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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第18号【03/04/18】 ◇◆
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《メニュー》
1.『経営革新のためのプロジェクトチーム編成方法』 西村 健一
2.「新事業進出無料相談」のお知らせ
3.今日のおすすめサイト「有限会社エヌ・コンサルタンツ」
4.連載コラム<粋なオトナが遊ぶ京都・肆の段> 西田 恵
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《今日のテーマ》
『経営革新のためのプロジェクトチーム編成方法』
経営革新のような企業変革を実現する際にはプロジェクトチームを
編成することが多いと思います。
しかし、このプロジェクトチームはしっかりとした計画と考え方の
下に作らないと、チーム自体が革新の最大の障害要因となってしま
います。
失敗するプロジェクトチームは次のような症状を起こします。
◎革新を社内でオーソライズさせることができない(例:「営業担
当役員と製造担当役員が賛同してくれないので計画が頓挫しました」)
◎ネガティブな分析屋集団になり現状追認(例:「市場調査の結果、
新製品の市場での受け入れ余地は少ないと思われます」)
◎素晴らしい基本戦略、お粗末な実現ステップ(例:「以上が革新
戦略の基本方針です。来月までに各部門での個別戦略を考えてきて
ください」)
◎和を以って尊しとなす仲良しクラブ(例:「では落し所はこんな
ところで・・・」)
よく「革新(あるいはイノベーション)が成功するか否かは経営者
の関与度合いにかかっている」といわれます。
これ自体は間違いではないのですが、経営者が関与さえすれば成功
するというような考え方は乱暴すぎます。
経営革新に代表されるような全社的変革は、これを実務ベースで推
進させていくためのプロジェクトチームの存在が不可欠です。
プロジェクトチームを編成し運営する際には、以下のポイントを重
視してください。
1.経営者による徹底したコミットメント
全社的な革新ですから、経営者の革新に対するコミットメントがな
により重要です。
そしてこのコミットメントは常にチームと全社員の両方向にしつこ
いほど発信され続ける必要があります。
経営者が途中で「良きにはからえ」状態になったり、方針転換を行
ったりすると、途端にチームの士気は低下しますし、ライン部門の
社員は非協力的になります。
2.意思決定可能な役職のリーダーの存在と経営者自らの権限委譲
若手中心のチームでも構いませんが、必ず経営方針の意思決定に関
わっている役職のリーダーを据えておきます。
できれば役員クラスの人間が最適です。そしてそのリーダーに対し
て公式に経営者からの権限委譲がなされている必要があります。
これによってリーダーは他部門を統括する役員などに対して方針に
従わせることができるようになります。
3.最初はスタッフ部門中心、実施計画段階からはライン部門中心
現状の経営環境分析や将来予測などの作業や、基本戦略立案段階ま
では全社を俯瞰的に見ることができるスタッフ部門が中心となりま
す。
この段階でライン部門の人間をチームに入れると、自部門の利益代
弁者になってしまい、戦略の内容が現状追認あるいは否定的になっ
てしまいます。
一方、実施計画を策定する段階ではライン部門が中心となるチーム
への変身が必要となります。
革新は従来の仕事のやり方や扱い商材、人事評価制度などさまざま
な変更を伴います。
しかしこの段階でスタッフ部門が中心になっていると、ライン部門
による拒否反応、意図的な革新活動のサボタージュなどが発生しま
す。
必ずライン部門の責任者にバトンタッチし、スタッフ部門は裏方あ
るいは助言者に役割を変えてください。
なお、最初から全ての関係部門から担当者を集めたりすると、概ね
収拾がつかなくなります。
日産自動車がゴーン社長主導の下でクロスファンクション型でやっ
たから当社も、などと考えると失敗します。
4.短期間で達成可能な目標を細かく設定する
革新のスケジュールは各部門別に細かくステップ化し、各ステップ
での達成目標と達成時期をマイルストーン(里程標)として設定す
ることが成功への近道です。
小さな成果を積み上げていくことで着実な前進が期待できます。
経営革新に関する基本戦略は重要ですが、実施段階ではその実現ス
テップをライン部門が中心のプロジェクトチームであらかじめ設定
する必要があります。
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《今日のコンサルタント》
西村 健一(にしむら けんいち)
有限会社エヌ・コンサルタンツ 代表取締役
1962年生まれ。同志社大学法学部卒。大手証券会社にてベンチ
ャー企業のIPO実現に向けての育成指導や、システム開発プロジ
ェクトのマネジメントなどを経験後、コンサルタントに転身。国内
独立系コンサルティング・ファームの取締役として東京事務所の代
表を務めた後、エヌ・コンサルタンツ設立。企業の事業モデル転換
や新規事業進出などからマーケティングや人事、ITなど、幅広い
分野でのコンサルティングを行いながら、全国の中小企業支援機関
や大学などでの各種審査員や講演活動なども精力的に務めている。
中小企業診断士・ファイナンシャルプランナー。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお薦めビジネス書》
「なぜ新規事業は成功しないのか」
著者:大江 建 出版社:日本経済新聞社
新規事業を検討する際の観点や運営上の方法論などが非常に論理的
