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◇◆◇ 経営革新!50人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第037号【02/11/06】 ◇◆
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<今週のコンテンツ>
1.『人事管理の実際:採用〜賃金管理〜人財育成』 吉本 俊樹
2.今週のコンサルタントのおすすめセミナー
「どうする?どう変える?退職金制度」
3.おすすめ無料セミナー「企業経営に活かす攻めの賃金」
4.英国マネジメントスクール留学体験記<第3回>
5.今週のおすすめサイト【株式会社エルゴスコープ】
6.今週のコンサルタントおすすめマガジン【企業家精神】
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<今週のコンサルタント>
吉本 俊樹(よしもと としき)
有限会社 ミッション代表取締役
社会保険労務士・経営コンサルタント
1958年生まれ 生命保険会社を経て、1996年吉本社会労務士事務所
開設。その後1999年に(有)ミッション、2001年には(有)ボルグ
創業。人事・労務の実際を経営の視点からわかりやすく解説するセ
ミナーは人気がある。
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<今週のテーマ>
『人事管理の実際:採用〜賃金管理〜人財育成』
(1)賃金額がボタンの掛け違いのモト!
■採用活動は営業と同じ。従業員は最初のお客様だ、と思ってほし
い。しかし、時間給・日給及び基本給は、同業種の相場より少し低
めでもいい。
■正しくは月間売上予測や粗利益・人時生産性等から支払可能総額
人件費を割り出し、各人の賃金を勤務年数や実績・能力に応じて設
定すべきだが、これが面倒なのだ。
で、大抵の経営者は、求人の時に少しでも採用しやすいように相場
かそれより多めに賃金を設定する。
しかし、売上予測の誤りや、従業員の能力不足(本当は育成能力の
問題!)により、経営者は採用後に賃金について後悔する。
で、サービス残業・休日出勤の強要や割増賃金のカットを図らずも
してしまう。
■自社の賃金を少ないと思っている経営者がいないのと同じように、
自社の賃金を多いと思っている従業員もいない。これでは、最初か
ら労働条件のボタンの掛け違いが生じ、経営は悪い循環を起こして
しまう。
■時間単価は低くても、働いた時間分はキチンと支払う、割増賃金
も労働基準法というルール通り支払うことが、人件費を変動費化す
るということだ。ここからしか経営者と従業員の信頼関係は生まれ
ない。顧客満足を口にするなら、まず従業員との最低の信頼関係を
築くべきだ。
(2)面接時でしっかり相手を見抜く
■面接ではできるだけ応募者に話をさせ、しっかり相手を見抜くこ
と、自社と仕事内容をわかりやすく説明し、応募者に質問する機会
を与えることが基本だ。
ただこれだけでは不足で、面接は経営者のトップセールスと思って
臨んでほしい。相手が学生でも同じだ。自らの経営理念や経営目標
について、熱く魅力的に短時間でプレゼンテーションできるかが重
要だ。
■就業規則は、たとえ従業員が10名未満であっても作成しておく
べきだ。ルール(労働基準法)による管理で、会社が倒産すること
はない。ルールによる最低限の管理は、人間の性善説に基づいて、
従業員の可能性を信じて、従業員の意欲を引き出して任せていくシ
ステムをつくり組織を活性化させる第一歩だ。
(3)試用期間で教育する選別する!
■素人従業員を即戦力化するシステムは、通常受入れ体制の充実、
マニュアルの整備、現場での適切な指導と言われている。
■受入れ体制として、まずはオリエンテーションを実施する。会社
の特徴や現在の従業員、パート・アルバイトの現状、仕事の内容な
どを丁寧に説明する。
マニュアルは、使いやすくて、分かりやすくて、教えやすければ、
何も立派な冊子になっていなくてもいい。必要に迫られ、間に合わ
せで作ったため簡素化されたもので、十分だ。
■理想を言えば、すべての仕事を洗い出し、個々の従業員の担当す
る業務を明確にし、わかりやすい標準フォームを設計し、会社とし
て、仕事の正しい進め方・基準等を統一することだ。
特に試用期間中は、現場で基本を覚えさせるために、具体的に指導
する。できるだけ声をかけ、少しでも良い点があれば、ほめる。報
告・連絡・相談を徹底し、担当者はキチンと対応する。
(4)自立型人財育成システム
■都市への一点集中、少子高齢化が進み、人と心のふれあいが次第
に希薄になっている。マニュアル化された画一的なサービスでは、
心の渇きはいやせない。
■顧客満足から顧客感動へ
たとえばお寿司屋の職人のように、お客様を出迎え、おしゃべりを
楽しみ、新鮮な商品を紹介する。時には、調理法を提案する。お客
様の家族構成、好みを把握し今晩のおかずの相談にも乗ってくれる。
顧客満足という経営目標に向かい、同じ目標を持つが、基本をマス
ターした後の具体的な方策は従業員一人ひとりが自分で考えて実行
できる。自立型人財育成が、生き残る企業の労務管理のポイントと
言えるだろう。
<私のお薦めビジネス書>
『運転資金・事業資金に困ったときは公的資金を活用しなさい』
著者:吉本俊樹 出版社:明日香出版社
国が損してまで貸す公的資金と、返さなくてよいもらいっきりの助
成金を紹介。これらは中小企業の支援、不況・雇用維持対策等の行
政目的を促進するためにあります。これで資金繰りがぐーんとラク
になる。知らないと損をします。
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★★編集後記★★
吉本氏は積極的に全国でセミナー活動を行っている社労士さんです。
眠くなりがちな(?)講義を裏話も交えて面白おかしく、わかり易
い口調で解説してくれます。ヤミツキになるかも?! (にしだ)
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★★今週のコンサルタントのおすすめセミナー★★
「どうする?どう変える?退職金制度」主催:(有)ミッション
退職金制度の改定、企業年金の見直し、賃金リストラの実際につい
て、 解説・提案します
(1)11月 8日(金)午後2時〜午後4時 場所:大阪国際交流センター
(2)11月27日(水)午後6時30分〜午後8時30分 場所:川西商工会館
(3)11月28日(木)午後2時〜午後4時 場所:岸和田産業会館
受講料:1.000円(税込)
お申込みはお電話でお願いします→(有)ミッションTEL06-6947-0120
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★★おすすめ無料セミナー★★
「企業経営に活かす攻めの賃金」− 伸びる会社は賃金がちがう!
