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◇◆◇　経営革新！１００人のコンサルが語る事業成功の秘訣　　　◇
◆◇　　　　　　　　　　　　　第４６４号【08/12/03】　　　　　　　　　　◇◆
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《今回のCONTENTS》

１．『護身術のすすめ』　　　　　　　　　　　　　　小田原　清

２．今週のおすすめセミナー：実践若手マーケティング塾
　　　　　　 【明日のための企画力鍛錬講座】(12/13開講・東京)

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『護身術のすすめ』


古来わが国には多くの武術があり、一部はスポーツ化しながらも脈
々と伝承されている。その武術の中でも徒手空拳で戦う武術では、
現代人の護身術として有効なものも多い。

テレビドラマでも、「相棒」の水谷豊さん演じる杉下警部は、時に
複数の暴漢相手に合気道で立ち向かわれている。

また「税務調査官・窓際太郎の事件簿」で小林稔持さん演じる窓辺
太郎も終盤の見せ場で、大物政財界人の秘書を投げ飛ばすシーンが
必ず登場するけれど、これも合気道のように見受ける。

さらに「科捜研の女」の沢口靖子さんも合気道の使い手の役だった。
こうみると男性、女性に係らず「合気道」は護身術としてスマート
な趣がある。

先日新聞に、合気道を修業するフランス人女性の話が載っていた。
フランスで合気道を始めていたが、仕事で日本に赴任することにな
り、東京で勇んで合気道の道場に通っている。

ただ、日本では優れた師範には恵まれるものの、若い同志が少ない
ことを嘆いておられた。実は柔道にしても、町道場などはフランス
の方が多いような話を聞いている。元祖の国は、どちらかといえば
レジャースポーツや観戦スポーツの方が盛んなのである。

それにしても、記憶に新しい秋葉原での真昼間の無差別殺傷事件な
どが発生しながら、その後「護身術」を習いたいとか、武道の道場
の入門者が増えたりする話は聞かない。

ひとつには日本で、そのような事件に遭遇する確率は非常に小さい
と考えられ、お気の毒さまで、自分には関係のない話として片付け
ていること。

もうひとつは、今更何か武道を練習したとしても、実戦で通用する
レベルには到底及ばないであろうと考えること。両方ともほぼ正し
く、特に後者は正しい。却って「生兵法は大怪我の元」である。

それでは、武術による護身術が役に立たないかというとそうでもな
い。護身術はその名の通り、身を守るものであって、必ずしも相手
を倒す必要はない。

危難から脱出する方法と考えれば荷は軽い。「君子危うきに近寄ら
ず」であり、「武芸百般逃げるに如かず」と心得ておれば、武術は
護身術として大いに有効である。

空手道にも「空手に先手なし」という教訓がある。空手はあくまで
護身の術で、何もしない相手を打ちのめすために用いてはならない。
という戒めの言葉と解していた門外漢の私。

最近、確かにその意味もあるものの違った意味を見出した。

「先手必勝」、「攻撃は最大の防御なり」ということもあるが、
「空手に先手なし」は、戦う相手の実力分析もしない前に仕掛けれ
ば、どんな返し技を食らうか分かったものではない。

相手の出方を伺い、相手の技量を見極めた上で対処すべきである。
と教えているように思えたのである。

経営でも「経営革新」というといかにも攻撃的な響きがあるが、
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」で、環境分析、自社の分析
を十分に行い、正しい方向に導く必要がある。

最近友人の診断士のセミナーで、「老舗企業に学ぶ、成長と持続の
条件」（ＫＣＧコンサルティンググループ有限責任事業組合主催）
を聴かせて貰った。

老舗に共通することは、時代の移り変わりに合わせて「経営革新」
を行ってきたこと。内部統制の仕組みを持っていたこと。事業継承
をうまく行って来たこと。であるらしい。

よく言われるけれど、「強いものが生き残るのではない、環境に順
応出来たものが生き残るのである」。すなわち、経営革新は企業に
とっての護身の方策であると考えられる。

その観点から申し添えれば、危ないと思ったからと一族郎党を捨て
置いて、一人逃げ出すわけにも行かないのが現実である。

ここは、一人で立ち向かい大怪我をされるより、「セ○ムしてます
か！」の通りで、優秀な警備員、ザ・ガードマンを置かれることだ。

経営者自身が各種セミナーで財務や経営学を学ばれるのも、護身用
として日常管理的には結構であろうが、ここは中小企業診断士はじ
め各種コンサルタントを活用するのが極意であり、おすすめなのだ。

