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◆◇　　　　　　　　　　　　　第２４６号【05/09/16】　　　　　　　　　　◇◆
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《今回のCONTENTS》

１．『成果主義騒動はなんだったのか？』　　　　　　湯浅　哲彦
　　
２．今週のコンサルタントインタビュー

３．今週のコンサルタントおすすめメルマガ
　　　　　　　 【超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る】

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《今週のテーマ》


『成果主義騒動はなんだったのか？』


旧聞に属することで恐縮ですが、今年はそうでもないのですが、去
年（平成１６年）は成果主義に対してやたら批判の雨嵐が吹き荒れ
た年でした。

城繁幸の「内側から見た富士通の『成果主義』の崩壊」や高橋伸夫
の「虚妄の成果主義」がベストセラーになるわ、東京管理職ユニオ
ンからは「成果主義神話の崩壊」というそのものズバリの本が出版
されるわ、自殺者の増加まで成果主義のせいだという論調を聞き及
ぶにいたっては、不謹慎ながら思わず笑っちゃいました。

人事関係、人材マネジメント関係では、てんやわんやと表現すれば
いいのか、上を下への大騒ぎと言えばいいのか、とにかく混乱を極
めた年でした。

しかし、今年になってからはそれほど大々的に成果主義批判は聞か
れなくなってきたようです。

今年５月１８日付け日本経済新聞によると、賃金動向調査の結果、
回答企業の８６．７％が成果主義を導入していて、その成果主義に
対して７．３％の企業がかなり満足していて３２．５％の企業がや
や満足しているということです。

つまり、成果主義への流れは変わらないし変えようがない。

ここは成果主義に対して批判するより、積極的に成果主義に取り組
んでいこうとする風潮になってきているようです。

ここで成果主義について整理しておきます。

成果主義は、成果を「測って」賃金や賞与に差をつけるための制度
ではありません。まして人件費を抑えるための制度でもありません。


＞＞＞成果主義は、成果を「上げる」ための制度です！＜＜＜


ここはいくら強調しても強調し過ぎることはないと思います。

成果主義は、成果を「上げる」ための制度です！！
成果を上げるプロセスは次のように考えられます。


　　　 【能　力　→　行　動　→　成　果】


社員は全員仕事をこなす能力を持っています。
でなけりゃとっくにクビでしょう。

そして、その持っている能力を行動という形で表現します。
その結果何らかの成果が上がるということです。

これら３つのファクター以外に、ステージとしての仕事、時系列と
しての年功を加えて５つのファクターを有機的に組み合わせた制度
こそがこれから求められる「成果を上げるための」成果主義人事制
度だと考えます。

名付けて「ハイブリッド型人事制度」「人事制度ペンタゴン」！

プロフェッショナルとして仕事をするのであれば、まっ先に成果が
求められるのは当たり前のことです。


　 ○自分にとっての成果とは何か？

　 ○成果を上げるためにはどのような行動をとらなければ
　　 ならないのか？

　 ○行動するためにはどのような能力が必要なのか？

　 ○その能力はどのようにして身につけるのか？

　 ○仕事の優先順位はどうか？

　 ○どのような経験を積んでいくのがいいのか？


これらのことを「成果を上げる」ということを念頭に置いて問うて
いきます。

そうすると、オーダーメイドの「成果を上げる」本物の成果主義人
事制度を作り上げることができます。

「雨降って地固める」の諺どおり、去年の成果主義騒動は本物の成
果主義を生み出すための序曲だったのでしょう。


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《今週のコンサルタント》
湯浅　哲彦（ゆあさ　てつひこ）
湯浅経営センター　代表

１９５７年生まれ。大学卒業後、大手会計事務所のＭＡＳ部門、独
立系コンサルティングファーム、会計事務所系コンサルティングフ
ァームを経て、１９９４年に独立。人材マネジメントとＩＳＯ認証
取得という「ヒト」と「組織」を取っ掛かりとして、企業を「勝ち
続ける組織」に変貌させることを専門としています。◎モットー：
前へ！飽かず弛まず！


