※実際に経営コンサルタントを導入した企業様の声をインタビュー形式でお届けします。
コンサルタントってどうなの?成果あるの?…とお考えの方、是非参考になさって下さい。 |
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●コンサルタントを導入しようと思ったきっかけは? |
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3年前父親から社長交代しましたが、会社全体の仕事のやり方は、長年の習慣で「変わることに対し閉鎖的」な雰囲気になっていました。
当社はそれまで外部コンサルタントにお願いした経験はなかったのですが、従来からの仕事の仕組みを見直しして、会社全体が、レベルアップするように改革したい。という気持ちで外部コンサルタントをお願いすることにしました。
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●これまでどのような分野でコンサルタントを活用しましたか? |
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経営戦略の構築、ISO9001の取得、工場改善「リードタイム短縮」などです。
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●費用対効果はいかがでしょうか? |
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ISOの取得などは成果がはっきりわかるのですが、経営戦略や、工場改善などは、日々めまぐるしく仕事の内容も変わるので定量的に測定は難しいです。
しかし、コンサルの先生から得たスキルは、私を含め全社員のレベルアップになり、生産現場の工場では、先生から教わった改善されたやり方、手法が定着しておりますので、コスト換算すれば十分に費用対効果はあったと思います。
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●コンサルタントを使って一番良かった点は? |
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一般の講演会の受講と違って、当社独自の問題点を当社のレベルや当社の社風に合った解決方法を提案してくれたことです。また経営者の立場では社員にストレートすぎて言いにくいことも、客観的な専門家の立場で話をして頂きました。
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●コンサルタントを使って、後悔したことは? |
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実際の経験の中で考えると、経営全般をオープンにする中で社風に合う、合わない(無駄になったり逆にマイナスになる)などリスクもあると思います。
当社の場合、たまたま良い先生で、上手くいったと思いますが、コンサルタントも社員を選ぶ以上にしっかり選択することが大切と考えます。
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●コンサルタントを上手に使うポイントをアドバイスして下さい |
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定量的な目標、期間をはっきり定めてスタートすることと、コンサルタントが目標を実現するスキルを持っていることを見極めることが大切と思います。
さらに実際に改善等の作業を実行するのは社員なので、社内体制としてはしっかり時間が作れる環境を準備してから取り組むと成果が出やすいと思います。
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●お忙しい中、ありがとうございました!
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《企業プロフィール》 |
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株式会社 勝原製作所
http://www.katsuhara.co.jp/
代表取締役社長 勝原 章氏
昭和8年、鳥取市にて創業。金属プレス、金型設計・制作、レーザ加工、板金加工、表札インテリア商品製造販売、アクセサリー総合卸を行う。社長就任は平成14年。ISO9001の認定取得、表札のインターネット販売、自社オリジナルのステンレスグッズ(キッチン用品など)の千趣会への卸販売をはじめ、新しい分野を次々と開拓し、第二の創業として会社のイノベーションと若手人材の育成に取り組んでいる。
【表札.コム】 http://www.hyousatu.com/
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《勝原社長よりひとことPR》 |
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当社は、金属プレス加工、レーザ板金加工の物作りをメインとする会社です。近年、ISOの取得など管理技術を高め品質管理体制を構築することや、若手社員の固有技術の底上げを重要課題とし日々チャレンジ精神で頑張っています。
また、商品開発や新分野の開拓も積極的に行っています。企画、開発した商品を社内で製造、販売することでハード、ソフトともに優れた製造メーカーを目指し、ますます社会に貢献出来る会社になりたいと思います。
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《まとめ:担当者より》 |
勝原社長とは、もう3年来のお付き合いですが、会社を変えていこうという決意と行動力には頭が下がる思いです。初めてお会いした時には、ちょうど不況下の過渡期にあり、既存事業の落ち込みが顕著になっている厳しい時期でした。
それを支えながら、同時に新しい事業の芽を植えていこうと、中期的な展望をもってネット販売や自社商品づくりに取り組んで来られました。あれから、会社の雰囲気も、業績も、見事に変わったと思います。
コンサルタントはどれほど頑張っても脇役にすぎません。ビジョンをもって進んでいく経営者の意思や行動があってこそ、コンサルタントの役割が何倍にも生きてくると感じます。(ひがさ)
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