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◇◆◇ 経営革新！１００人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第５１９号【10/01/06】 ◇◆
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《今日のCONTENTS》
１．『すぐに使える、業務改善の知恵：ＥＣＲＳの原則』楊 典子
２．メルマガ読者様限定：新春企画！「無料相談会」のお知らせ
３．編集後記
４．不況・デフレ経済を勝ち抜く営業戦略セミナー(1/27 東京）
【価格を無料にしても利益を出すビジネスモデルの作り方】
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『すぐに使える、業務改善の知恵：ＥＣＲＳの原則』
新年を迎えて、「心機一転、今年はこれに取り組むぞ！」という思
いを新たにされた方も多いのではないでしょうか？
今回は、どの企業も頭を抱える「管理業務の生産性向上」に注目し、
業務改善を促進する「ＥＣＲＳの原則」をご紹介したいと思います。
「ＥＣＲＳの原則」は高い生産性を世界に誇る日本の生産現場の改
善で使われてきた、業務改善の原則です。
■ＥＣＲＳの原則（イーシーアールエスの原則）
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【排除／無くせないか？】：Eliminate（エリミネート）
業務の目的をもう一度見直し、その業務は無くせないかを考える。
【結合／一緒にできないか？】：Combine（コンバイン）
業務をまとめて一緒に処理することで、かかる時間を短くできない
かを考える。
【交換／順序の変更はできないか？】：Rearrange（リアレンジ）
仕事や作業の順序を入れ替えることで、効率的にならないかを考え
る。
【簡素化／単純化できないか？】：Simplify（シンプリファイ）
もっと省略したやり方で、同じ結果を生み出せないかを考える。
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Ｅ＞Ｃ＞Ｒ＞Ｓの順に効果が高いとされ、業務のムダを取り除く際
にとても有効な視点になります。
では、この原則がどのように活用できるのか、事例を元に見てみま
しょう！
■事例で学ぶ
多くの会社で、管理部門の生産性を下げている元凶のひとつが、管
理資料の作成業務です。
社員２５０名の電子機器メーカーＡ社でも、社内で毎月１２０を超
える管理資料を作成していました。しかし調査してみると、それが
判断のために有効に活用されていたのは、わずか４０程度でした。
活用されていない８０の管理帳票を削減するだけで、月に２００時
間かかっていた業務が７０時間にまで短縮され、約１人分の業務が
削減されるという結果を生み出しました。
ここでのポイントは、管理資料はまず【排除】の原則で徹底的に洗
い出すということです。
資料は多くの場合、「これまで作っていたから」と慣習のように作
られているものが多く、ほんの１項目しか違わないような、似たよ
うな資料が複数の部署で作られることも数多くあります。
資料としては残す必要があると判断されれば、次に【結合】の原則
を当てはめてみます。
営業管理部と経理部が作っている資料がほとんど同じであれば、両
方の項目を含んだ資料を経理部が作るようにする、といった考え方
です。
現在各部署で作っている管理資料を洗い出し、その結果を誰がどの
ように使っているのか、この資料がないとどのような問題が起きる
のかという点について見直してみると、きっと驚くほどのムダに気
づかれることと思います。
■まとめ
これまで多くの企業の業務改革に携わってきましたが、業務改善が
風土として根付いた企業に共通するのは、
「トップ主導で、短期間に小さな結果を生みだし、それを成功体験
として現場に共有しながら原理原則を浸透させていく」
という点だったと感じています。
まずはわかりやすく、すぐに使えるＥＣＲＳの原則を使った業務改
善で、その一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか？
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《今週のコンサルタント》
楊 典子（よう のりこ）
五葉コンサルティング株式会社 代表取締役
「変化を味方につける業務改革を。」
１９７３年生まれ。外資系コンサルティングファームにて大手自動
車、機械、部品、化粧品、消費財メーカーなど、多くの製造業のサ
プライチェーンマネジメント改革プロジェクトや業務効率化プロジ
ェクトにて、コンサルティングに携わる。外資系医療機器メーカー
にてシックスシグマを学び、業務プロセス改革、シックスシグマの
展開、経営品質管理を行う。その後、五葉コンサルティング株式会
社を設立し、代表取締役に就任。【主な資格】物流技術管理士、Ｓ
ＡＰ社ＳＣＭ認定コンサルタント、シックスシグマグリーンベルト、
中小企業診断士（２０１０年４月登録予定）。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお薦めビジネス書》
