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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第476号【09/03/04】 ◇◆
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《今回のCONTENTS》
1.『フレームワークのトラップ』 杉本 眞一
2.今週のおすすめ出版支援セミナー
【本多泰輔の出版セミナー】(3/12東京)
3.今週のおすすめ情報 3月開講 in大阪/主催:毎日新聞社
“関西初”年間定額制の社員サービス『毎日ビジネス講座』
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『フレームワークのトラップ』
はじめまして、ボナファイデコンサルティングの杉本と申します。
今回は、私が近頃クライアントとの会話で痛感することについて少
々書かせて頂きます。
ご存じの通り、ここ数年で書店のビジネス書コーナーは大変充実し
ました。感覚的ですが、面積も広がり分類も細かくなっていると思
います。
皆さんもさまざまな書籍を手に取り、そこから方法論や考え方を獲
得し、自身の引き出しにして活用されていることと思います。
中でも、何かを検討したり主張したりする際に重宝されるフレーム
ワーク(枠組み)は、何かと便利でよく活用されている場面に出く
わします。
例えば、3Cや4P、5F、7Sなど、皆さんもいくつかはご存じ
だと思います。
ですが、これらのフレームワーク、きちんと活用されていればいい
のですが、使いこなすのは結構難しいようです。
例えば、こんなことがありました。
「新規事業の検討をここ数カ月やっているんですが、どうもスッキ
リと結論が出ないんです。SWOTで状況を整理したんですが・・
どうでしょう?」
SWOTとは、内部・外部に存在する、目標達成に対する貢献と障
害を、強み・弱み・機会・脅威という4象限に整理するツールです。
資料を見ると、確かにSWOTのフレームワークを使って詳細に事
実や情報は整理されています。そこで、私から次のように質問をし
ました。
「ところで、なぜSWOTのフレームワークを使ったんですか?」
すると、
「いえ、ある本を見まして、そこでSWOTが紹介されていたもの
ですから・・・。ダメなんですか?」
フレームワークを一から考えるのは大変難しいものです。
私も、フレームワークを考えるだけで一日を過ごしてしまうことが
あるくらいです。だからこそ、先人の知恵である既存のフレームワ
ークが重宝されます。
しかし、理由を考えもせずになんとなく既存のフレームワークを使
うのはお勧めできません。結局、上記の例でも「なぜSWOTなの
か」よく考えもせずに使っていたわけです。
私が行う論理的思考の研修でも、枠組み思考の演習をいくつもやり
ます。
そこでもやはり、例えば3Cのフレームワークを持ち出してきた場
合、私から必ず理由を問いますが、それがしっかり考えられている
ことはほとんどありません。
3Cは、市場(顧客)・自社・競合の3つの視点から事業環境を分
析するフレームワークです。
例えば、次のように考えてみます。
◆なぜ、事業環境を分析するのか?
→事業の成功要因を導き出し、戦略を立案するため
◆事業の成功とは、究極的には何か?
→利益
◆利益は、どのように決まるか?
→売上−コスト(あるいは売上×利益率)
◆売上はどのように決まるか?
→市場規模×市場シェア
つまり、ザックリ言えば利益は【市場規模×市場シェア−コスト】
で決まる訳です。
もうお気付きでしょうか。
見事に3Cの要素で事業からの利益を大よそ語ることができるわけ
です(市場規模は「市場」の大きさ、市場シェアは「競合」との闘
いで決まるもの、コストは「自社」の売上を実現するために投入す
る資源)。
ですから、「自分たちはその事業で儲けを出すことができるのか」
という問い(論点)に対して答えを出す時に、3Cというフレーム
ワークは極めてパワフルなのです。
逆に、問いが異なる場合は、その有用性は低いでしょう。
このように、フレームワークを活用する時は必ず理由を考えること
が必要です。
経営に関する汎用性の高い知識やノウハウが溢れている中で、それ
らをきちんと使いこなすことは難しく、コンサルタントを活用する
立派な目的の一つと言えます。
フレームワークを使っているつもりが、フレームワークに振り回さ
れてしまっている、その罠(トラップ)に嵌ってしまっていること
はありませんか?
