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◇◆◇ 経営革新!50人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第030号【02/09/18】 ◇◆
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<今週のコンテンツ>
1.『人を雇う、育てる〜社長との最近の会話から〜』 桑野 真浩
2.「ホームページを活用した、法人顧客獲得セミナー」in東京、開催!
3.退職金・賃金セミナーのお知らせin大阪
4.今週のおすすめメルマガ【一問一答!!人事・労務の基礎知識】
5.今週のおすすめメルマガ:その2
【とある零細税理士事務所のホームページ顧客獲得奮戦記】
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<今週のコンサルタント>
桑野 真浩(くわのまさひろ)
大阪社労士事務所 代表
1963年生まれ。防衛庁職員、農林水産省職員を経て、特許事務
所在職中に社会保険労務士試験合格。平成7年8月、社会保険労務
士事務所を開設。業種・規模を問わず、地味な書類作成代行業務か
ら面接採用業務を含む人事労務アウトソーシング受託、人事賃金コ
ンサルティングまで手がける。年金、雇用関係助成金については、
セミナー講師実績多数。日本人事総研会員。
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<今週のテーマ>
『人を雇う、育てる〜社長との最近の会話から〜』
■ある会社の社長から、次のような相談を受けました。「営業部門
を強化するために、人脈を持っている人材を従業員として雇いたい」
社長の希望に添うようアドバイスを行いました。
その後、採用された従業員を見てビックリ。30歳前後の若者で、営
業経験はあるものの人脈の有無となると首を傾げざるを得ませんで
した。
■2週間後、その30歳前後の従業員は退職していました。社長自身、
解雇を申し渡そうとしたが自分から辞めていったとのこと。
「うちは即戦力として期待していたが、成果が出なかった。まあ、試
用期間中でよかったよ」よく聞くと、8千円の日給で雇い、3カ月後に
改めて給与を決めると話していたらしい。
■即戦力として人材を採用するのであれば、ある程度の給与額が必
要です。が、現実はできるだけ低い給与額で人材を探します。
上記の会社に限らず、中小企業であればそう言う傾向があることは
否定できません。しかし、この経済情勢、高失業率の下にあっても
「人財」が低い給与で見つかると思わない方がまともな考え方です。
■即戦力を採用できない、つまりある程度以上の給与額を支払えな
い(支払いたくない?)企業なら、戦力となるよう教育すべきです。
ただし、教育・育成には時間と費用が必要です。
「待つこと」「待てること」も人材育成の大きなポイントとなります。
2週間やそこらで成果が出るはずもありません。
■別の社長からは、「私の会社も成果主義賃金に変更したい。つい
ては打ち合わせを」訪問し、よくよく話を伺うと社長の考えている
賃金制度は「歩合給」だったのです。
歩合給は保険のセールスマン、タクシー運転手には適合しますが、
それ以外の企業・業種には合いにくいものです。
他の業種、例えば理美容業界でも歩合給を採用しているのを知って
いますが、退職時に必ず「自分のお客さん」を転職先に連れて行っ
てしまいます。本当は、「お店のお客さん」なのに・・・。
■ゴーイングコンサーンでなくとも5年10年という時間で考える
ならば、高率の歩合給だけで従業員を確保するのではなく、別の手
段で優秀な人材をつなぎ止めておくことが必要です。
「社内の風通しの良さ」「働き易さ」「商品・サービスの優位性」「やる
気の出る処遇・賃金制度」「教育・研修制度の充実」そして「退職金
制度の有無」も方策です。
■ところで、退職金制度については、退職給与引当金の廃止が決ま
り、中小企業であれば10年で償却しなければなりませんが、社内積
立だけで退職金を賄おうとしていた会社にとっては、今後重い負担
となることは明白です。
「会社に反抗して辞めた者にも退職金が出る」「いざというとき事業
資金に使えないじゃないか」と言っていた経営者の皆さんは、これ
からどうするのでしょうか。私は退職金の公的準備制度である中退
共や特退共をお薦めしておりました。
■中小企業にとって退職金は本来「お疲れさん」という意味合いの
お金ですが、優秀な人材の引き留め策の1つであると共に、希望退
職をスムーズに進めるツールの1つでもあります。
そのため、単純に廃止してしまってはいつか後悔することになります。
退職金制度は利用次第では人材育成・労務管理の隠れた柱にでき
るからです。
■「企業は人なり」と言われますが、経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)
のうち、ヒトが一番軽く扱われている印象を常々受けています。上記
のケースは、どれも大がかりな人事労務システムを導入しなくとも解
決する問題ばかりです。
採用や人材育成は経営者の考え方が強く出ますが、その企業にとっ
てよりよい方向にアドバイスできるのが経営コンサルタントだと思いま
す。
もちろん「経営方針・経営理念・社是・経営者の頭の中にある考え」
に沿ってのうえです。
<私のお薦めビジネス書>
『ゼミナール 経営学入門』
著者:伊丹敬之・加護野忠男 出版社:日本経済新聞社
ベテランの経営者から、全くの新人ビジネスマンまで読んでいただ
ける教科書的な本です。ハウツー本では分からない経営全般を知る
