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◇◆◇ 経営革新!50人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第045号【03/01/08】 ◇◆
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<今週のコンテンツ>
1.『イノベーション成功のポイント』荒井 裕之
2.「プロジェクトマネジャー養成マガジンセミナー」第2弾!!
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<今週のコンサルタント>
荒井 裕之(あらい ひろゆき)
グラスルーツ・コンサルティング代表
1964年生まれ。地方銀行勤務を経て大手コンサルティング会社
にてベンチャーキャピタル業務に従事する。香港系キャピタルのベ
ンチャーファンドアドバイザーなどを経て2002年グラスルーツ
コンサルティング設立。専門はベンチャー投資(ファンドマネージ
メント)、ベンチャーコンサルティング、FC、新規事業開発など
著書に「エンジェル」宝島社新書
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<今週のテーマ>
『イノベーション成功のポイント』
■イノベーションの必要性
ドラッカーは「会社の基本機能はマーケティングとイノベーション
である」と定義しました。
不況でなかなか売れない今日ほど、販売(マーケティング)と同様
に各企業が力を入れなければならないのは「イノベーション」でし
ょう。
なぜなら、イノベーションに取り組むことが組織を強くし、競争力
を強化することに直結するからです。
■イノベーションに対する誤解
イノベーションを直訳すると「革新もしくは経営革新」というニュ
アンスになると思います。
多くの人はイノベーションという言葉から、画期的な技術革新、天
才的なヒラメキ、新世代を創造するような発明といったイメージを
持っている様です。多くの経営者の方にとってイノベーションとは、
・自分には畑違い
・お金が掛かる
・金儲けには関係のない研究テーマ
といった感覚でおられるのではないしょうか。しかし、現実的にビ
ジネス界で成し遂げられたイノベーションは、こうしたイメージと
まったく違うものであることを理解すべきでしょう。産業史上見ら
れたイノベーションの多くは、
○偶然の成功や失敗
○単純なことの組み合わせ
によって生み出されたことがほとんどなのです。例えば、われわれ
が日常使っている「ポストイット」も、もともとミネソタの3Mと
いう会社が接着剤の用途開発の際に家で子供が使っているのを見て
商品化したものです。
また、ジョンソンアンドジョンソン社の「バンドエイド」も開発者
の妻が料理下手で、軽い切り傷を作っているのを見かねて、作成し
たものが後に商品化されたのです。
これらの商品は決して、高度な学説や理論に基づいたものでなく、
シンプルな組み合わせによって出来たものです。
新聞記事などでとりあげられる大企業が取り組む技術革新的なイノ
ベーションはむしろ一部であり、中小企業でもほんの些細なイノべ
ーションが後に大市場を創造することも十分可能なことを認識すべ
きでしょう。
■イノベーションには種類がある
イノベーションは経営のあらゆるポイントに存在します。一般的に
商品のイノベーションの分野としては、
◎技術のイノベーション
◎価格(コスト)のイノベーション
◎便宜性のイノベーション
◎販売促進のイノベーション
◎販売方法のイノベーション
といったテーマが上げられます。このほかにも、企業内部の面から
見ると、
◇人事のイノベーション
◇財務のイノベーション
などが考えられます。いずれにしても、その企業の提供している製
品・サービスを強化するためのテーマをイノベーションの対象とし
て考えることがポイントです。
■イノベーション成功のポイント
成功しているイノベーションの多くは、小さく始まります。決して大
掛かりなものではありません。積み重ねの中から大きな飛躍をもたら
すケースが多ようです。
野球でいえば、ホームラン狙いなく、単打、単打の積み重ねで点を取
っていくというイメージです。従ってイノベーションには大きな予算
も無駄な人員も必要ありません。
経営のプロセスに組み込むものです。現実に成功している例から見る
と、成功する中小企業のイノベーションは以下のポイントがあるよう
です。
★目的の明確化
あなたの商品にっとっての問題点、課題、望むべき姿を正確に分析
して、どのようなイノベーションに取り組むのかを明らかにします。
★習慣化(積み重ね)ほんのわずかの差
前述の通りイノベーションは決して大掛かりでも、資金をかけるも
のでありません。一日わずか15分でも積み重ねると年間数十時間
となります。習慣化によって組織全体がイノベーションを生み出す
母体となります。
★根気(情熱)
経営者、チームリーダーの根気や情熱が最後にイノベーションを生
み出すエンジンとなります。日々の売上獲得に追われている中小企
業でも、わずかな努力の積み重ねが、競争力強化となるイノベーシ
ョンにつながります。
<私のお薦めビジネス書>
『現代の経営』 著者:PFドラッカー 出版社:ダイヤモンド社
文字通り経営の基本中の基本が、書かれている書籍です。時流にあ
ったトレンドものでなく、企業経営の普遍の原理原則が書かれてい
ます。熟読をお勧めします。私は年に1回は読むようにしています。
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★★編集後記★★
あけましておめでとうございます!
