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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第318号【06/06/02】 ◇◆
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《今回のCONTENTS》
1.『“可変軸”と“不変軸”』 竹川 享志
2.今週のコンサルタントインタビュー
3.今週のおすすめコンテンツ
【ワタミ:渡邉美樹が語る“夢・感動・情熱”経営学】
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《今週のテーマ》
『“可変軸”と“不変軸”』
経営革新というメルマガにおいて寄稿するに際し、こんなことを書
いていいのだろうか?きっとボツになるだろうなぁと思いながら筆
を進めることにします。
なぜなら、本当に私が日頃から思っていることだからです。
今の先進的企業というものになろうとすると、とかく時代のスピー
ドが云々とか、旧来のやり方では云々といった、革新型のコンサル
ティング乃至意思決定があまりにもたくさん横行しすぎていると感
じます。
確かに、コンサルタントはクライアント企業から悩みを聞き、それ
をドラスティックに変えるという印象が一般的でしょう。
あるメルマガでは「何と○○日で変化をもたらしたコンサルタント!」
などという記事を絶賛していることも事実です。
そしてクライアント企業におかれましても、コンサルタントを導入
したんだから、劇的変化をもたらしてくれるだろうと期待している
ところもあるでしょう。
でもチョット待って下さい。
私は革新の反対論者ではないことをしっかりとここで述べた上で、
日常のコンサルティング業務を振り返った本音を申し上げたいんで
す。
それは
『変えていいところと、決して変えてはいけないところがある』
ということなのです。
この分別がつかないコンサルタントやクライアント企業が非常に多
いと感じているんですね。
およそ、若い企業や若い経営者にみられがちな症状です。
また、二代目経営者や三代目経営者にもよくあることです。
二代目や三代目は、周りの従業員が自分の小さい時を知っていて、
なかなか使いにくい。
更に、お坊ちゃま(お嬢ちゃま)と言われたくないがため、自分の
代で変革を起こしてやろう!などと考える方が多いんです。
いいことなんです。
でもやはり変えてはいけないところがあるんです。
私たちは子供の頃から「大人になったらわかる」という、理屈では
理解できない言葉をよく耳にして育ってきたと思います。
そして、そんなこと、あるもんか!と思いつつ、しかし気がついて
年を重ねることによって不思議と、この言葉に共感することがある
ものではないでしょうか。
いろんな業種・業態がありますから、一概に何が不変なものかを述
べるのは、このような世間一般に対して述べる場所は適当ではあり
ません。
しかし少なくとも言えることは、先達の方々が作り上げてきたこと
を、いきなり否定して革新することが、企業における従業員のモチ
ベーションをはじめ、ロイヤルティの面でも悪影響が出やすいこと
は明白です。
また、その企業「らしさ」の部分にまでメスを入れることもありま
す。時として有用なこともありますが、考え方がデジタル化し過ぎ
ている傾向が強すぎる。
企業には「ヒト」というアナログな人間が働いているのです。キー
ひとつで消去できるような経験ではない、それこそメンタルで、経
験則も持ち合わせる人達がたくさんいるのです。
私たちの企業の平均年齢は低いから・・・という場合でもそうなん
です。それでも「ヒト」なんですね。
このメルマガが、特定の業種・業態の方々に限定されていれば、更
に事例を出しやすいものでありますけれども、それは無理というも
の。
当社が「現地・現場主義」を貫いているのには、こういった背景が
あることを認識し、重要視しているからなのです。
ピンと来ない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
でもほんの少しでもいい。ピンと来る方にご理解頂ければ幸いです。
なぜなら、わかってはいても、日常において非常に忘れやすい事柄
であり、且つ非常に重要なことだからです。
経営革新、大賛成です。
でも、やっぱり変えてはいけないところを指摘し、守っていくこと
もコンサルタント、クライアント企業共に認識して欲しい・・・。
そんなささやかな願いを込めて本稿を執筆してみました。
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《今週のコンサルタント》
竹川 享志(たけかわ きょうじ)
株式会社バンブートラスト 代表取締役
1965年生まれ。大手都市銀行、外資系保険会社等を経て独立起
業。起業後すぐに大学院へ進学し、現在は主にリスクマネジメント
及びファイナンシャルプランニングを中心とする経営士として事業
経営する傍ら、大学院(MBA)客員教授、並びに学部における講
師を務める。これまでの周辺事業としては、外資系企業における認
定ビジネス・コーチを長年勤め、コーチングを実践してきたことに
加え、環境マネジメントシステムやISMS審査員資格、更にはエ
コ・ステージ評価員資格も保有。2005年度には全国からリスク
コンサルタント・オブ・ザ・イヤー奨励賞を受賞。現在のところ、
関ったクライアント企業先で経営破たんしたところはゼロである。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
私が15歳の時に逝去した父の残した会社を中継した叔父が、和
議を申し立てたんです。その直前には、「藁をも掴む」という姿
を目前にしました。私は和議申し立て当時、大学生でした。
