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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第397号【07/08/15】 ◇◆
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《PR》
中小企業のM&A時代の本格到来!
経営トップのための「競合他社とのM&A戦略」
実践ワークショップセミナー
2007年8月30日(木)13:30〜17:00 in 東京
詳細⇒ http://www.keieido.net/seminar-t/cons_tokyo.html
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《今回のCONTENTS》
1.『ニッポンのお葬式が変わる!愛の家族葬ハウスの誕生秘話』
吉村 省吾
2.今週のおすすめセミナー
【中小企業のM&A時代の本格到来!「競合他社とのM&A戦略」
実践ワークショップセミナー 8月30日(木)東京にて】
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『ニッポンのお葬式が変わる!愛の家族葬ハウスの誕生秘話』
私がコンサルタントとして創業したばかりの昨年10月、一人の青
年から相談を受けました。
中堅地方都市で老舗の葬儀社を経営している彼の家は、2年前、社
長である父親が病気で倒れた為、若干21歳の彼が経営代行として
急遽会社に戻り、様々な経営危機をぎりぎりで乗り越えてきている
状況だという。
入院療養中の父親が社長で、現場トップの母親が次長。
社員は6名で全員が葬儀全般(司会まで)を一人で担当している職
人気質のツワモノぞろいです。
葬儀社は「気配りのサービス」に定評があり、エリアでのシェアは
5%の中小葬儀社です。
この葬儀社の特徴は自社会館を持たずに、葬儀の備品を持ち込み、
公共のホール等を使って葬儀を行う葬儀社です。
今回の依頼は半年間契約で、
1.半年以内に自社の経営資源を有効活用して「新しいビジネスモ
デル」を構築する。
2.そのビジネスモデルを使って、「エリア内シェア」を上げる
3.若い経営者である彼を社員に認めさせ、社内環境を明るく改善
する。
このような依頼でした・・・。私は、美容室専門のコンサルタント
でしたので、最初はお断りしようと考えていましたが、
「今の葬儀業界は不透明な価格やイメージや従来のしがらみで、
革新的なアイデアが生まれない。成熟期の美容室マーケティング
に熟知したアイデアこそ、業界に無い最高の付加価値だと感じる
ので、受けて欲しい」
と言われ、依頼を受けました。
私が実際に行った事として、商圏分析や社員インタビューを元に
【SWOT分析】を実施。
強みと弱みが明確になったところで、経営資源の中で無理、無駄、
ムラを探しました。
その結果、
▼倉庫に眠る使用していない葬儀備品がある
▼自社の倉庫としても機能していない40坪の土地がある
▼持ち込み型の葬儀では、1日1件が限界である為、効率が悪い
▼商圏は高齢者が多く、葬儀に対しても基本保守的
▼他業界からの参入が急増し、競争激化が始まった
▼葬儀単価が年々減少傾向
以上の洗い出しを行いました。
そして、40坪の土地と備品を有効活用しつつ、葬儀のスタッフの
効率を上げるプランに差別化戦略でのサービスのセグメント化と葬
儀業界にない新しい試みを提案しました。
結果5ヵ月後の4月1日に、「家族葬専用ハウス」が完成しました。
さらに、1泊2日を1家族限定にしたり、葬儀に関わる料金の全て
を開示し、パッケージ化しました。
私の提案した、たった500枚の集客ツール(中身は極秘)を内覧
会の2日前にポスティングしました。
大きなチラシ等は一切行いませんでしたが、OPEN内覧会には、
近隣住民が250名ご来場頂きました!(反応50%)
そして、事前に仕掛けたプレスリリース(報道資料)を配信した効
果で地元新聞社3社の取材を受けました。
内覧会終了直後に、早くも葬儀が決まりました。
「家族葬」というと料金が安く、小規模な葬儀というイメージが残
りますが、今回は、一軒家丸ごと家族葬専用ハウスとして、貸切で
ご利用頂く。
こうしたモデルは、斬新で他に無いものであった為、多くの話題を
集める事が出来ました。