『マーケティング優良企業の条件―創造的適応への挑戦』
著者：嶋口充輝、石井淳蔵、黒岩健一郎、水越康介
出版社：日本経済新聞出版社
言うはたやすく実行は難しい「市場志向」を企業の基盤にし、創造
的な市場価値を生み出しているマーケティング優良企業９社（花王、
資生堂、積水ハウスなど）。各企業の市場情報の活用と展開の仕組
みを徹底解剖した、目からうろこの一冊です。
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか？
実家が飲食店を経営していたのですが、【勘・経験・度胸】だけ
に頼った経営に子供のころから疑問（不安？）を感じ、幼いなが
らに、「もっとこうしたほうが、お客さまは喜んでくれるんじゃ
ないかな？」と色々と提案していました。
後にこういうことをプロとして行う「経営コンサルタント」とい
う職業があると知り、裏方で成功を支えることに喜びを感じる性
格とあいまって、新卒からコンサルティングの世界に飛び込みま
した。
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか？
いくら頭でわかっても、腹に落ちなければ行動は生まれません。
なので、経営者と従業員の腹に落ちることを重視した、進め方や
展開の仕方を心がけ、決して「絵に描いた餅」にならないように
しています。
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを！
最初の段階で、コンサルタントへ対する期待を明確に伝えること
が、後の満足度を大きく左右すると感じています。
決して安い投資ではありませんので、まずは期待を優先順位と合
わせて伝え、やってもらうことと捨てることを、コンサルタント
とすり合わせしておきましょう！
●ＰＲ
製造業に強みを持っているコンサルタントは年配の男性が多い中
で、女性コンサルタントは珍しいと思います。
製造業の現場に携わられる方々は、誇りとプライドが邪魔をして、
なかなか現状を変えることが難しいものです。
当社では女性のソフトさを活かし、上から目線でなく、現場に入
り込んでそれぞれの知恵を引き出す方法をとっておりますので、
解決策に納得感があり、実際の行動に結びつくと、高い評価をい
ただいております。
また製造業だけではなく、女性をターゲットとした飲食店やエス
テサロンのご支援なども行っておりますので、製造業以外のお客
様も、お気軽にお声をおかけください。
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今回コラムを執筆頂いた楊典子さんよりお知らせがあります↓↓
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《編集後記》
新年、明けましておめでとうございます:*:・°(*^ー^)/°・:*:・
本年も当メルマガ「経営革新！」をよろしくお願い申し上げます♪
さて今週の楊典子さんは、製造業を中心に業務改革・意識改革で数
多くの実績をお持ちという数少ない女性コンサルタントです。コン
サルファームでは２０代でプロジェクトをリードしたことからも、
若くして手腕を買われた実力派。独立後は「変化を味方に。中小企
業の経営革新を全体最適の視点で支援します」をモットーに活躍中♪
特徴として、中小企業の夢の実現、業務改革の解決、問題解決力の
ある人材育成を強力に推進し、たんに経営課題を解決しただけでは
終わらず、継続的な改善を実現する体制づくりを得意としています。
また社員数３００名以下の中小・中堅企業に重点をおくことにより、
現場で培った知恵を持つ社員とより近い存在であり続けることで、
社長の想いと会社全体の一貫した取り組みを行い、現場が納得感を
持ち、自律的に改革を推進する組織の土台を見事築かせるのです。
那須と犬が大好きで、家ではキャバリアを飼っているという楊さん。
お堅めブログもお持ちですが、最近ではＯＮ／ＯＦＦに合わせて、
脱力系でつぶやいている彼女のTwitter（つぶやき）が面白くて、
覗きに行ってしまいます。でもTwitterに加え、自社ブログを更新
し、１００ページにも及ぶ報告書＆プレゼン資料を仕上げ、中小企
業診断士・アクションラーニングコーチなど各資格取得の受験勉強、
依頼が殺到している執筆業・・・と、ま〜とにかくお忙しい方です。
そんな目まぐるしく動かれる中で、ジムやお茶のお稽古までこなさ
れているのです。寒いからといって、だっらだらとコタツで丸くな
っている場合じゃないですね・・反省ｗ（￣△￣；）ｗ（にしだ）
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ング、営業、新規事業など担当業務に関わらず全ての方に重要とな
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１）もはや止まらない低価格競争の現状
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しています。配信停止は http://www.mag2.com/m/0000085773.html
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