ことができます。知識の確認、再認識に一度いかがでしょうか。
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★★編集後記★★
今週執筆の桑野氏は大阪で社労士さんをネットワークしている事務
所の代表であり、今回は無料セミナーのご案内を頂戴しました↓
今週は、東京(IT活用)・大阪(退職金・賃金)のセミナー告知
がありますので、ぜひご覧下さい。(ひがさ)
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★★IT活用実践セミナーのお知らせin東京★★
【テーマ】「悪いHP、良いHP、その差を分ける7原則」
〜 経営者に贈る、ホームページ活用の勘所 〜
【日時】2002年10月7日(月)13:15〜17:00
【会場】青山SIビル6階 会議室(東京都渋谷区渋谷1−1−11)
http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~kaigi/goannaizu.htm
【内容】
・経営者がHPをどう商売に活かすか
・教科書的な知識ではなく弊社の苦労をもとに現場のノウハウを
提供
・HPへの集客の仕組み
・HPアクセス者を成約に導く仕組み
【講師】
吉本 俊宏(中小企業IT振興会 代表)
一橋大学商学部卒業。株)三和銀行(現UFJ銀行)入社後、約10年に
わたり社内基幹システムの企画、設計、開発を担当。
その後、株)野村総合研究所に転職し、上級システムコンサルタ
ントとして、数多くの国内大企業のITコンサルティングを担当。
野村総研時代に「アイワイバンク銀行」の設立を企画推進し、平
成13年より同社に出向。インターネット戦略の企画立案とネット
バンキングシステム構築を担当。
インターネットを活用した中小企業のIT化支援を目指し、本年
1月、中小企業IT振興会を設立し、同社代表に就任。
◎参考コラム:http://www.consulgent.co.jp/mag020717.htm
【参加料】
10,000円(税込)
【お申し込み】
主催:コンサルジェント:下記の専用フォームよりお申し込み下さい。
http://www.consulgent.co.jp/form021007.htm
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★★退職金・賃金セミナーのお知らせin大阪★★
<無料講演会その1>
【テーマ】「本気で変える!つくる!退職金制度」
− 中小企業のための退職金セミナー −
【日時】平成14年10月8日(火)14:00〜16:30
【会場】大阪国際会議場(グランキューブ大阪)1202号室
【内容】1 退職金の現状
2 今トレンドの退職金制度
3 これから退職金制度はどうすべきか
【講師】松嶋 壯太
【参加料】無料、ただし事前予約が必要です
【対象者】企業の経営者、総務人事経理責任者
(経営コンサルタント・同業者は、お断りすることがあります)
【定員】100名(満席になり次第締め切ります)
【お申込み・お問い合せ】下記をご覧下さい。
<無料講演会その2>
【テーマ】「企業経営に活かす攻めの賃金」
− 伸びる会社は賃金がちがう! −
【日時】平成14年11月19日(火)14:00〜16:30
【会場】大阪国際会議場(グランキューブ大阪)1202号室
【内容】1 今トレンドの賃金制度
2 中小企業にもできる賃金改革・導入の方法
・シンプルでわかりやすい制度作りのポイント
3 成果主義=人材育成=業績アップ
・社員のヤル気を高める「しかけ」
4 企業経営に活かす賃金改革
・経営計画にリンクした戦略的人事・賃金制度
【講師】浜西 豊実(人事コンサルタント)
【参加料】無料、ただし事前予約が必要です
【対象者】企業の経営者、総務人事経理責任者 (経営コンサルタント・同業者は、お断りすることがあります)
【定員】100名(満席になり次第締め切ります)
【お申込み・お問い合せ】主催:賃金・人事改革委員会
お申込み先:seminar@osaka-sr.jp
「セミナー名『賃金セミナー』または『退職金セミナー』、貴社
名(ふりがな)、お名前(ふりがな)、事業所所在地、役職名、
電話番号、FAX番号、メールアドレス」記入のうえお送りくだ
さい。到着後、参加証をお送りします。
ホームページ:http://www.osaka-sr.jp/hanasi.htm
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★★おすすめメルマガのコーナー★★
(その1)
企業の人事担当者および管理職は必読!!
【一問一答!!人事・労務の基礎知識】
人事担当者のみならず、現場の責任者や管理職として知っておくべ
き人事・労務の基礎知識を、一問一答形式でお届けします。楽しみ
ながら自然に理解が深まります。登録はこちら↓
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Christie/1405/
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(その2)
【とある零細税理士事務所のホームページ顧客獲得奮戦記】
http://www.mag2.com/m/0000090143.htm (まぐまぐメルマガ)
中小企業の代表選手、税理士事務所。パソコン苦手な中年税理士が、
コネが全ての業界で、ホームページによる新規顧客獲得が可能か。
零細税理士事務所の汗と涙のHP奮戦記を3ヶ月に渡ってリアルタ
イムでご報告。
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