※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます |
《今回のテーマ》 『アベノミクスに乗れ!』 |
こんにちは!コンサルジェントの小林です。
さて、今回のコラムタイトルは「アベノミクスに乗れ!」です。
私は97年から社会に出た、いわゆる氷河期世代です。
かれこれ15年くらい仕事をしていますが、残念ながら好景気というものに触れたことがありません(笑)
ITバブル、ネットバブルなどはありましたが、その中にはいませんでした。
なので、好景気センサーがついていないようなものです。
そんな私が景気について書いてみます。
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■世の中が動いている感じはするが |
当社は様々な業種の企業とお付き合いをしているのですが、あちこちで仕事が増えてきている話を聞きます。これまでずっと不況といわれていた業界でも、です。先日食事をした同業の先輩も「案件が増えている」と言っていました。
私個人としては全く実感がないのですが、さすがにこれだけ同じ話をきくと「ちょっとは景気がよくなっているのかなぁ」なんて思います。
景気は結局のところ”気の持ちよう”で、みんなが良いと思えば良くなるものなのですが、何かすっきりしないのです。
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■マクロはあまり関係ない |
たぶん原因がはっきりしないから、というか、仮に良くなっているとしてもその原因を自分が作っていないから、なんだと思います。そもそも景気の話が好きではありません。
マクロな観点からすれば景気は大事なのでしょうが、私がやっているビジネスはミクロもミクロ、マイクロです。そんなビジネスが景気を考えてもしょーがないだろっていうのが本音です。
仮にこのまま良くなったとしてもみんな良くなる訳ですから、相対的な立場はたいして変わりませんし、景気が悪くなればまた落ちるだけ。
そんな大それたことでなくてもいいので、変化は自分で作らないと同じことの繰り返しになってしまいます。
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■不況はチャンスというけれど |
不況期に新しいビジネスを始めて成功する経営者も少なくありません。
そんな方々が揃って口にするのは
「不況はチャンス!」
というフレーズ。
成功した人がいうと結果論的に聞こえますが、競争相手が弱っている時こそ攻めるチャンスなので、これは正しいです。
でも、弱っていると打ち手が限られるのも事実でしょう。実際、当社のお客様でも不況期に「今はガマンの時」と、一切の投資をストップした社長もいます。
ただし、この社長はその決断が早く、かつ徹底していましたし、すでに打っていた次の手を、リスクの少ない範囲で少しずつ進めています。
いずれにしても手を打たない限りは、その他大勢と同じ結果しか得られないということです。
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■今こそ投資のチャンス! |
もし、何となく景気のよさを感じているのであれば、今入ってきている案件の利益は全部投資してみてはいかがでしょうか?
つい最近までなかった案件なのですから、もともと無かったものと思えは心理的な負担も少なくなります(笑)
投資する先がないのであれば、投資できるものを探すことに投資する。
何かすればしただけのものが返ってきます。何もしないのが最悪。
よそがマイナスを取り返しているうちに、こっちはプラスの芽を育てる。
コンサルタントの活用も投資の選択肢のひとつですよ!(笑)
では、またお会いしましょう!
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■関連情報
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著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)
過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。
「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT
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