当然ここまでには、ツールの作成やイベント企画や従業員勉強会等、
様々な事がありましたが・・・。
まだスタートしたばかりですが、半年間の契約内で形を残せました。
そして、今度は1年契約で更新する事になりました。
数日後、クライアントの彼から一通の手紙を頂きました。
その中の文章を紹介します。
「吉村さんと出逢ってから半年経ちました。あなたは当社にとっ
てかけがえの無い存在になりました。ありがとう」
このメッセージを見て、今回このメルマガを執筆しようと決めまし
た。
コンサルタントは、その会社のドラマを一緒に作り上げていくのが
仕事です。決して押しつけず、決して迎合しない。
経営者がぼやっと描いた絵をいかに世の中にアピール出来るように
演出するかがポイントだと体験から感じます。
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《今週のコンサルタント》
吉村 省吾(よしむら しょうご)
開業支援及び集客コンサルタント
合同会社ドリーミン 代表
1972年生まれ。桃山学院大学社会学部卒業後、2部上場大手印
刷会社サンメッセ株式会社に入社。大学で得意分野のマーケティン
グ理論を実践する機会として、1000種類以上の販促物を作成す
る事で、集客ツールに自信を付ける。中堅美容室の株式会社サムソ
ンに入社後、FC加盟店の経営指導員(SV)を経験後、120店
舗の美容室協同組合組織の専務理事を経験。その後、SV本部の本
部長代理とマーケティング開発室の室長としてマーケティングツー
ルの作成とコンサルティングを長年担当し、美容室マーケティング
の独自理論を開発。2006年10月に独立し、合同会社ドリーミ
ンを設立。商圏分析や開業支援を中心としたコンサルティング業、
ツール、チラシをはじめHP作成やプロモーションを得意とする。
2007年3月より「美容室の集客」(A4サイズ・100ページ
CD−R)を完成させ、美容室の集客アップに特化したテキストも
販売している。現在は、美容室以外にも、葬儀社コンサルタントも
精力的に行っている。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお薦めビジネス書》
(1)『客が客を呼ぶ「集団感染」のすごい仕掛け
―ゼロから売上900億円つくった私の方法論』
著者:プロフェッサー杉村&高等マーチャント戦術研究室
出版社:ぱる出版
(2)『60分間・企業ダントツ化プロジェクト
―顧客感情をベースにした戦略構築法』
著者:神田 昌典 出版社:ダイヤモンド社
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
もともと美容室の経営指導をしていた為、自分も経営者として同
じ立場や気持ちで経営者にアドバイスしたくて・・・。
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
コンサルタントは演出家。
決して押しつけず、決して迎合しない!
経営者の想いを具体化する提案と実践を心がけてます!
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
ベテラン経験である事だけを重視しない事。
その業界に想いがあるコンサルタントを選ぶ事。
コンサルタントの特徴(得意な分野と得意な業界)を把握する事。
●PR
美容室の集客(新規集客編)(PDFデータA4サイズ100頁)
39,800円(税別)で販売しています。
新規集客の知識習得だけでなく、すぐ実践出来るテキストです。
http://www.dreamin-net.com
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☆☆今週のおすすめセミナー☆☆
“中小企業のM&A時代の本格到来!”
経営トップのための
【「競合他社とのM&A戦略」実践ワークショップセミナー】
今の中小企業に必要なのは「中小企業同士のM&A」です。
M&Aと聞いて「それは大企業の話だろう」と思われる方も多いは
ずです。
日経新聞では大手企業のM&A、TOBや三角合併のニュースがよ
く聞かれ、日本企業にも合併、企業買収といった動きが盛んに見ら
れるようになりました。
しかし、M&A、TOBというのは、日本の株式会社の80%以上
を占める中小企業こそが採用すべき戦略だ!と考えます。
・・それはなぜなのか?
