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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第418号【08/01/16】 ◇◆
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《今回のCONTENTS》
1.『人事制度は作る過程が大事!』 小笠原 隆夫
2.経営コンサルタント向け:ビジネスオファーメールのご案内
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『人事制度は作る過程が大事!』
私は主にIT企業向けの人事コンサルティングを手がけております
が、その中で人事制度を何とかしたいというご相談をよく受けます。
何らかの制度はあるが機能していないというケースがほとんどで、
多くは制度改善を行っていくことになりますが、中には制度そのも
のにそれほど問題があるとは思えないケースがあります。
このような場合によくお話をうかがうと、どうも人事制度を作った
過程に問題があると思われるケースが比較的多いのです。
以下は私が相談を受けたことがある一例です。
《ケース1》
きちんとした人事制度を作りたいと思い、大手コンサルティング会
社に人事制度構築を依頼。コンサルティング会社が持ち込んでくる
原案を人事担当者が検討会議を通じてチェックしながら、1年近い
期間をかけて作り上げていった。
定期的に役員報告を行い、最終決済も得て社員向けの説明を行った
がそこで疑問や不満が噴出。当初はコンサルタントも説明に参加し
ていたが契約満了後は、すべて人事担当者が対応することになる。
何とか運用開始にはこぎつけたが、その後の様子を見ると意図した
運用がされず、効果も出ていない。
《ケース2》
社内で新たな人事制度を作ることになり、その主担当に任命された。
初めての経験なので関連書籍を何冊も買い込んで勉強し、最新の方
向性などの情報を仕入れる。勉強するほどに自社の制度に対する問
題意識が高まり、何とか理想的なものにしたいと思う。
理想に近いと思えた本の内容を参考に制度を作り、役員承認を受け
て運用を始めるが、まったく思った通りに機能しない。
制度構築担当としては“会社のレベル、意識が低い”と思うが、現
場からは“現場を知らない”、“実態と合わないから運用できない”
などの意見が出て収拾がつかない。
上記の例では、どちらも作り上げた制度は良いものでしたが、うま
く運用することができませんでした。
これらのケースには二つの共通点があります。
(1)実際に運用する人が検討に参加していない
どちらのケースも実際に運用する人は検討に参加していません。
コンサルタントは人事担当者が現場状況を認識していると考えてい
たのかもしれませんし、制度構築担当も自分でわかっているつもり
だったのかもしれませんが、現場の人たちは自分たちが検討過程を
知らないために当事者意識が湧かず、制度の意義や必要性も理解で
きず、制度の浸透に協力する気持ちになってくれず、結果として意
図した運用ができなかったということでした。
運用するのはあくまで現場の人たちだという認識が薄かったように
思われます。
(2)自社のレベルにそぐわない内容だった
どちらのケースもその当時の最新の論理を取り入れ、理想的な制度
を作ろうとしていたと思われます。
大手のコンサルタントは新しいものを取り入れたがる傾向がありま
すし、自分で作ろうと考えて一生懸命勉強するほど“制度はこうあ
るべき”との意識が強くなります。
しかし、オリンピック選手と同じトレーニングをしたからといって、
前提となる基礎が無ければ記録は伸びないように、いくら理想的な
制度を入れたからといっても運用できなければ意味がありません。
運用するためにはそれなりの基礎が必要ですが、それを見誤ったよ
うに思われます。
現場とのコミュニケーションが少なかったことも実情を見誤る一因
だったと思われます。
このように人事制度構築については、出来上がった制度の内容だけ
でなく、どのような手順、過程を経て作り上げたかという点も成功
させるにあたっては重要になります。
原理原則はありますが、各社の事情(社風、組織構造、問題意識、
キーマンの存在など)によって左右される点も非常に多くあります。
作り上げる内容とともに、検討の進め方についても十分な配慮をし
て進めると良い結果が得られると思います。
これから人事制度改訂を考えられている企業は、ぜひ参考にして頂
きたいと思います。
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《今週のコンサルタント》
小笠原 隆夫(おがさわら たかお)
ユニティ・サポート 代表
1962年生まれ。東洋大学経営学部経営学科卒業と同時に、シス
テム開発会社に入社し、SE・リーダー職を8年間務める。その後、
同社内で人事労務関連業務全般に携わり、2度にわたる企業合併の
際に部門責任者として人事関連の統合実務を担当。2006年に同
社を退社し、2007年2月「ユニティ・サポート」を設立、現在
に至る。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお薦めビジネス書》
『現場力を鍛える「強い現場」をつくる7つの条件』
著者:遠藤 功 出版社:東洋経済新報社
伸びる企業がどのような取り組みをしているのか、具体的な事例も
示されており、日本の風土にあった改善活動のヒントになると思い
ます。私自身は大変共感する点が多かった本です。
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
在籍していた会社が合併を繰り返し、自分の理想である人と人と
のつながりを大切にする風土が失われていったこと、組織の中が
徐々に分業化されて今まで以上の経験を積む事が難しくなってい
ったことから、自分の経験を活用して理想的な組織作りを手伝っ
て行きたいと考えたことがきっかけです。
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
あくまでも“先生”ではなく“パートナー”として信頼していた
だくこと。
そのために問題意識を共有するコミュニケーションを重視してい
ますが、言葉だけで表現し切れない問題点も多いので、これらを
感じ取れる感度、感覚も大切にしています。
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
何が問題でどうしたいのかをできるだけ明確にして、それをでき
るだけ的確に伝えることが大切です。その内容でコンサルタント
自身も出来ること、出来ないことをはっきり示すことができます。
また、コンサルタントの基本的な考え方やキャラクターが、自分
たちの求める方向と合っているのかどうか、相性を見極めること
も重要だと思います。
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《編集後記》
今週のコンサルタント小笠原さんは、IT業界でSE・管理職を歴
任された後、一環して人事畑を歩んで来られました。勤務中には企
業合併をなんと二度も経験されたそうで、組織風土作りの重要性に
直面。自ら支援する必要性を感じ、独立開業されました。確かに、
それまで全く違う環境下で仕事をしてきたスタッフ同士が、会社が
合併したからといって、急に「ハ〜イ、皆さん仲良くやりましょう
ネ〜♪」と幼稚園のお遊戯のように上手くいくワケないですよね…。
そんな貴重な経験をされた小笠原さんのコンサルティングテーマは、
“人は気分(気持ち)で動く”ということ。気分を盛り上げる仕掛
けをしていくことが業績向上につながっていくし、逆にちょっとし
た行き違いで、人はやる気を失うもの。頭ではわかっていても、社
内にどっぷり浸かっている状態では、見えないこともありそうです。
余談ですが彼の趣味はサッカーやゴルフというスポーツマン&体育
会系で礼儀などには厳しいそうですが、もっぱら年上年下問わずニ
ュートラルな付き合い方を好むコンサルタントですので、人事制度
にお悩みの経営者様は、お気軽にご相談いただければと思います!
ご縁あって自分の会社で働いてくれるスタッフと「人と人との繋が
り」を大切に勝ち組に突き進みましょ┗(^▽^)(^▽^)┛(にしだ)
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