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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第359号【06/11/15】 ◇◆
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《今回のCONTENTS》
1.『経営は数値である。―経営は事実情報の分離』 高瀬 親史
2.今週のコンサルタントインタビュー
3.今週のおすすめセミナー【中小企業におけるM&Aの現状】
〜後継者問題を解決する、もうひとつの方法 11/30大阪
4.今週の無料お勧めセミナーご案内(東京)
【本物のリーダー“七つの掟”】明後日開催!!!
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『経営は数値である。―経営は事実情報の分離』
レジャー用の遊戯機器メーカの幹部の方々と仕事をさせていただい
たときのことです。
社長 :「当社の製品は荒利が50%あり、製品の収益力が高い!」
・・・と胸をはられました。
私 :「荒利は売上高から材料費を引いた分ですよね。でも荒利
が高くても赤字でしょう。これまでの荒利で経営してきた
落とし穴があるのですよ。沢山の製品がありますが、どれ
が黒字で、赤字ですか?」
社長 :「毎月の売上とかかった費用の決算はやっているが、製品
ごとどれが儲かって、損しているかは概念ではありますが」
私 :「製品ごとの事業戦略はありませんね」
社長 :「・・・。」
私 :「営業本部長さん。翌月と翌々月の売上予想が3億とあり
ますが、その中身を顧客別、製品別に見せてください」
本部長:「各営業部長がこれだけ売れますと言った数値の積み上げ
です。顧客別製品別には分かりません」
私 :「それが当たりますか?」
本部長:「ほとんど外れます。営業はいつも意欲的な目標を与えな
いと・・・」
この2つの会話例は私がお手伝いした複数の中小企業の姿でした。
いざ改革しようとすると基本となる経営数値が少ないのです。
これは製品ごとのコストがあっても、顧客別売上の予測があっても、
ただ数字だけが存在していて、経営戦略に結びついていない場合も
多く見られます。
売上が順調なときはマクロの管理でも利益が出ますが、変化が激し
いときや低迷のときは、マクロ経営で手を打つのが遅れて、どうに
もならなくなった企業が如何に多いか、皆さんご承知の通りです。
■経営は数値である。―数値で表せない経営は死んでいる
○前述の会社で製品別原価を作成し、毎月製品別の損益や不良、各
種のロスが数値で顕在化し、顧客別製品別の売上予測も具体的に
出るようになってから社長曰く、
「数値は怖いですね。これまでのどんぶり経営が如何にロスして
いたか思い知らされた」
○数値に表せない経営情報はなんの役にも立たないし、次の行動が
出来ない。
○数値とは金額、数量、率の他、件数、対比、時間、期限、進度率、
性能値などである。
【例】
◆このテーマの当社の技術レベルは他社対比Bである。(ABC
分類)特に顧客に組立時間はトップ社に比べ30秒劣っている。
◆今月クレームが12件あった。前月と比べて5件減った。その
理由は○○○対策の効果がでたため。
ただ、12件のうち、4件は以前同じ現象の繰り返しである。
◆△△製品の開発テーマの進度は70%で予定より1ヶ月遅れま
した。残りの30%はフィールドテストで来月末の予定です。
などなどの言葉が飛び交うようになると経営者は早く手を打てるよ
うになる。
多分、期限も内容も具体性のない報告にいらいらしている経営者が
多いと思う。
■経営は事実情報を如何に捕まえるか。―事実情報の分離
○日々に社内外からの情報の渦にその整理と対応に管理者たちは奥
の時間を取られている。上に行くほどに情報は抽象化される傾向
にある。
さらに個人の概念や推論があたかも事実のように表現され、強い
意見に押されて行動してしまい、失敗した例をあげるのにいとま
がない。
○前述の企業で翌月3億の受注だと言って仕込み生産をやり、長期
在庫になったケースが日常時であった。
一言、「3億円の受注の確証はありますか。本部長は顧客のどん
な事実情報から判断したのか」と質問すれば本部長は答えられな
く、必死に事実情報を探さざるを得なくなるでしょう。
○私は情報を頂くとき、納得しないときは「それは貴方が確認した
事実ですか。貴方の意見ですか」と聞くことにしている。
それからはある程度事実を把握しないと聞いてもらえないと分か
ってくると話が具体的になってきて、次の行動が早くなりだした。
私が上に報告するときは「これは事実です。これは私の意見です。
これは営業が話していることで未確認事項です」
○本当に欲しいのは事実情報である。事実は把握できれば経営の品
質は上がり、スピードがあがり、ロスが少なくなる。
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《今週のコンサルタント》
高瀬 親史(たかせ ちかし)
タッセ企画 代表
1942年生まれ。大手化学会社の執行役員退任後、個人で経営コ
ンサルを始める。IE/VE/QC/原価/製造現場/生産管理/