【日時】11月19日(火)14:00〜16:30
【会場】大阪国際会議場(グランキューブ大阪)1202室
【定員】100名(満席次第締め切り)
【講師】浜西 豊実(人事コンサルタント・社会保険労務士)
【申込締切】11月12日(火)
【対象者】企業の経営者、総務人事責任者
■お申込み方法■
詳しくはこちらまで。 http://www.osaka-sr.jp/hanasi.htm
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★★特別連載・英国マネジメントスクール留学体験記★★第3回
渡辺 統一郎(わたなべ とういちろう)
1977年生まれ。大学卒業後、イギリスUniversity of Wales,
Cardiff(Cardiff University)で経営学Postgraduate Diploma
を取得。現在、同じくイギリスのReading University でMSc
International Consultancy and Accountingを修学中(2002年
9月、修了)。夏期休暇中にコンサルジェントにて、インターン
シップとして勤務。
第3回 イギリスの大学、留学事情
「大学、院の制度、ランキング、入学基準」
今回はイギリスの大学、大学院の仕組みについてお話したいと思
います。日本の大学とは制度がだいぶ違うので最初は驚きでした
が、それがよかったり悪かったり。でもそれを利用しない手はあ
りません。
■まずは制度から
一番の違いは、イギリスでは大学は3年間、大学院修士(master)
は1年間で卒業できてしまうことでしょう。これはヨーロッパでは
普通らしいのですが、日本やアメリカに比べて一年早く卒業できま
す。大学、大学院とストレートで行った場合、22歳でMasterを持
ってるという人が誕生するわけです。
これはその後のキャリアを考えればかなりのメリットだと思います。
実際、日本の高校を卒業してからイギリスの大学に行こうとすると、
語学やら何やらで、一年間は準備コースに通わないといけないので、
結局は日本と同じことになってしますのですが・・・。しかし、大
学院の場合は日本人でも23歳でMasterが取れるので、これはおい
しいですね。
しかし、これはコースによりけりだと思いますがアメリカに比べる
と、一年で終わる分、内容が詰まっているといわれています。休み
が短かったり、試験勉強と修士論文をいっしょにしなくてはならな
かったりで、鼻血が出る勢いです。まあ、そうおいしい話はないと
いう事でしょうか。
■次は大学のランキングについて
やはり、留学するからには名の通った大学で勉強したいものです。
そこで思いつくのがオックスフォードとケンブリッジですが、何が
なんでもそこってわけにはいきません。イギリスでは学部によって、
大学のレベルが相当変化します。大学の名前で決めるのもいいです
が、しっかり下調べをした方がいいと思います。いろいろな機関が
独自の採点をしていますがタイムズなどがしています。
(http://www.timesonline.co.uk/article/0,,716-289501,00.html)
■次は入学基準について
大学学士への入学基準は良く知りませんが、普通は一年間、大学付
属の準備コースで英語やら、一般教養の勉強をしなくてはいけない
ようです。その期間中に来年に行く大学やらコースやらを先生と相
談して決めるというケースが多いようです。別に準備コースで通っ
ている大学に行かなくてはならないと言うわけではなく、他の大学
に移る人が多いです。
大学院へは、日本の大学である程度の成績を収めている人は、その
年から入学できます(10月から)。大学院へは、私見ですがかな
り簡単に入ることができます。これはイギリス政府の留学生誘致政
策によるところがあるらしいのですが、イギリス経済活性のために、
お金を落としていってくれる留学生はWelcomeなようです。
それに以前にお話したように、英語力か不足していても2〜3ヶ月
間、大学の英語コースに通えば、あまりにひどすぎることが無い限
りは入ってしまいます。あくまで申しこむ大学、生徒自身によりま
すが、私の場合、案外あっさり行ったので拍子抜けでした。
(50%の合格率)
そんな感じで、次回からイギリスでの生活、出来事についてお話し
たいと思います。おたのしみに。
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★★今週のおすすめサイト★★
貴社従業員の意識特性、職場環境への評価を
ローコスト・ハイスピードで調査
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詳細は⇒ http://www.ergoscope.co.jp 株式会社エルゴスコープ
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★★今週のおすすめマガジン★★
■YOSHIMOTO ONEPOINT メールマガジン■
企┃業┃家┃精┃神┃
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総務・人事ご担当者様にご活用いただけるよう、最新のニュースを
コンパクトにとりまとめてお届けしております。
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