2003年、第1回目のマガジンは、ベンチャー企業・新規事業が
専門の荒井氏に執筆戴きました。非常にエネルギッシュで、見識の
深いコンサルタントです。本メルマガのタイトル「経営革新」にふ
さわしい内容でした。イノベーションをテーマとした著書を3月頃
出版予定との事ですから、楽しみですね・・・!(ひがさ)
では本年もよろしくご購読ください(^-^)ノ~☆
*今月は「プロジェクトマネジメント」の好川氏のセミナーを共同
企画しています。All About Japanというサイトの「ソフトウェア
エンジニアリング」のガイド(案内役)も務めているコンサルタン
トです。PM育成にご関心のある方は、奮ってご参加ください!
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「プロジェクトマネジャー養成マガジンセミナー 第2弾」
in東京、開催決定!!
<日時>
2003年1月29日(水) 第1部 14:00〜16:00
第2部 17:00〜20:00
※第1部、第2部は内容が大部分重複していますので、どちらか
一方を受講されることをお勧めします。
<会場>
東京国際フォーラム(東京・有楽町) G404号 会議室にて
<テーマ>
「行動できるプロジェクトマネージャー」を目指す!
第1部が人材開発担当者向け、第2部がプロジェクトマネージ
ャー向けに構成し、より目的に適した視点から短時間で情報が
得られるようになっています。
<内容>
第1部「行動できる」プロジェクトマネージャー育成のポイント
〜人材開発担当者向け〜
1.企業におけるプロジェクトマネージャーの役割
2.今後求められるプロジェクトマネージャー像
3.◇PMコンピテンシーの現在
◇PMI PMCD
◇経済産業省 ITSS(ITスキルスタンダード)の中
のプロジェクトマネジメント
4.プロジェクトマネジメントOS本舗の提案するPMコンピ
テンシー
5.コンピテンシーを使ったプロジェクトマネジャーの育成と
そのポイント
6.『プロジェクトマネジャー養成塾』のご紹介
<内容>
第2部「行動できる」プロジェクトマネージャーを目指す!
〜プロジェクトマネージャー向け〜
1.プロジェクトマネジメントの最新動向
2.今後求められるプロジェクトマネージャー像
3.◇PMコンピテンシーの現在
◇PMI PMCD
◇経済産業省 ITSS(ITスキルスタンダード)の
中のプロジェクトマネジメント
4.プロジェクトマネジメントOS本舗の提案するPMコン
ピテンシー
5.コンピテンシーの強化をするための方策と自己開発への
取り組み
6.『プロジェクトマネジャー養成塾』のご紹介
<講師> 好川 哲人 (技術経営コンサルタント・技術士)
◎参考コラム バックナンバー34号
「IT時代の企業経営とプロジェクトマネジメント」
http://www.consulgent.co.jp/mag/mag021016.htm
<会費>5、000円(税込)
<定員>第1部・第2部とも、36名
※先着順です。定員に達し次第、締め切ります。
※お申し込み・詳細はこちらよりお願いします
→ http://www.consulgent.co.jp/form030129.htm
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◆◇ 発行元:経営コンサルタントの購買代理エージェント ◆◇
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《株式会社コンサルジェント》 http://www.consulgent.co.jp
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◇研修・セミナー講師探しの『研修堂』http://www.kenshudo.net
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-10-2きめたハウジング6F
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