるのは当然です。
私はよくコンサルタントの方に「最初の1ヶ月で何らかの変化を出してくれ」とお願いします。
その変化が「業績」なら一番です。でも、難しいケースも少なくありません。
なので、極端な話、「社員が挨拶をするようになった」「デスクがキレイになった」でもいいのです。
こういう変化が出せないコンサルタントは、コンサルティングの成果を出すのにも時間がかかると思います。
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■短期で成果を出すなら |
これまでの話をまとめますと、短期間で成果を求めるなら
・短期で成果を出せることなのか?
・そのコンサルタントは対処療法型か?
・自ら手を動かしてくれるか?
・1ヶ月で変化が見えたか?
という視点で選ぶのが良いと思います。
ではまた来月お会いしましょう!
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■関連情報
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『起業家を続々と輩出するリクルート式仕事術』
著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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