とくに年商30億円までの中小企業は、
▼スケールメリットを活かせず、
▼同業他社との受注競争や価格競争で疲弊し、
▼設備投資の負担と借入返済に苦しみ、
結果、思い切った成長戦略が描けないという現実を、数多く見てき
ました。さらに後継者不在という事情が重なって身動きがとれない
ケースも多くあります。
この状況を打開する方策こそが「M&A」です。
他社を買収したい場合も、また自社を合併して欲しい場合も、それ
ぞれの事情に合わせて、「より強くなるためのM&A」について、
経営トップの戦略的な見地から、お話したいと思います。
いわゆるM&A仲介・斡旋会社のセミナーとは違った切り口で、自
社の財産を守り、より会社を強くしたいという「経営トップの視点」
でお話します。
■期待する効果
1.中小企業のM&A戦略の基本的な考え方がわかる
2.自社の進むべき方向性や道筋が見える
3.今後どういう手を打てばよいか、理解できる
■主なセミナー内容
1.M&Aを取り巻くトレンド
「低成長の時代だからこそ、M&A戦略が脚光を浴びている」
2.ケーススタディ
「より強くなるためのM&A」現場の実態から考えるベストシナリオ
3.ワークショップ
「参加者からの疑問・質問に具体的にお答えします」
◆講師:板倉俊夫氏/エイチエスインターナショナル代表取締役
■対象者:自社にM&A戦略を取り入れたい中小企業のトップ・
経営陣の方(10名程度の少人数ワークショップを予定)
■開催日:2007年8月30日(木)13:30〜17:00
■会場:東京国際フォーラム会議室にて(詳細は追ってご案内)
■参加費/定員 8,000円(1名様/事前振込み)
※2名ご参加割引=15,000円(2名様同時にお申込み)
※3名ご参加割引=22,000円(3名様同時にお申込み)
■主催:株式会社コンサルジェント(03-3231-7889 担当:小林)
■詳細&お申し込みはこちら↓
http://www.keieido.net/seminar-t/cons_03.html
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《編集後記》
今週の吉村さんは、社外取締役から「若くて優秀なコンサルを紹介
するね!」というご縁を頂き、ご提携頂きました。以降、認識とし
て「吉村さん=美容業界」という方程式が成り立っていましたから、
今回は葬儀屋さんをテーマにご執筆頂いたのはビックリΣ(◎o◎)
この業種は絶対に必要とされるサービスですし、他業種からの新規
参入が後を絶たない業界になりつつあります。小規模の業者は大手
には太刀打ちできない感もありますが、家族経営にしか出来ないサ
ービスに焦点をあてたことで、大成功に繋がったという例ですね♪
確かにハウスウエディングがあるのだから、ハウス葬儀があっても
不思議じゃないですよね。どちらも“新たな門出”には違いないで
すし、親しい友人や家族水入らずで送り出したいというのは世の常
でしょう。そんなトコロに目をつけられた吉村さんはスゴイ('-^*)
葬儀といえば近年友人を亡くし、葬儀前にお手伝いをしていた時の
こと、不謹慎かもしれませんがとても感動する出来事がありました。
それは「湯灌(ゆかん)」といって、遺体をお風呂に入れ、手で洗
って清めてくれる儀式。見ず知らずの女性2人が厳かに洗ってくれ
る姿に感動し、胸が熱くなりました。友人も綺麗にしてもらって、
さぞ気持ち良かったことでしょう。人生最後の一幕に携わる葬儀屋
さんは大変ですが、ヤリガイがあるご商売ですね。ちょうどお盆で
すし、故人のことを想うイイ機会になりました(* v v)。(にしだ)
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◆◇ 発行元:経営コンサルタントの購買代理エージェント ◆◇
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《株式会社コンサルジェント》 http://www.consulgent.co.jp
◆経営コンサルタント探しの『経営堂』 http://www.keieido.net
◇研修・セミナー講師探しの『研修堂』http://www.kenshudo.net
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-10-2きめたハウジング6F
〒541-0054 大阪市中央区南本町2−1−1本町安達ビル8F
★ご意見・お問合せは: http://www.keieido.net/inquiry.html
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