《私のお勧めビジネス書》

『なぜマネジメントが壁に突き当たるのか
　　　　　　　　　　　　 ―成長するマネジャー１２の心得』

著者：田坂　広志　　出版社：東洋経済新報社

マネジメントをより深い部分で受けとめ、１４の疑問に対して丁寧
に解説した名著。第七講「なぜ『成功者』を模倣することができな
いのか？」はコンピテンシーの限界と活路を示していて、一気に読
み終え快哉を叫ぶ。目から鱗とはまさにこのこと。

こちら→　http://www.consulgent.co.jp/mag/book-amazon.htm

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《今週のコンサルタント・インタビュー》


●コンサルタントになったきっかけはなんですか？


学生時代、田辺　昇一先生の「経営コンサルタント入門」を読み、
『コンサルタントこそが俺の天職だ！』と“ヴィヴィ”っと閃いた
・・・ってことにしておこうっと(^^)


●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか？


難しいことをより易しく、易しいことをより面白く、面白いことを
よりきちんとやってくれるように説明するようにしています。

とにかくやってもらってなんぼですから、自分中心でなく相手に合
わせることを心掛けています。


●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを！


「ブタもおだてりゃ木に登る」

コンサルタントも人間ですから、経営者や担当者の意気に感じて燃
えまくってテンション上がりっぱなしということが往々にしてあり
ます。特に私がそうです。


●ＰＲ

アナログ人間の私がもっちゃりもっちゃりしながら、メールマガジ
ンとブログを発行することになりました。

メールマガジンは「超・成果主義『ハイブリッド型人事制度』を作
る！」と題し、今回のテーマを詳しく解説しています。

ブログは「人事コンサルティング実況中継」と題し、ある企業のコ
ンサルティング風景をドキュメンタリー風に活写しています。

どちらもホームページからアクセスできますので、よろしくお願い
しま〜す。★コチラ→ http://www.yuasa-keiei-center.com/


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☆☆今週のコンサルタントおすすめメルマガ☆☆

【超・成果主義「ハイブリッド型人事制度」を作る】

これまでの成果を“評価”する成果主義ではなく、成果を“作り出
す”成果主義です。ハイブリッド型人事制度は「人事制度ペンタゴ
ン」を中核として、人事制度をトータルに機能させることを目指す
成果主義を超える制度です。（購読無料／隔週刊配信です）

★ご登録はコチラ→　http://www.mag2.co.jp/m/0000165399.html

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《編集後記》
今週の湯浅氏は自称、「酔っぱらいコンサルタント！」。生態を分
析した結果、経営コンサルタントを生業とし、専門は人事制度構築
・変革支援、人事関係全般、ＩＳＯ９００１／１４００１、プライ
バシーマーク認定取得支援。そして何よりも“お酒”と“バッハ”
をこよなく愛するという職人気質のコンサルタントでありました♪

また関西人らしく、ユーモアたっぷりの“演出”に定評があります。

以前、彼のプレゼンの際に、始まったとたんテーブルの下で何やら
ガサゴソ。おや〜何やってるのかな？と見ていたら、おもむろに特
製カードをパッと取り出し、お客様に人事制度の説明を始めました。

ピーンと張り詰めた空気から一変、笑いが出て、場の雰囲気もガラ
リと変わり、もちろん、わかりやすいわ、面白いわで、社長以下全
員拍手喝采もんでした！結果は…言わずものがなですよね！やっぱ
り、これですよ、コレ。サービス業の真髄を見た！と思いました。

そんな彼が最近、メルマガ＆ブログを始めました。本紙内でご紹介
していますので、是非チェックしてみて下さいね。あと、自画像の
イラストは必見ですよん。うーん似すぎ〜ヾ（≧▽≦）〃（にしだ）

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◆◇　発行元：経営コンサルタントの購買代理エージェント　◆◇
〜御社の課題に最適な経営コンサルタントを無料でご紹介します！
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◆経営コンサルタント探しの『経営堂』 http://www.keieido.net
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