に解説されています。’98年発行で、内容的に少し古くなってい
たのですが昨年改訂版が出されました。
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「儲けの戦略〜新規事業の計画・評価・検証」
著者:大江 建+北原 康富 出版社:東洋経済新報社
さらに詳しく新規事業について考えたいならば、新規事業の経済的
合理性に関して突っ込んで書かれているこのビジネス書も併せてお
薦めします。
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リンクの収益はすべて読者プレゼントに還元させて頂きます。
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《編集後記》
今日の西村氏は弊社の東京でのパートナー会社の代表です。待ちに
待った彼の会社サイトが、やっと出来上がりました\(^O^)/ 今回
の「経営革新!」は開設記念スペシャルバージョンにてご紹介して
います。あっちもこっちも、西村カラー一色です。見逃せない情報
も盛り沢山ですので、どうぞ最後までお付き合い下さいませm(__)m
私から見ると彼とウチのボスとは、パートナーというよりは悪友と
いう感じで、いつも面白い事を探して2人で何かを企んでいる“悪
戯っこコンビ”という印象です(言っちゃった〜)でも彼の電話の
声を聞くのを私が密かに楽しみにしている事は誰も知らない(^^)v
(にしだ)
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《新事業進出無料相談のお知らせ》
今日のコンサルタント西村氏の有限会社エヌ・コンサルタンツによ
る『新事業進出無料相談』を先着10社様に限り実施させて頂きま
す。・御社名・お名前・事業(企画)概要または構想を、必ずご記
入のうえ、こちら⇒ mag@consulgent.co.jp までお送り下さい。
※新事業進出の実現に向けて、メールによるご相談・簡易アドバイ
スを提供致します。なお、ご相談内容によってはお受け出来ないケ
ースもありますので、予めご了解下さい。
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☆☆今日のコンサルタントのおすすめサイト☆☆
<有限会社 エヌ・コンサルタンツ> http://www.n-cons.com/
今回の執筆者・西村健一氏が代表を務める『エヌ・コンサルタンツ』
では、お客様のあらゆるコンサル・ニーズに対応できるよう、公認
会計士・税理士・弁護士・社会保険労務士・中小企業診断士・弁理
士・司法書士など多方面のエキスパートや広告会社・市場調査会社、
あるいは株式公開を果たしたベンチャー企業経営者などと幅広く協
働いたしております。また、オリジナルテーマでのセミナーや階層
別・職種別の研修などもご提供いたします。まずはお気軽にご相談
下さい。◎お問い合わせ・こちらまで⇒ info@n-cons.com
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《連載コラム「粋なオトナが遊ぶ京都・肆の段」》
西田 恵(にしだ めぐみ)
東京都生まれ。中学卒業と同時に単身で京都に乗りこみ、花街の置
屋さんの門をたたく。芸事の専門学校で学び、舞妓としてデビュー。
のちに芸妓となり10年間修行の末、芸妓業(自営業)を廃業。そ
の後、東京、大阪でOLを経て現在(有)コンサルジェントに勤務。
〜リスクマネジメント〜弐の巻き〜
前回の続きです。
何故、女将さんはそこまで尽くしてくれるのでしょうか?実は、そ
こに多大なるCS(顧客満足)が生まれるからなのです。
ちょっとここで、違う視点から見てみましょう。
花街に現在も残る、不思議な風習があります。それはお客様がお手
洗いに立つと、舞妓さん、芸妓さんがついて行くのです。
もちろん、出てこられた時におしぼりや手ぬぐいを渡す目的もあり
ますが、それだけではない「そこ」に秘められた理由があります。
それは、お茶屋さん、いえ花街に一歩足を踏み入れた瞬間に、もう
幽玄、夢の世界というのがコンセプトである事がここでの大きなポ
イントになります。
その為の「あの」お化粧であり、「あの」衣装なのですから、最大
限に威力を発揮させない手はありません。
(大昔はロウソクの火を灯していたので、目立つようにそうなった
と伝えられています)
しかし、お手洗に立つ事はその異次元の世界から出て、1人になり、
奥さんや子供、即ち家庭の事などを“ふっと”思い出してしまうと
いう“魔の瞬間”なのです
お座敷にいる間は、現実とはかけ離れた空間に居る為、お客様はど
っぷりとその世界に浸かっていますので、彼女達は「その事」を決
して気が付かせないのです。
女将さんとしてはそれを払拭する為のツールとして、彼女達をつい
て行かせるのです。
ついてこられた方も気が気では、ありませんよね。落ち着いてする
事も、考え事をする時間も与えられず、たいていの方は超特急で、
出て来られます。
ま、それはそれでお気の毒なのですけどネ。
「この手」は、皆さんの会社にも通用するのではないでしょうか?
つまり、常に競争意識を持って、打ち勝つ!という事です。
〜次回のお話〜
<リスクマネジメント〜参の巻き〜>
すいませんm(__)m まだまだ、核心に触れるまでは、遠い道のりに
なりそうです〜(^o^; 気長にお付き合い下さいませ。
◎コラムを書かせて頂く上でのヒントにもなりますので、ご質問・
ご意見を受け付けています。※お名前とご連絡先もご記入下さい。
ほな、また次も、おたの申しますぅ(^_^)/~
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