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◇◆◇　経営革新！５０人のコンサルが語る事業成功の秘訣　　　　◇
◆◇　　　　　　　　　　　　　第０２８号【02/09/04】　　　　　　　　　　◇◆
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＜今週のコンテンツ＞
　
１．『Ｍ＆Ａ アラカルト』　安達　勝太郎

２．新規事業＆ビジネスモデルセミナーin大阪、開催日迫る！

３．5000部突破記念プレゼント・当選者発表！

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＜今週のコンサルタント＞

安達　勝太郎（あだち　かつたろう）
ビジネスサポートサービスオフイス 代表

１９１９年生まれ。旧制中卒後日商（株）に入社、繊維原料の輸入
担当戦中は兵役に服す。戦後、米国。中近東・アフリカに駐在、帰
国後同社の関係会社の指導に携わり、定年退職後、中小企業診断士、
全日本能率連盟認定国際経営コンサルタントの資格を取得、産開発
の公的診断などに参画、中小企業受験コースの講師を５年程経験の
後、在日外資系企業の経営顧問として経営全般の改善指導を担当す
る。執筆活動は大阪府工業協会の機関紙にグローバルマネジメント
を考えるを主たるテーマーとして約二年間連載文を執筆、これを含
め３０数編の著作。

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＜今週のテーマ＞


『Ｍ＆Ａ アラカルト』


■近年国境を越えて行われているＭ＆Ａは世界の直接投資の約８割、
先進国では約９割と海外直接投資の主流になっており、また、こう
した国境を越えたＭ＆Ａは先進国ではサービス業の規制緩和・自由
化を背景とした産業再編により、また途上国では国営企業の民営化
・外貨導入により活発化しており、業種も電力・ガス・銀行・金融・
石油・天然ガス等の基幹産業に及んでいる。


■大阪府工業協会が編集している「商工振興」９８年５月号から９
月号に企業買収・合併戦略として、Ｍ＆Ａの世界的なマクロの動き
から、個々の企業の買収手続き、税務に至るまで詳細に記述してあ
るので興味ある方は連絡いただければコピーお送りいたします。出
来るだけ平易に書いておりますが、量はかなりあります（実費ご負
担願います）


１．日本のＭ＆Ａに対する考え方は残念ながら余り芳しくない。買収
と云えば会社の乗っ取り、売却については経営の失敗という暗いイ
メージがつきまとっている。

ところが明治維新以来の日本産業の発展は国家主導による殖産政
策と、その目的達成のための財閥系列に支えられてきたことは歴史
の示すところである。

財閥は石炭・鉱山・紡績・電力・鉄鋼などの主要産業を中心に企業
統合を繰り返してきた。戦争中はこれまた軍需物資確保と国民の
生活必需物資の効率的生産・流通を行うため、これまた数多くの企
業統合を繰り返してきた。


２．現在、バブル崩壊後の閉塞感を打破するためには、大胆な構造改
革が必要である。経済活動のボーダレス化、メガコンペテイション化が
進展するなか、産業空洞化（失業者の増大や国際競争力の低下）を
招かないよう、我が国企業は大きな変革を求められている。

既にバブル崩壊で最も影響が大きいと目される金融機関では、行政
や業界の主導により大型合併が既にスタートしている。


３．日本企業のＭ＆Ａの障害となっている要点を整理すると、

１）企業が売却を拒む。　企業ビヘビア
　 Ｍ＆Ａに対するマイナスイメージ　外国アレルギー
　職の喪失等

２）売買価格が高い

　我が国では不動産価格を含めるため、買収価格が高くなる。
　外国企業としては土地建物の自家所有は全く必要がなく、不
　動産価格やゴルフ場会員権を含めた総資産価格に基づいて算
　出された買収価格は極めて理不尽な物としてしか理解できない。

　これ以外、不良資産の減価等は税務上出来ないことが多いた
　め、過大評価に基づく総資本利益率は信頼性に乏しい。

３）株式持ち合い

　経営上必要としない株式を多く保有し、昨今の様な株式市場
　不振の時多額の含み損失を持つが、相互に株式を持つため、
　思い切った資産内容の改善が出来ない。

４）対象企業の情報不足

５）Ｍ＆Ａアドバイザーの問題　

６）税務の問題等の改善が急がれる。


４．一方、海外では、Ｍ＆Ａに関連する規制緩和は欧米でも行われて
おり、これにより、９０年後半には国境を越え、１００億ドルにも達する
大型企業のＭ＆Ａが行われている。

しかも買収される企業には電力・金融・通信・石油・天然ガスといった
国家安全保障上首を傾げたくなる基幹産業も含まれている。これらは
官主導ではな く、あくまでも個別企業の経営戦略に基づいて居る。


５．Ｍ＆Ａは企業合併・営業譲渡・株式取得等の形で行われる経済活
動の一つであり、如何に優れた技術開発に成功しても、技術屋が更
地から企業を立ち上げるのに比較して、Ｍ＆Ａは既存の経営資源を
有 効に活用出来るなど有利な点が多い。

日本では残念ながら経営不振の企業を対象とする救済型Ｍ＆Ａがほ
とんどであるが、最近日産自動車の事例に見られるとおり、戦略的
なリストラを成長戦略に活用する機運は徐々に広がりつつある。

