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◇◆◇ 経営革新！１００人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第２７３号【05/12/20】 ◇◆
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《今回のCONTENTS》
１．『プレゼン上手は聞き上手』 提中 健仁
２．今週のコンサルタントインタビュー
３．今週のおすすめセミナー「１０秒で決める電話営業！」
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《今週のテーマ》
『プレゼン上手は聞き上手』
どんな素晴らしいビジョンもその伝え方次第で相手の心に響かなく
なることもあります。また当たり前の事が話し方一つで納得してし
まうこともあります。
私はプレゼンテーションは如何に聞き手の心に響くように伝えるか
だと考えています。
あるＩＴ系展示会で私に与えられたスペースは１坪分しかありませ
ん。しかも派手な照明もマイクさえありませんでした。
隣には大企業のプロの代理店がプロデュースした人目を惹く大きな
ブースです。これでは誰も私のブースには足を止めてくれないだろ
うと関係者は思っていました。
いざ蓋を開けてみると、私のブースの前には大勢の人だかりが出来
て、隣の大企業のブースにまではみ出てしまっています。
私のプレゼンは長くなると３０分を超えてしまいます。
ですが殆どの人が立ちっぱなしで最後まで聞いているのです。
最後には大きな拍手をもらえるようになり、そのブースの製品は売
り上げを大きく伸ばすことが出来ました。
余談ですがその翌日展示会主催者に大手企業から私のブースをどこ
か他の場所に移すよう依頼があったそうです。
皆さんはどうすれば人の心を掴むプレゼンテーションが出来るよう
になると思われているでしょうか？
話の内容、テクニック、雰囲気、声の大きさ、どれも大切です。で
すが、一番大切なのは話し手の真摯な態度と情熱だと私は考えます。
そして情熱を持ってプレゼンに真摯に取り組めば誰でもどんなシチ
ュエーションでも動じない良いプレゼンが出来るようになります。
ではどのように取り組めば良いか私の経験から見つけ出した３つの
法則をお話いたします。
この法則を用いれば少し時間はかかりますが、良いプレゼンが出来
るようになります。
１．目標のイメージを持ちます。
どんなプレゼンテーションが出来るようになればいいか、具体的
なイメージ（人物、シチュエーション、成功イメージ等々）を
持つことです。
目標が無ければ何のための努力なのか、また現在と目標との差が
どれくらいあるのかが分からないからです。
２．原稿は絶対に見ません。
これから行うプレゼンやスピーチで絶対に原稿を見ないようにす
ることです。
そんなことをすると絶対に上手くいかない、失敗して恥をかくと
思われるでしょう。
確かに失敗をされるでしょうし、それにより少々恥ずかしい思い
もされるかもしれません。
ですが、失敗するのは最初の１、２回 程度です。
その次からは驚くほど原稿を見ないで出来てしまいます。最初の
些細な失敗を恐れて本来得られる最良の結果を逃すことの無いよ
うにしたいものです。
３．「聞く」事に徹します。
じっと、口をはさまず、目を皿のようにして人の話を全身で聞く
ようにするのです。
同僚、上司、部下、友達、家族、など日常触れ合う人達の話を熱
心に聞くのです。何故聞くことに徹しなければいけないのでしょ
うか？
それは一人では話し上手に絶対になれないからです。
大勢の人の話を聞き、そこから自分なりの話し方のテンプレート
のような物を作らないといけません。
また大勢の人の話を良く聞いている内に話し方が上手い人、下手
な人は何が違うのか感覚で捕らえられるようになります。
声の大きさなのか、ジェスチャーの有無なのか、話の構成なのか、
感情がこもってるのかなどです。
次の段階になると相槌のタイミングが分かるようになってきます。
そうなると話し手が何を聞いて欲しいのかが分かるようになり、
相手を上手くのせる事、話を引き出せるようになります。
これはプレゼンの構成を考える時非常に役に立ちます。聞き手を
想像して何が聞きたいのかを相手の立場になって考える事ができ
るようになるからです。
大勢の人の話を聞いたことで想像が出来るようになるのです。
不思議なことに人の話を良く聞くようになると相手からも話を良
く聞いてもらえるようになります。
これらが基礎となり初めてよいプレゼンテーションの第一歩となり
ます。良いプレゼンをしようとするには一朝一夕では無理でしょう。
そこには多くの経験と練習が必要とされます。
本当にどんな場面でも動じることの無いプレゼンをしようと思えば
小技やテクニックに頼るのではなく、基本をしっかり身につけてか
ら望むほうが長い目で見ればよい結果になるでしょう。
最後に私の究極のプレゼンをお伝えします。
聞き手の聞く姿勢を引き出し、話しての伝えたい事と聞き手の望ん
でいる事を一致させるのです。
なかなか難しいことですが、プレゼンに真摯に取り組んでいけば不
可能ではありません。
どうか基本を忘れずに取り組みを始めてみてください。
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《今週のコンサルタント》
提中 健仁（だいなか けんじ）
クールランニング代表
１９６６年生まれ。愛媛大学卒。何をやっても駄目なサラリーマン
でした。ですが、ある出来事をきっかけに皆さんから褒めていただ
けるプレゼンテーションが出来るようになり、その方法を教えて欲
しいと言われるようになりました。お蔭様で営業マンの方へのプレ
ゼン研修、モチベーション向上研修を行っています。
《私のお薦めビジネス書》
『７つの習慣―成功には原則があった！』
著者：スティーブン・Ｒ・コヴィー 出版社：キングベアー出版
さらっと読むと全く頭に入らないが、じっくり時間をかけて取り組
むと人生の色々な場面で効果がある書物。何回も繰り返し取り組む
と更に大きな成果が得られると確信しています。
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか？
自分の経験や考え方が人のためになると思ったからです
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか？
依頼される会社、個人の課題をはっきりさせることです。
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを！
殆どの課題に対する答えは既にクライアントさんの中にあります。
ただその見つけ方が分からなかったり、分かるんだけど、それで
正しいのかどうかが決断がつけられない。
コンサルタントを活用する前にまずは徹底的に自らが課題は何か
をはっきりさせて相談をされると良いと思います。
●ＰＲ
ゴルフのスウィングもそうですが、何か一つ良くなると全体が良
くなるということがあります。それは個人や集団でも同じような
所があります。
プレゼンテーションスキルやモチベーションを向上させて、会社
全体を良い方向に向かわせましょう。
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☆☆今週のおすすめセミナー（2006/1/10 in東京）☆☆
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《編集後記》
今週は【ケッタイナ・カンパニー】をモットーに活動するコンサル
タント提中（だいなか）さんです。お名前の読み方と、この不思議
な？キャッチコピーを使い意欲的に活動されていますので、いわゆ
るツカミはＯＫ！です。サ・ス・ガ、関西人ですぅ〜o(*^▽^*)o~♪
専門はクリティカルシンキングとプレゼンの実践的な研修で、それ
を駆使した営業活動のサポートを得意とされています。アメリカの
ベンチャー企業の日本法人の営業開発を担当された経験もある方な
のですが、意外なことに茶道教授（裏千家）の資格をお持ちです。
何故なら研修の際、礼儀作法や茶道の精神を受講者に伝授する事が、
とても重要な役割を担っているとのこと。そして決っして「頭でっ
かち」にさせず、“分かると出来るは違う”ということを根気よく
教え込んでいくスタイルです。まさに一期一会の精神とでも申しま
しょうか、ザ・サムライ・スピリッツ…素敵です(*^-^)ノ（にしだ）
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〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-10-2きめたハウジング６Ｆ
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