武術の世界では「極意とは己が睫のごとくなり、近くに在りて見え
ざりきもの」と言われている。近くにもあなたの心強い助っ人が必
ずいる筈だから。


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《今週のコンサルタント》
小田原　清（おだわら　きよし）
泉台経営コンサルタント事務所　所長

「もっと素敵な企業へ！気鋭の診断士があなたをアシストします」

１９４７年生まれ。工業高校卒業後、定年までの４２年間大手化学
会社に勤務。講道館柔道５段。平成１９年度、中小企業診断士２次
試験合格。経済産業大臣登録中小企業診断士。平成２０年４月泉台
経営コンサルタント事務所開設。自社ホームページに連載エッセー
執筆中。製造業の品質管理に基づく、業務システムの構築と改善、
コストダウン等を得意分野とする。診断士仲間との協働による中小
企業向け総合的簡易診断も行っている。現在マーケティングや企業
再生・承継問題にも取り組み中。


《経営堂・詳細プロフィールはこちら》



《私のお薦めビジネス書》

『ものづくり経営学―製造業を超える生産思想』

著者：藤本　隆宏(東京大学21世紀COEものづくり経営研究センター)
出版社：株式会社光文社

２００４年東京大学に誕生した「ものづくり経営研究センター」の
４年間の「ものづくり」研究の中間報告書のようなもの。と著者は
述べている。２０世紀後半「ものづくり」で世界を席巻した感のあ
った日本であるが、貿易立国で突っ走って来た観があり、製造業は
戦略性が希薄な産業であった。産業の構造変化、国際化に対応する
ものづくり戦略とはどういうものか？また「ものづくり知識」の全
体像の体系化を非製造業まで含めて目指した意欲的な一冊。
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《今週のコンサルタント・インタビュー》


●コンサルタントになったきっかけはなんですか？


　 会社勤めの頃、産能大学の西塚宏先生のセミナーを業務で２度受
　 講させていただきました。

　 委託先企業管理のセミナーで、「企業管理するなら中小企業診断
　 士の資格くらい取って理論武装しないといけない」とご宣託いた
　 だき【中小企業診断士】資格の存在を知りました。

　 企業での自身の有意義な経験を後に伝えるためには、定年後はこ
　 の道と定めていました。


●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか？


　 全身で現場を診ること。全霊で現場の声を聴くこと。


●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを！


　 自社の力を一緒に引き出してくれるコンサルタントを見出すこと。


●ＰＲ


　 私は「運の強い人間です」。


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☆☆今週のおすすめセミナー☆☆

現役マーケティングコンサルタントが指南する企画力直結セミナー

実践若手マーケティング塾　「明日のための企画力鍛錬講座」
〜東京・青山ベルコモンズで12月13日開講！〜

マーケティングの本は読んだけれど、自分の仕事に活かせてない。
　　上司から、得意先から、いま企画の提案を求められている。
　　　　そんな若手ビジネスパーソンに効く講座です。
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《編集後記》
今週のコンサルタント小田原清さんは、製造業出身。退職されるま
で現場での安全管理、小集団活動、改善提案活動、シックスシグマ
プロジェクト及びリーンシックスシグマプロジェクト等で数多くの
実績を残されました。その経験を基に、現在は品質管理手法による
製品品質・業務改善、コストダウン等を得意分野として活躍中です。

また中小企業診断士の資格を有し、町の経営コンサルタントとして
企業の身近な経営相談窓口を担っていますので、コンサル会社より
安い料金設定ですが、高い付加価値を目指しているのが特徴的です。

そもそも中小企業診断士の役割＝Ｓｏｌｕｔｉｏｎを提供すること。
収益性は？売り上げは？今後の企業戦略は？…日々、頭を悩ますこ
れらを解決する為、中小企業こそ専門家の知見・経験を必要な時に
必要な分だけ活用できるコンサルタントの導入を推奨されています。

「働く人達が、いつも明るく元気であって欲しい。そんな経営者の
願いを応援する」をモットーに掲げ、柔道５段の小田原さんは、今
日も熱く指導中で〜すε＝ε＝ε＝( ^o^)／！オイッス！（にしだ）


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〒103-0023　東京都中央区日本橋本町1-10-2きめたハウジング６Ｆ
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