製造現場/生産技術/事業戦略などを体験。夫々の企業文化やレベ
ルに合わせて、相手の立場に立ち、極めて泥臭い課題も自ら一緒に
実践しながら、夫々の企業の体質改善と収益向上のお手伝いをする
事に力を注ぐ。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお薦めビジネス書》
『人を動かす』著者:Dカーネギー 出版社:創元社
古い本ですが。「お客/上長/部下/奥さん/友人などとうまくい
かないときがある。その時、相手に求めるのでなく、自分がどう変
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
マネージメントの思考プロセスと出会い、それを実践してきまし
た。
つまり事実の情報が本当に把握できれば、これまで抽象的、概念
的な情報のため、多くロスしていた経営効率が、これにより急激
の経営効率が上がると確信していますので、これを体験してもら
いたい。
あわせて、モノづくり、経営改革のお手伝いもしたい。
結果、私自身の人生の活力としたい。
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
大手企業の経営システムの押し付けでなく、その企業に適合した
簡単なシステムづくり。
アドバイサーや講師みたいでなく、自らが手を汚し、一緒になっ
て取り組む。
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
企業の活力と改革には同じ仲間だけでなく、外から第3者の視点、
切り口を入れると急激に改革が進むことがおおいですよ。
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を探しませんか?(ご相談、お打ち合わせの費用は不要です)
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☆☆今週のおすすめセミナー☆☆
実績多数!中小企業“ハッピーM&A”セミナー
【中小企業におけるM&Aの現状】
〜後継者問題を解決する、もうひとつの方法〜
今、中小企業にこそ、M&Aという経営戦略が求められています!
後継者問題でお悩みの方、ハッピーリタイアを望まれる方、事業を
拡大したいとお考えの方etc・・・皆様が“ハッピーになるM&A”
を実績多数、業界屈指の公認会計士がご提案します!
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■会 場:大阪産業創造館 5階/研修室B(堺筋本町)
■講 師:小柴 学司氏(マイベルコンサルティング代表取締役)
■受講料:お一人様1,000円/先着40名様
◆詳細→ http://www.keieido.net/seminar-o/cons_osaka.html
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☆☆経営革新!読者様向け無料モーニングセミナーのお知らせ☆☆
【本物のリーダー“七つの掟”】
〜リーダーの心得・基本を自覚し、使命、役割、期待を知る〜
本セミナーは今必要な、リーダーとしての資質と能力を把握し、自
己マネジメント力への基礎として明確にすることができる。またリ
ーダーについては、科学的や論理的に考えることよりももっと心の
置き方や志向(こころざしの向かうところ)としての捉え方を解説。
そして、セミナー終了時に、ヒントを掴めることをお約束します!
■開催日:2006年11月17日(金)10:00〜11:50
■会場:日本橋公会堂 2階 第1・第2洋室にて
◆詳細は↓
http://www.consulgent.co.jp/form/form061117morning9.html
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《編集後記》
今週のコンサルタント高瀬氏は大手化学会社で長年、生産管理やコ
ストストダウンに携わってきた現場のプロです。温厚な物腰で、コ
ンサルティングも中小企業の実情にあうよう丁寧ですので、好感を
抱かれます。また業界のエキスパートしか属せない団体での活動も
トップクラスとのことで、頼もしい限り!実績はもちろん、特に中
小企業への対応力がありますので、引く手あまたなのでしょうね〜。
また彼の言葉をかりると「その企業の文化やニーズに適合し、かつ
相手の立場や目線で自らが手を汚して実践するコンサルでないと役
に立たないと実感します」という基本スタンスですので納得ですネ♪
さて今回より毎週水曜配信となりました!プラス、無料セミナーの
ご案内やお役立ち情報を配信していきまーすヾ(@^▽^@)ノ(にしだ)
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〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-10-2きめたハウジング6F
〒541-0054 大阪市中央区南本町2−1−1本町安達ビル8F
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