道具に使われてしまっていては、ブレイクスルーは生まれようもあ
りません。
是非もう一度、ご自身の思考を見直してみることをお勧めします。
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《今週のコンサルタント》
杉本 眞一(すぎもと しんいち)
ボナファイデコンサルティング株式会社 代表取締役
「戦略コンサル技術+中堅企業の役員経験+研修講師スキルの合せ技」
1967年生まれ。一橋大学商学部卒業後、ボストンコンサルティ
ンググループに入社、6年半にわたり経営コンサルタントとして様
々な業種・テーマにわたる戦略立案および実行支援プロジェクトに
従事。その後、富士化学工業(株)にて電池材料事業部長として新
規事業の立上げを指揮した後、モニターグループ等戦略系コンサル
ティングファームを経て、マーケティング戦略・ブランド戦略の策
定および実行支援を専門とするプロフェットに参画。2007年4
月に同社日本代表を退任し、翌5月にボナファイデコンサルティン
グ(株)を設立。事業戦略、マーケティング戦略等の策定支援を中
心とした経営コンサルティングの他、論理的思考や戦略立案等の研
修も行っている。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお薦めビジネス書》
『イヤな「仕事」もニッコリやれる陽明学
―眠っている能力を引き出す極意』
著者:林田 明大 出版社:三五館
さまざまな登場人物とそのエピソードを交えながら、陽明学の基本
を説いています。口語体で読みやすく、ものの見方・考え方を広げ
るのに大変役立ちます。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4883204308/consulgent-22/ref=nosim
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
もともとは公認会計士になるつもりでしたが、大学に入ってから
経営戦略論を学び、これを仕事にしようと思い、ボストンコンサ
ルティンググループに入社しました。
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
ややもすると経験の蓄積に頼りがちですが、傲岸不遜にならぬよ
う、誠実で謙虚であるように心掛けています。
データや情報も謙虚に受け留めるようにしています。
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
コンサルタントは、様々な情報から「だから何なのか、何をすれ
ばいいのか」というクライアントに役立つメッセージを引き出す
のが仕事だと考えています。
情報は、圧倒的にクライアント側にありますし、それを提供して
頂かなければ仕事になりません。
どんな情報も心を開いて提供し、相談し、議論できるコンサルタ
ントの方が、成果に対する期待値は高くなります。
この人になら心を開けるか、コンサルタントを選ぶ際には、そん
な基準も持っておくのも有効なのではないかと思います。
●PR
私の経歴を見ると、何が専門なのか分かりにくいと思いますが、
その通りです。
戦略ファーム出身の中では、マーケティング戦略やブランド戦略
の経験がやや多いのが特徴ですが、最近は組織運営の基盤構築の
お手伝いもしています。どんな人に相談すれば良いかすらよく分
からないというような経営課題には、柔軟に対応いたします。
企業研修でお試し頂いたり、プロジェクトをフェーズで区切って
契約するなど、リスクを低減する方法もありますので、それらも
含めてお気軽にお問い合わせ下さい。
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☆☆今週のおすすめセミナー☆☆
【本 多 泰 輔 の 出 版 セ ミ ナ ー】
http://www.keieido.net/publish0312.html
メルマガ「コンサル出版フォーラム」で
3年間にわたってコラムを執筆し続けた謎の編集長、ついに登場!
現在、公式には休刊中のメルマガ「コンサル出版フォーラム」。
http://www.keieido.net/publish-mag.html
その編集長として、ビジネス出版社OBならではのインサイダー情報
や毒舌を披露してきた編集者、本多泰輔が、このたび出版指南セミ
ナーをこっそりと開催することになりました。
会場の都合で定員は110名限定。これからビジネス書を出したい、
2冊目・3冊目を狙いたい、という方には、きっとご参考になる内
容だと思います。ご興味ある方は、ぜひお早めにお申し込み下さい!
<予定内容>
1.出版の効果
2.なぜ本を出そうと思ったのですか?