父とは年の離れた弟の叔父。ずっと「専務」であり、独裁の父が
急逝したため、いきなりの社長。私の自宅の玄関で、何とか金を
工面して欲しいと、土下座していた叔父。その叔父も会社だけで
なく、自宅まで失った挙句に急逝してしまいました。
どうしてそんなことになったのだろうか。幼かった時の、幸せな
親戚との日々は何だったのだろうか。親戚もバラバラにしてしま
う「事業」とは一体何なのか。ここが私のコンサルタントとして
の出発点だと、今振り返ってみると思えるんです。
更にこの記憶を定着させたのが、都市銀行員として勤務していた
折に遭遇したバブル期と、バブル崩壊に伴う社会経済現象でした。
他人事では済まされないことでした。
こんなことは起きてはいけないことなんだ。起こしてはいけない
んだ!という確信が、私をリスクマネジメントの世界に引き入れ、
そして事業主、その家族、従業員、取引先、更にその家族のこと
を考えれば考えるほど、「経営」の難しさ、楽しさ、大きさを感
じて一生懸命勉強・研究を続け、今、こうしてコンサルタントを
していると思うのです。
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
コンサルタントは、あくまでも裏方です。主役ではないと思うん
です。成功は事業者や役員の方の手柄、失敗はコンサルタントの
失敗だと考えるようにしています。黒子なんです。コンサルティ
ングをしている時には、「この野郎」と思われてもいい。
最後にクライアントさんにお腹の底から笑って欲しいのです。
もっとも、事業に終わりはないのですが。
事業者の方も、従業員の方も、やりたいことを全部叶えたい。
係わる人すべてが、クライアントさんと一緒に仕事をしてよかっ
たと思われたい。これが私の贅沢な夢です。
長期に亘って、月額コンサルティング料を頂くことは、コンサル
タントとしては増収に繋がります。しかしひと月でもいい、はや
く目標を達成することがクライアントさんのためになると信じて
います。
仮に長いお付合いになったとしても、どんな側近よりも有用であ
りたい。そう贅沢に目標を掲げています。
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
「さらけだすこと」ができないうちは、本当にコンサルタントを
活用することは無理だと思っています。企業内に本当の意味での
参謀がいらっしゃるなら、必要はないと思います。
経営者は孤独だと思っています。外から見て何がわかる!ではな
く、外から見るからわかることがあるということを理解して頂き
たいと思います。
コンサルタントは万能ではありません。しかし少なくとも私には
ネットワークがあります。そして、多業種多業態を体感してきて
います。信じることができてはじめて価値がわかって頂けると思
います。
形のないものに対価を支払うことに迷いがおありでしたらコンサ
ルタントと契約することはお勧めしません。
本気で風を入れようとされた方がはじめて、コンサルタントを活
用できる企業様であると思っています。
●PR
私など、世にコンサルタントと名乗る一人に過ぎません。「信頼
しあえること」そして「信じあえること」を大切にしています。
私のスタンスは、「現地・現場主義」です。
すべてをお引受できるとは申しません。私にできないことは、私
のネットワークを、事業者様のネットワークを、無駄なく効率的
に活用して、係わる方々の笑顔を常に頭に描きながら裏方として
参謀業に徹します。
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☆☆今週のおすすめコンテンツ☆☆
【ワタミ:渡邉美樹が語る“夢・感動・情熱”経営学】
和民をはじめ、今では農業・環境・介護・教育事業に拡大展開中の
ワタミ株式会社。2008年1000店舗、2020年グループ売
上1兆円を目指す。
繁盛店をつくるたった1つの方法とは?そして、夢の持ち方・叶え
方・持ち続け方の秘訣とは?渡邉社長の熱さに涙が出るくらい熱い
内容です。
時情熱を持ち続け、夢を実現し、感動を求める経営者、経営幹部、
将来起業をしたいと思っている全ての人に学んでほしい内容です!
★詳細は→ http://www.consulgent.co.jp/visionet2.html
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《編集後記》
今回はいつもとは違うタッチでお届けしました。猫も杓子も、とに
かく「経営革新すれば必ず成功する」といった風潮はよくないです
し、素人判断で実施するのは危険な事です。でも「必ず御社を劇的
に変えてみせます!」等というようなコンサルタントも要注意です
のでお気をつけ下さいませネ。何事にも見極めが肝心でございます。
現在、竹川さんは企業の参謀役として黒子に徹し、頼れる右腕とし
て多方面で活躍されています。また彼は年間に受ける顧問契約数を
決めています。これもフルオーダーメイドのコンサルティングをし
ている証拠で、業務にはもちろんキャパシティの限界があるという
意思を明確に示しているあたりにも、彼の人望の厚さを感じますね。
今回ご登場頂くにあたり、執筆内容が内容だけに気にされていまし
たが、ボツにはしません!このように、紙面上でどんどん個性的な
コンサルを紹介していければと思っていますので、ご期待下さい!
ちなみに当社はお客様とコンサルタントが主役で、両者をコーディ
ネートする立場ですので、もちろん黒子に徹します。昔、欽ちゃん
ファミリーで黒子とグレ子というコンビがいましたが(あっ、年が
バレる)黒子の黒子は何色子になるんでしょうかねぇ?うーん、甘
いばかりじゃないという意味ではドドメ色かも(*^▽^*)ゞ(にしだ)
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