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株式会社コンサルジェント

コンサルタント紹介します!
第99回 『コンサルタントを使って固定費を下げる』
株式会社コンサルジェント
代表取締役 樋笠 耕治
※『コンサルタント紹介業』という少し変わったビジネスの話を毎月1回 お届けしていきます

《今回のテーマ》  『コンサルタントを使って固定費を下げる』

いつもご購読ありがとうございます。コンサルジェントの樋笠です。

当社はここ最近、大阪・東京と続けてオフィスの移転を行いました。きっかけは同居させて戴いていたパートナー企業さんの移転に伴うものでしたが、本当の狙いは固定費の削減にありました。

皆さまもよくご承知の通り、経営を取り巻く外部環境は常に予想外の変化というリスクに晒されています。

ここ5年間だけを見ても、2009年のリーマンショック後の需要減退、2011年の東北(東日本)大震災と、予測できないような事態が現実に発生しました。すると平時の売上が20%〜50%減少するようなことは平気で起こり得ます。

弊社自身も、今期で14年目になりますが、存続していくためには、予想外のリスクに備えることが重要だと、ここ数年来、痛感しています。

その備えの中でも、コスト(とくに固定費)を削減して、損益分岐点を下げて、売上減少に耐えられる体質をつくることが、まず第一に取り組むべきことだと思っています。


■好況期には、なかなかムダに気がつかない

企業というのは、好調に売上が上がって成長している時には、なかなかムダに気がつきにくいものです。
実は経営者は、そのムダに薄々感づいているのですが、その現実を軽視したり、直視せずに、勢いをつけることを優先します。

さらに好況期には銀行も積極姿勢で融資を持ちかけますので、低金利だと思って不要不急の借入を行ってしまうことが良くあります。

すると、資金に余裕のある心の緩みから、営業面でのコスト、広告・販促関係のコスト、管理面でのコストが、どんどんと膨れ上がっていきます。

そして予想外の環境変化が起こり、売上減少に晒された時に、初めてその積もり積もったコストの重さを思い知らされて、対策を迫られることになります。

弊社の場合も、同じようなことがありました。

見通しの甘い新規事業に資金を投じて無くしてしまったり、広告費の管理が甘かったり、効果のない必要性のない会費を払ったり、人員・売上に対しての家賃が割高だったりと、今から思えばかなり無駄な支出を行っていました。

そしてリーマンショック、大震災と、危機的な環境変化を経ることによって、このようなムダを大きく整理することができたのです。当然ながら、コスト削減には、大きな痛みが伴いますし、まず経営者が自らの責任を取らなければなりません。

しかし、そこに判断や考えの甘さがあれば、早かれ遅かれ企業としての退場(倒産)を余儀なくされると思います。


■コンサルタントを使ってコスト削減を行うメリット

企業が思い切ったコスト削減を行う時には、なかなか独力だけでは難しい部分が多々あります。そのような場合、外部のコンサルタントを使うことによって、より上手く効果的に推進することができます。

1.コンサルタントは経験豊富である
⇒同様の事例を他社でも経験していることが多く、どこをどのように進めていけば良いかという勘所がわかっています。

2.コンサルタントは第三者的な視点がもてる
⇒同じ社内の人間では、なかなか見えないこと、客観的な判断がしにくいところを、冷静かつ合理的に判断ができます。

3.コンサルタントは目標達成が使命である

⇒コスト削減の達成というミッションに対して雇われたコンサルタントは、その目標達成が使命ですので、プロとして非常に大きな力を発揮します。

4.コンサルタントは経営数字に強い
⇒企業が存続・成長していくための財務会計はどのようにあるべきか。コンサルタントは経営者が見逃してしまうような経営数字に切り込んで、あるべき方向へと導くことができます。

5.コンサルタントは結局は安上がりになる
⇒自社だけの力でやろうとして、いたずらに時間を費やして、中途半端に終わるよりも、プロに頼んでスピーディーに効果を上げた方が、結局は安上がりになりますし、コンサルタント費用も先々のコスト削減効果から捻出していくことができます。


■環境激変期における守りの重要性

今年2014年は消費税アップの反動による消費減が見られるものの、企業全体の景況感としては、今のところ堅調に推移していると感じられます。

弊社にも、新規事業などに取り組みたい企業様からのご相談などもいただいていますので、事業が好調なところも多いのではないかと思います。

ぜひこのタイミングで、コスト(とくに固定費)の削減プロジェクトに取り組んでみてはいかがでしょうか。
どうしてもコスト削減といえば、正直なところ、後ろ向きのイメージもあるようです。

しかし実際には、コスト削減が達成されて、損益分岐点が下がれば、リスクへの許容度が高まるだけでなく、好調時の収益はさらに大きくなりますし、攻めに転じる際の資金が確保できるようになります。

実際には、守りこそ、攻めに転じるためのカギだと言えるでしょう。

企業規模によって目標値は変わると思いますが、わずか月20万円のコスト削減効果でも、年間240万円、5年間で1200万円もの差が出てきます。月50万円の削減なら年間600万円、5年間で3000万円。攻める投資の原資として、中小企業にとっては決して小さな額ではないと思います。

どのようなコンサルタントが適任なのかは、ぜひ当社までいちどご相談ください。お役にたてるように、大勢のプロの中からベストな人選を行います!



■関連情報

コンサルジェントが書籍で紹介されました!

『起業家を続々と輩出するリクルート式仕事術』
著者:荒井 裕之 出版社:ぱる出版(2005/12発行)

過去にコンサルタントに関するコラムを寄稿しています。よろしかったらこちらもご覧下さい。

「失敗しないコンサルタント利用の秘訣」@IT 情報マネジメント
「コンサルタント業を目指すには」All about Japan フリーランス


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株式会社コンサルジェント/「経営堂」運営会社    代表取締役 樋笠 耕治
株式会社コンサルジェント 代表取締役 樋笠耕治
1966年大阪府生まれ。大阪外国語大学卒。株式会社リクルート、コンサルティング会社勤務を経て、有限会社コンサルジェントを設立(2004年に株式会社へ変更)。趣味は下町散策、アジア旅行。お勧めのコンサルタントは「一芸に秀でた変人?タイプ」。



メッセージ:「中小企業でも、大企業でも、コンサルタントを普通に活用できるような環境をつくっていく一助になればと思っています。聞くのもタダ、紹介もタダ、ですのでお気軽にどうぞ!無理な導入はお勧めできません。十分納得された上で、ご活用下さい」





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