※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『現役経営者のコンサルタント』 |
こんにちは!コンサルジェントの小林です。
最近は寒い日が続きますねぇ。。。
先日、仕事で韓国に行ってきたのですが、向こうはマイナス9℃とかで風が顔に刺さるような感じでした。
日本に戻ってきた時は「なんてあったかいんだろう」と思ったのですがそれも数日だけの話で、すっかり順応してしまいました。
人間の環境適応力ってすばらしい!!
さて、本日は「現役の事業会社経営者」で経営コンサルタントをやっている人について書いてみます。
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■現役経営者でコンサルタント |
弊社の関係先ではかなりの少数派(というかほとんどいない)ですが、ご自身が会社経営をしながらコンサルティングを手がけている経営者もいらっしゃいます。
有名なところですと、株式会社武蔵野の小山社長。
株式会社武蔵野⇒ http://www.musashino.co.jp/
弊社のクライアントでも、小山社長の経営サポートを受けている会社があります(私も著書を何冊か読ませていただきました)。
最大の強みは「現在進行形で経営ノウハウを培っている点」ですね。同社のサイトを見ればわかる通り、決して派手な事業を行っている訳ではありません。
それでもしっかり経営することで業績は堅調に推移されているそう。
中小企業経営者から指示される理由もわかる気がします。
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■現役事業家コンサルが少数派な理由 |
多くの独立系コンサルタントは「何らかの成功体験やノウハウを世に広めるため」に独立します。
その体験やノウハウは本当にまちまちです。
一攫千金的なものから非常に地味だけど効果的なもの、本当にニーズがあるのかな?と思うようなものまであります(笑)。
それが時代にハマってメジャーになる人もいれば、派手さはないけれど長く続いている人もいます。
もちろん、やめてしまった人も少なくありません。
このあたりは実力もさることながら、広告の巧拙で差がつくこともあるので、なかなか難しいところです。
何が言いたいかというと
多くのコンサルタントは”過去”の成功体験がベースになっている
ということです。
もちろん顧問先として関わりながらアップデートしていくのですが、主体的にやるのとそうでないのはたぶん違います。主体的にやるには会社をやる(か勤める)しかありません。
一方、経営者の方なら何となく共感いただけると思いますが、自分の会社を経営するのも大変なのに、平行して他社の面倒を見るのは相当しんどいはずです。
ということで、現役事業家コンサルタントは非常に少ないのです。
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■うまくいっている経営者は自分でやる! |
たまにお客様から「成功するノウハウを持っているなら、何でコンサルタントは自分でやらないんだ?」という質問をもらいます。
そういう方が自分で成功ノウハウを持っていたとしたら、たぶん自分ですぐやるのでしょう。そちらの方が儲かりますし。
私としては世の中のビジネスマンが全員経営者に向いているとは思えないので、役割分担という考えなのですが、リスクを取るのは経営者なので、教えるリターンと自分でやるリターンを比べると自分でやる方が大きいのでしょう。
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■とはいえ、教わるなら旬なほうがいい |
なんだかまとまりがなくなってきました(笑)。
でも、教わる側からすると絶対「今、成功しているやり方」がいいですよね?
じゃ、どうすればできるのか。
依頼する経営者も、相手が事業会社の経営者ならアドバイスだけでも満足するかな?
なんてことを考えてみようと、書きながら思いました。
では、またお会いしましょう!
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著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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