∽∽‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥∽∽
◆◇◆◇
◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第201号【05/04/01】 ◇◆
◇ ◇◆◇
◇◆◇◆
∽∽‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥∽∽
《PR》☆1週2時間僅か4ヶ月であなたも財務経理のプロに!★
〜本日の日経新聞朝刊に広告が掲載されています!!〜
“何時でも・何処でも”学習できる通信教育の【超短期速成講座】
がこの度開講しました。『1週2時間、僅か4ヶ月』で取引銀行の
支店長・貸付担当者が舌を巻くほどの財務経理のプロになれます!
★☆中堅・中小企業版【最高財務責任者(CFO)講座】☆★
詳細→ http://www.consulgent.co.jp/form/form040915k-cfo.htm
=============================================================
《今回のCONTENTS》
1.『若手の成長が会社を生き返らせる!!』 光浦 暢洋
2.今週のコンサルタント・インタビュー
3.「配信3周年&第200号記念!読者アンケートのお知らせ」
〜お楽しみプレゼント付き♪〜
=============================================================
《今週のテーマ》
『若手の成長が会社を生き返らせる!!』
その青年は組織の中で腐っていました。工業高校を卒業後、晴れて
ある製造会社に入社、しかし現場に配属されて一生懸命働いている
うちに入社前に抱いていた夢は少しづつしぼんで行きました。
その会社は、製造担当の子会社で、少数の出向役員に管理され、従
業員は管理職を含めてほとんどが中途入社かパート上がり、同世代
の若者が最近やっと採用され始めたところでした。
職場には活気が無く、言われるがまま流れてくる製品を何とか捌い
て時間を過ごす。そのためか、機械の整備不良やポカミスによる不
良品が毎日のように出て、管理職はその対策に追われていました。
この子会社の製品のクレームがかなり多いので、改善のために親会
社より派遣されてきた技術担当役員が品質保証部門を強化しました
が、その要員の一人として彼はこの部門に異動となりました。
親会社向けにクレーム回答文書を作る日々が続き半年たって自分に
はつまらない仕事だなと思い始めた頃、「品質保証の仕事は大体わ
かったのでよそへ動かして欲しい」と役員のところへ直談判に出か
けましたが、「品質保証は奥が深い。君にはまだ勉強すべきことが
一杯ある。」と一笑に付されました。
この頃大きな品質問題が社会的に発生しました。会社では技術担当
役員を長として緊急プロジェクトが作られ、全製品の設計仕様の確
認や購買原料の調査の作業が全社を挙げて進められました。
この青年は事務局としてそれらのまとめ役となりましたが、作業の
進捗につれて原料製造元の中国の現地を視察し指導してくる必要が
あるということになり、この担当として技術担当役員はプロジェク
トで一番若輩の彼を指名しました。
この会社では、海外出張など管理職でも思いもよらないことだった
ので、彼はびっくりしました。何しろ彼も海外旅行などしたことも
無かったのですから。
技術担当役員は「君が責任を持ってやってくれ。この問題に対して
現地でどういう手を打つか自分で納得のいく答申をしなさい。」と
言い放ちました。
この中国出張を機会に彼は変わりました。彼は国際ビジネスマン然
として色々な人種が行きかう中国の国際空港を出て急成長を遂げ高
いビルが立ち並ぶ都市を抜け、広大な沃野を貫く高速道路を走りな
がら、今までの一子会社に埋没して呻吟していた心から、世界の動
きの中で自分の会社の事業を見つめる人間へ変容していました。
この問題が一通りおさまった頃、この会社はISO9001の導入
に踏み切ることを決断しました。これまでの対処療法からしっかり
した品質保証体制を打ちたてようとしたもので、技術担当役員は管
理責任者になり、この青年を事務局に選びました。
そして、コンサルタントが呼ばれました。コンサルタントがこの会
社に来てびっくりしたことは、ISO9001を導入しようという
のにこの組織はISOの要求に対する理解がほとんど無く、加えて
事務局がこの若い青年だったことで、これで大丈夫かなと心配にな
りました。
しかし、担当役員とコンサルタントにバックアップされたその青年
の働きは目覚しいものでした。彼はよく現場を知っており、自分の
年代の若者達から人を選び拡大事務局を結成し、各組織の長を教育
して仕事の仕方の整備を迫り、ついに1年の内にISO9001の
認証取得にこぎつけたのです。
彼のプロジェクトの進め方は、コンサルタントにとっても非常に参
考になる方法でした。
彼は成長しました。彼はこの功で拡大事務局の仲間と共に係長に昇
格しました。しかし、彼の意識レベルはもう係長の域ではありませ
ん。
会社のISO認証取得のあと、彼は自分の費用でひそかにISOの
審査員の資格を取得しました。
既に彼の気概は国際レベルにあって、日本のISOの水準をどう国
際レベルに引き上げたら良いかとコンサルタントと議論していると
ころです。
“あなたの会社は、若者達を育てていますか?”
