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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第536号【10/05/06】 ◇◆
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《今日のCONTENTS》
1.『中小企業こそ、“デザイン”を賢く戦略的に使いこなし
「ブランド」力の獲得を目指そう』林田 浩一
2.編集後記
3.今週のおすすめセミナー
「元・ビジネス出版社編集長が語る“出版社の攻略法”とは!?
─出版への最短距離を目指すコンサル出版セミナー」
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『中小企業こそ、“デザイン”を賢く戦略的に使いこなし
「ブランド」力の獲得を目指そう』
好況・不況に関わらず中小企業が長期的に成長を続けていくために
は、顧客側から見て価値のある何らかの特徴により市場での存在感
を示し、独自ポジションを確保していく必要があります。
我々の廻りにはひと昔前では考えられなかったような大量のモノや
情報が溢れている一方で、我々自身が処理できる情報量は一定量の
ままです。
結果、今やあらゆる企業が積極的に自分たちを知ってもらう行動を
しなければ【市場に存在しないのと同じ】、という状況にあります。
このような環境下では、中小企業こそ「デザイン」や「ブランド」
といった、規模が必須ではない資源にもっと眼を向けるべきである
とお勧めしています。
しかしながら、ブランド構築やブランド力向上などについてはまだ
しも、「デザイン」と聞いた途端、
「自分(自社)とは関係がない」
「デザインそのものが何だか良く解らない」
「必要性は感じているけれども、どう使えば良いか解らない」
「デザイナーが解らない」
・・・といった抵抗感や苦手意識を持たれる経営者の方も珍しくな
いようです。
デザインは上手く活用できれば、顧客に喜ばれ、指名買いされ、結
果的に競合商品に対する優位性となります。
更には顧客から褒められたり喜ばれたりと、外部から評価された良
いデザインは、従業員の士気を高め、組織への帰属意識や貢献意欲
を向上させる効用もあるのです。
デザインを「使いこなす」ことは「ブランドをつくる」ことへの早
道でもありますから、経営戦略として意識しないのは余りにも勿体
ないのです。
■デザインを「使いこなす」ためのヒント
デザイン戦略が優れている、或いはブランドイメージが確立してい
ると言われる企業は、大企業であれ規模の小さな企業であれ、また
B to C/B to B/を問わず、意志・意図を持ってデザインをコント
ロールしています。
逆に言うと自社側に意図や意志がなければ、例え有名なデザイナー
に依頼したとしても望むような成果を得ることは難しいのです。
●経営理念や商品やサービスを通じてお客様に提供しようとしてい
る価値を、一度言語化してみる。
→「らしさ」を構成している要素は何か?
●デザインは「作品」創りではなく、経営活動としての「プロジェ
クト」として取組む。
→デザインはアートではなく、ビジネス戦略のツールである。
●デザインが「わからない」のは、「好き・嫌い」というその時の
感情で意志決定しているから。
→「良い(適)/悪い(不適)」の基準を持たない限り、投資で
はなく消費である。
●デザインは経営理念の可視化、「丸投げ」では上手く行かない。
2人3脚の長期的なパートナーとしてデザイン・コンサルタントや
デザイナーを探そう。
■中小企業でもできるデザインの使いこなし例
とは言っても、デザインに馴染みが少ない企業にとっては、どこか
ら始めたら良いかわかり難いかと思います。
ここでは例として私がデザインマネジメント、ブランドマネジメン
トで携わっているクライアント企業(自動車関連のB to Cビジネス)。
での活動も交え、手を付けやすいものをひとつご紹介いたします。
●顧客に認識されるキャラクターとして「らしさ」の表現と統制の
方針を決めよう
「らしさ」は企業側から見た場合、経営理念や商品/サービスを通
じてお客様に提供しようとしている根幹的な価値であり、自社の経
営活動上で譲れないものと表現しても良いでしょう。
また顧客側から見た場合は、「信頼・支持する理由」「指名買いす
る理由」の素となるものです。そして理念やビジョンを可視化して
いくことがデザイン活用なのです。
まずは「らしさ」を構成する要素をキーワード化してみることから
進めると良いです。
「自社は顧客からどの様な存在として見られたいか」
「その為に必要な要素は何か」、あるいは
「自社が競合他社より得意なことは何か」
「その中で顧客が喜んでくれそうなことは何か」