3.編集者の病、著者の病
4.当世ビジネス書出版事情
5.企画書の書きかた
6.出版社をどうやって落とすか
7.なぜあの人は次から次へと本が出せるのか
◆日時:3月12日(木)大安 15:00〜17:30
◆場所:ちよだプラットフォームスクエア 5階503会議室にて
◆定員:10名 ※先着順に受付
◆会費:10,000円
◆対象:ビジネス書の分野での著者デビュー、出版を目指していら
っしゃる方(コンサルタントや研修講師の方、歓迎します)
<受講者特典>
出版企画書をご準備できる方には、本多氏より、内容に対してコメ
ント・アドバイスをさせていただきます。また有望な企画につきま
しては、ご希望に応じて出版実現に向けた支援(プロデュース)を
させていただきます。
▼▽▼▽詳細&お申し込み▼▽▼▽
http://www.keieido.net/publish0312.html
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☆☆今週のおすすめ情報☆☆
関西初!年間定額制の社員サービス
『毎日ビジネス講座:3月開講 in大阪』 主催:毎日新聞社
★月々3万円の会費で、ビジネス講座を自由に受講できます★
百年に一度の不況だからこそ、社員・従業員の「質」がビジネス成
功のカギになります。ビジネス力のスキルアップは、企業存続と発
展にとっての「絶対条件」といっても過言ではありません。
毎日新聞社は、そんな企業のみなさんの強力な「助っ人」になろう
と、今春から社員研修サービス「毎日ビジネス講座」を開設します。
定額で社員研修が何講座でも受講できるのは、関西では初めての方
式になります。ぜひこの機会に入会をご検討ください!
<このような企業様に最適です>
●研修を実施したいが費用が高い・・・
●研修制度がなく、社員のスキルアップが図れない・・・
●画一的な本部主導の研修ではなく、自主的に学ばせたいが・・・
◆◇詳細はこちら→ http://www.keieido.net/mainichi.html
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《編集後記》
今週のコンサルタント杉本眞一さんは世界屈指の戦略ファーム、ボ
ストンコンサルティンググループのご出身。当時の代表はあの堀紘
一氏!彼の元で数十に及ぶ様々な業種・テーマにわたる戦略立案・
実行支援プロジェクトに従事。その後、生産・研究開発、ブランド
戦略・マーケティング支援等、複数の外資系戦略ファームを渡り、
07年5月に独立されました。特徴として、世界屈指の戦略コンサ
ルティングファームで叩き上げられたスキルと中堅企業でのビジネ
スユニット長の経験をベースに説得力のあるコミュニケーション、
論理的な問題解決、効果的な戦略策定などの能力向上をお手伝い♪
これまでの多岐に渡る経験を基に、お仕着せや既存の枠組みや規範
に頼り過ぎることなくオーダーメードでプロジェクト設計を行いま
すので、安心です。また理論やフレームワークをベースとしながら
ビジネスの現場で使えるツールやコツなどの習得に重きを置き、コ
ンサルタントの頭の使い方を伝授するセミナーや研修も好評ですヨ。
社名「Bonafide」とは、ラテン語で「誠意ある・誠実な」という意
味だそう。その名の通り、謙虚に誠実にご一緒に成果を出していき
たいと考えています、という杉本さん。肩肘張らずに気さくにお付
き合いできるお人柄ですのでぜひ、ご相談下さい(^-^*)ノ(にしだ)
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◆◇ 発行元:経営コンサルタントの購買代理エージェント ◆◇
〜御社の課題に最適な経営コンサルタントを無料でご紹介します!
《株式会社コンサルジェント》 http://www.consulgent.co.jp
◆経営コンサルタント探しの『経営堂』 http://www.keieido.net
◇研修・セミナー講師探しの『研修堂』http://www.kenshudo.net
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1-10-2きめたハウジング6F
〒541-0054 大阪市中央区南本町2−1−1本町サザンビル8F
★ご意見・お問合せは: http://www.keieido.net/inquiry.html
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することを禁止します。※同僚・知人へのご紹介・転送歓迎します
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このマガジンは[まぐまぐ] http://www.mag2.com/を利用して発行
しています。配信停止は http://www.mag2.com/m/0000085773.htm
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