=============================================================
《今週のコンサルタント》
光浦 暢洋(みつうら のぶひろ)
光浦食品技術事務所 代表
1943年生まれ。70年、東京大学大学院農学系修士課程卒(水
産化学専攻)。同年、味の素株式会社入社。中央研究所、冷凍食品
開発研究所にて食品の基礎研究や製品開発に従事。94年、加工食
品研究所長、97年、食品開発部長を歴任。99年、冷凍食品製造
会社、株式会社コメック副社長に就任、技術および品質保証を管掌。
2004年10月、食品技術事務所を開業。同事務所代表。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお勧めビジネス書》
(1)「思考と行動における言語」
著者:S.I.ハヤカワ 出版社:岩波書店
(2)「新・管理者の判断力―ラショナル・マネジャー」
著者:C.H.ケプナー他 出版社:産業能率大学出版部
経営者にとって、嘘と真実を嗅ぎ分け、問題の本質を掴むことは、
必要な能力の一つです。ここに紹介する本は、普通のビジネス書と
は少し違いますが、基本となる感覚を磨いてくれます。
こちら→ http://www.consulgent.co.jp/mag/book-amazon.htm
=============================================================
《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
定年後、これまで食の世界に夢とロマンを感じて仕事をしてきた中
に業界の方々に色々と育てていただきましたので、これまで培った
知識や経験を活かして食品業界のお役に立ちたいと開業致しました。
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
顧客の話を良く聞くことと顧客の課題を俯瞰して示してあげること
を心掛けています。社内と社外で立場が変われば問題の見え方も違
うものです。それだからこそコンサルタントを活用する意義がある
のですが、早めに顧客と課題について認識を摺り合わせることが良
い成果を生み出します。
●思い出に残る仕事はありますか?
アメリカの大手食品会社と組んで三年がかりで新事業開発を担当し
たことがあります。アメリカの市場構造や社会の実態、アメリカの
会社のリーダー層の優秀さや努力、一般社員の人の良さや競争意識、
仕事の仕方の良い面悪い面など様々なことを経験したことが、その
後の私の仕事の肥やしとなりました。
●注目する経営者(または企業)はいますか?
自分の出身会社のことで恐縮ですが、味の素の江頭社長の動きに注
目しています。江頭社長着任以降、「選択と集中」というドラスチ
ックな戦略で会社の体質が様変わりし、アミノ酸技術を軸とした売
り上げ一兆円の収益力のある会社に変容しました。さらに今後の動
きを見守りコンサルティングの参考にしていきます。
<味の素株式会社> http://www.ajinomoto.co.jp/
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
経営者や事業責任者、あるいは技術責任者の方々が、依頼されたプ
ロジェクトに十分コミットされていないことがあって困ります。そ
のために担当にさせられた若い人は「何を目的に推進していくのか」
はっきりしないことさえあります。金を使ってもったいない話です。
依頼責任者は、コンサルタントと十分話し合いをして下さい。
=============================================================
☆★配信3周年&第200号記念!読者アンケートのお知らせ★☆
〜お楽しみプレゼント付き♪〜
みなさま、こんにちは!メルマガ「経営革新!」編集者西田恵です。
いつもご愛読頂きまして誠に有難うございます!!
本メルマガは2002年2月27日(水)に創刊され、このたび丸
3年を向かえることが出来ました。先日はまぐまぐ殿堂入りもはた
し、これも皆様のお陰です。本当に有難うございます(^人^)
今後も皆様にお役にたつ情報を配信して参りますので、どうぞ末永
くよろしくお願い致します。
さて今回は発行3周年記念と第200号記念としまして読者の皆様
にアンケートを実施致します。※通算では250号になります
なおアンケートにお答え頂いた読者様には厳選な審査の上、抽選で
6名様に下記のプレゼントを差し上げます。
締切は4月11日(月)午前11時、当選者は4月15日(金)配
信の「経営革新!」、当コンサルジェントサイトにて発表致します。
たくさんの皆様からのご応募、お待ちしています!!
【プレゼント】
・結構使える 全国共通図書カード1万円分 →1名様
・3冊は買えるかな 全国共通図書カード5千円分 →1名様
・コレはいけてるコンサルジェント厳選ビジネス書セット→3名様
・サクラ賞:編集者西田厳選!コレは使える京都グッズ →1名様
<アンケート及び詳細はこちらからお願いします>
http://www.consulgent.co.jp/present3.htm
=============================================================
《編集後記》
今週の光浦氏は食品技術者として味の素に34年間在籍し、その間、
研究から製品開発、品質管理など多岐にわたる経験を積みました。
独立後は食品企業のコンサルテーションを中心に取り組んでいます。
光浦氏は食品業界の課題は技術から生産、品質、マーケティングな
ど様々な問題が絡み合っており、解決の為には問題を多面的にとき
ほぐしていく必要があると唱えます。食品業界で経営課題をお持ち
の経営者様はまずご相談下さい。初回は無料ですのでお気軽にお問
い合わせ下さい。解決への糸口が見つかるかもしれません(にしだ)
∽∽‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥∽∽
◆◇ 発行元:経営コンサルタントの購買代理エージェント ◆◇
〜御社の課題に最適な経営コンサルタントを無料でご紹介します!
《株式会社コンサルジェント》 http://www.consulgent.co.jp
◆経営コンサルタント探しの『経営堂』 http://www.keieido.net
◇研修・セミナー講師探しの『研修堂』http://www.kenshudo.net
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-10-2きめたハウジング6F
〒541-0054 大阪市中央区南本町2−1−1本町安達ビル8F
★ご意見・お問合せは: http://www.keieido.net/inquiry.html
※本メールマガジンの著作権は発行者・執筆者に帰属し、無断転載
することを禁止します。※同僚・知人へのご紹介・転送歓迎します
∽∽‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥∽∽
このマガジンは[まぐまぐ] http://www.mag2.com/を利用して発行
しています。登録解除は http://www.mag2.com/m/0000085773.htm
∽∽‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥∽∽
|