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◇◆◇ 経営革新!50人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第013号【02/05/22】 ◇◆
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<今週のコンテンツ>
1.『生産革新におけるリードタイム短縮の進め方』 北村 和一
2.「製造業を対象とした経営革新セミナー」in滋賀・草津
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<今週のコンサルタント>
北村 和一(きたむら かずひと)
北村技術士事務所 所長
大手電機メーカーにおいて、設計、物流、IE、生産管理、購買管理
の要職を歴任。20数年に及ぶ実務経験をもとに、企業ニーズにマッ
チしたコンサルティングを展開している実践派。大手経営コンサル
ティングファーム時代を含めコンサルタント歴は、15年になる。特に、
調達・購買・生産・物流の実務に精通しており、最新の知識と事例
がふんだんに盛り込まれたセミナーは実践的であり、分かり易いと
評判が高い。また台湾のメーカーなど海外指導実績も豊富。技術
士(経営工学部門)・中小企業診断士・全日本能率連盟認定シニア
マネジメントコンサルタント・全日本能率連盟研究員
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<今週のテーマ>
『生産革新におけるリードタイム短縮の進め方』
■管理とは、ある基準値(標準値・目標値)と実績値を比較しなが
ら、差異が発生しないように実行することであり、発生した場合に
は、発生要因を排除することを言います。生産管理においては、Q、
C、D、で代表される「品質」「原価」「納期」が管理項目となり、この
3つの項目がバランス良く高水準に管理されていなければなりま
せん。
■工場や事業所によく「安全第一」や「品質第一」の看板を見かけ
ます。ある場合には、この2つが仲良く並んで表示されていること
もあります。「第一」が2つもあって、少々滑稽な感じもしますが、こ
こでは議論は致しません。Q、C、Dの3つについては、どれが一番
大事と議論するものでもないと考えます。
■Q、C、Dのそれぞれ管理水準の高さを長さに置き換えた各辺Q・
C・Dの三角形の面積の大きさが生産管理力であり、メーカーとして
の競争力と考えては如何でしょうか。
■国際化・情報化・高齢化・少子化・空洞化・枯渇化等と〇〇化・
△△化が目白押しですがこれらの「化」は他律的であり、これらの
「化」の総和が経営環境の変化であります。
「革新」とは、「改善」ではなく発想の転換が必要であります。
上述のQ・C・Dの内で、何が「重要課題」かの議論ではなく、何を
「優先課題」にするかと考えて見たい。
海外の生産拠点との競争力の発揮と言う観点などからすれば、D
を「優先課題」として「差別化」を図るのが、得策と考えられます。
納期短縮の要請が厳しい、小ロットの仕事が多い・・・と嘆くよりも、
従来とは違った発想の転換が必要ではないでしょうか。「短納期歓
迎」・「少ロット歓迎」。
■生産管理の「目的」(OUT−PUT)は、Q・C・Dの管理水準の向上
にあります。それに必要な「手段」(IN−PUT)は、Man,Machine,
Material(3M)であります。
■革新的生産管理とは、従来の「作業者」や「機械設備」の稼働率
や効率の向上とは、異なった「被加工物(Material)」の稼働率や
効率の向上を優先的に取う扱う方法です。
■そしてリードタイムの長短は、生産管理の考え方・進め方及び生
産方法のメカニズムによって左右されます。
○リードタイムと在庫数量(材料在庫・仕掛品・製品在庫)は、比
例関係にあります。
○リードタイムは、1/2、1/4、1/8 へと 短縮し得ます。
○在庫数量の多少と欠品発生の有無には、因果関係はありません。
■ここに、述べた事柄を実感としてご理解頂ければ、もう実践出来
ます。「より多く作る」のではなく、「より速く」作ることの実践であり
ます。
<私のお薦めビジネス書>
『ストックレス生産』
監修者:福田龍二 木村幸信
編者:関西経営システム協会「IE応用研究会」
工場には、2つの立場があるので管理の目的も異なる。(1)「工程」
:材料から製品になる迄の過程(物の流れ)に対しては短い期間で
作る。(2)「作業」:人や機械が品物に働きかける過程に対しては
単位時間に多く作る。これらを分かりやすく解説している良著です。
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★★編集後記★★
北村氏は生粋の生産コンサルタントで、ムダな動きが我慢できない
性質(?)のようです。いちどメーカーさんの工場改善にお伺いし
た際にも、作業者の動作を逐一立ち止まって、動きはこう、機械は
こう、作業道具はこう、とわずか1時間で山のように指摘していた
姿が印象的でした。製造業では、建材、建機、工作機械、スポーツ
用品、給食など、リードタイム短縮を達成した実績も豊富です。
(ひがさ)
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★★生産革新セミナーのお知らせ★★in滋賀・草津
京都・滋賀近郊のメーカー経営者・マネージャー必見!
「製造業を対象とした経営革新セミナー」in滋賀・草津
4月に大阪で実施しましたが好評につき、滋賀にて開催いたします。
今回執筆の北村氏が同テーマで講演します!
【日時】6月11日(火)第1部13:15〜15:00 第2部15:15〜17:00
【テーマ】
「儲かった」時代から「儲ける」時代への対応を急げ!
第1部 儲ける企業に変身する生産革新プログラム
講師 山中 宏(経営・教育研究所 所長)
(1)今、製造業が直面している問題点
(2)売上が減っても儲けるマネジメントシステムとは
(3)TOC(制約条件の理論)と金を儲ける仕組み
(4)生産革新の基本的な考え方・進め方 など
第2部 在庫低減とリードタイム短縮の具体的な進め方
講師 北村 和一(北村技術士事務所 所長)
(1)革新的生産管理の考え方・進め方
・経営環境変化の着眼点、機能革新の重要ポイント
(2)リードタイム短縮の立案と実践的進め方
・企業体質強化は在庫削減・リードタイム短縮から
【場所】ウィングパレスくさつ(草津市立勤労福祉センター)
JR草津駅西出口を西へ徒歩2分
【会費】3000円(1部、2部、1‐2部両方参加とも同じ)
【お申し込み】 http://www.consulgent.co.jp/form03.htm
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