商工振興９８年５月号にフィリップ・モリス社が相次ぐ大型買収 に成
功し、たばこ事業からスイスのネッスル社、オランダのユニリーバ社
を上回る食品・飲料部門を持つ大企業に転進した事例を紹介した。



＜私のお薦めビジネス書＞

『ＨＡＲＶＡＲＤ　ＢＵＳＩＮＥＳＳ　ＲＥＶＩＥＷ』
出版社：ダイヤモンド社

月刊誌ですが、新しいアメリカの権威ある経営学の緒説が生のママ
読むことが出来ます。定価２，０００円、定期購読する場合は可成
り割引されます。Ａ３で約２００頁あり、毎月配達されると追っか
けられる気がします。読み切れません。


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★★編集後記★★

安達先生は大先輩にあたる方で、私の事業についても、時々メール
などでアドバイスを頂いています。昨日は弊社が出展中の「ベンチ
ャーエキスポ2002」の会場ブースにも足を運んで頂いたのですが、
席を外しておりお会いできなかったのが残念でしたが･･･。（ひがさ）

→大阪国際会議場（中之島）で本日16：00まで開催中です。ベンチ
ャー企業の講演などイベント多数です。ぜひお越しください(^_^)/
http://www.nikkei.co.jp/events/ventya/


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★★新規事業＆ビジネスモデルセミナーin大阪、開催日迫る！★★

＜日時＞
2002年9月13日（金）1部：13：20〜14：50
　　　　　　　　　 2部：15：05〜16：35　　16：50終了
＜会場＞
日刊工業新聞社ビル（大阪・天満橋）　10階セミナー会場にて

＜テーマ＞
■第1部　『 不況期における新規事業の成功戦略！ 』
　　 −新規事業の組み立て方と戦略のツボ−

講師：鈴木　進介　（すずき　しんすけ）
　　　有限会社エフティーシー　代表取締役

　　　 京都産業大学経営学部卒業後、大手コンピュータ会社や商社
　　　 で営業、 マーケティング活動に従事し、平成12年に（有）
　　　 エフティーシー設立。 パソコン教室の経営、中小企業に対
　　　 するＩＴコンサルティング、起業支援に 従事し、その後は
　　　 中小企業の多角化、営業支援、社内ベンチャー支援など実業
　　　 からコンサルタントへ転身。現在は「新規事業プロデューサ
　　　 ー」として 主に新規事業や営業戦略のコンサルティングを
　　　 実施中。著書『不揃いの起業家たち』やリクルート社『アン
　　　 トレ』誌などにも掲載された。
　　　 コラム　http://www.consulgent.co.jp/mag020710.htm

■第2部 『フランチャイズに学ぶビジネスモデル構築のポイント』
　　　 講師：高松　朗　（たかまつ　あきら）
　　 　有限会社ルパン　代表取締役　中小企業診断士

　　　 1980年関西学院大学卒業。英国系商社を経て、日本ＬＣＡ入社。
　　　 経営、営業、研修関係のコンサルティングを中心に、ＦＣビジ
　　　 ネス部門の責任者を担当。1988年同社コンサルタント・オブ・
　　　 ザ・イヤー受賞。 同社東京支社ＦＣビジネス・チーフ・コンサ
　　　 ルタントを最後に円満退社。 1991年経営コンサルタントとして
　　　 独立開業。上場企業 含む30社以上 実績有。コンサルタントの
　　　 傍ら、自ら洋菓子関連の店舗を経営し、将来のＦＣ化に向けた
　　　 新業態開発にチャレンジ中。
　　　 コラム　http://www.consulgent.co.jp/mag020529.htm

＜定員＞
24名（先着順。定員になり次第、締め切ります）

＜お申し込み・詳細＞
http://www.consulgent.co.jp/form020913.htm

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★★プレゼント当選者発表！！★★

5000部突破記念プレゼントに多数のご応募、誠にありがとうござい
ました<(_ _)>。以下にご当選者の発表をさせて頂きます。

●１等・・・『コンサルタント著書＆ビジネス本セット』
　 松崎さま（クレジットカード会社　総合企画部　東京都）　

●２等・・・「図書カード」けっこう買える10,000円分
　 Ｓ氏さま（化粧品製造販売　経営企画室　三重県）

●３等・・・「図書カード」数冊は買えるかな3,000円分
　 松田祐樹さま（Life+ 代表取締役　新潟県
　　　　　　　　　　　　　　 http://www.life-plus.com）
　 のりまきさま（情報処理サービス　埼玉県）
　 たまごさま（教育サービス　京都府）

●納涼賞・・「蓬莱アイスキャンデー20本詰め合わせ」
　 ネコ大好きさま（卸売業　山梨県）
　 大金和人さま（株式会社ケント　代表取締役　栃木県）
　 中上さま（建設業　大阪府）

※残念ながら当選しなかった皆様、m(__)m　ゴメンナサイ！
※多数頂いたメルマガへのご意見は改めて発表させて頂きます。

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《株式会社コンサルジェント》　http://www.consulgent.co.jp
◆経営コンサルタント探しの『経営堂』 http://www.keieido.net
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