といった問いを手掛かりにしていくと進め易いでしょう。この作業
の狙いは価値観やイメージを社内で共有することにあります。
予算確保が出来るのであれば、この段階からデザイン・コンサルタ
ントやデザイナーなどの力も借りることで、情報整理のスピードを
高めるのもひとつの手です。でも、あくまでもここでの主体は自社
で。
表現していきたいイメージと方針が自社の意志・意図として明確に
なった段階で、必要なアイテムのデザインを発注します。
あとはデザイナーが解決策として提案してくるアイデアを、「らし
さ」の意図や意志を基に【判断】すれば良い訳です。
これを場当たり的に「好き/嫌い」という【感情】をベースに意志
決定を行なっていると、「デザインはカネばかり掛かり、効果が良
くわからない」という状況に陥ってしまうのです。
私のクライアント企業では、ブランドの「らしさ」のキーワードと
して、「ユーザーの運転する楽しさ」「精密感/精度感」「高性能」
「高品質感」「細部までの拘り」などの言葉が共有されています。
これに加え、ロゴマークを「単なる目印」から、商品やサービスの
「付加価値の象徴」としていくことを意識した活用を継続的に行な
った結果、ファン顧客層の獲得とに成功しています。
ブランドロゴのバッチやステッカーを備えるクルマは、付加価値と
稀少性から中古市場でも同型車相場より高めの価格で取引されるケ
ースも少なくありません。
ここで重要なのは、デザインの『開発』にお金を掛けたのではなく、
『いかに活用するか』という部分へ地道に注力したことがブランド
構築へつながっているということです。
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《今週のコンサルタント》
林田 浩一(はやしだ こういち)
林田浩一事務所所長/アンサー・コンサルティングLLPパートナー
「“つくる”企業の成長戦略を【デザイン】や【ブランド】で支援!」
1965年生まれ。ダイハツ工業(株)デザイン部にて約10年間
のインハウスデザイナーの後、コンサルティング会社等を経て、2
005年より林田浩一事務所として活動を開始。企業の創造性を主
テーマに、戦略的デザイン活用、商品開発および戦略支援などの領
域において、コンサルティング/デザイン開発/関連教育サービス
の分野で活動中。2010年1月、自主独立の異能が触発し合うコ
ンサルタント集団【アンサー・コンサルティングLLP】の設立メ
ンバーとして参画。「しなやかな合同体」という新しい形での課題
解決もスタートさせている。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお薦めビジネス書》
『ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』
著者:ダニエル・ピンク 出版社:三笠書房
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『トム・ピーターズのマニフェスト(4冊シリーズ)」
(デザイン魂・リーダーシップ魂・タレント魂・トレンド魂)
著者:トム・ピーターズ 出版社:ランダムハウス講談社
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/427000083X/consulgent-22/ref=nosim
『マキアヴェッリ語録』
著者:塩野 七生 出版社:新潮文庫
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4101181063/consulgent-22/ref=nosim
これらの本には具体的な「答え」が書いてある訳ではありません。
ただ何か新しいことを考えなければならないのに、既成概念やこれ
までの延長線でしかないアイデアに捕らわれていると感じるときな
どに、考え方の切り口を探す手掛かりに利用できるものが多く散り
ばめられています。
『電子書籍の衝撃』
著者:佐々木 俊尚 出版社:ディスカヴァー21
この本は題名から想像すると、書籍がデジタル化されることによる
出版業界の話を書いた本に思えます。しかし、この本に書いてある
ことは出版業界のみならず製造業やサービス業の関係者が、今後へ
向けて考え・行動してかなければならいことのヒントが詰まってい
ます。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4887598084/consulgent-22/ref=nosim
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
プロダクトデザイナーとしての仕事を経験していく中で感じた、
ある種の違和感がきっかけです。デザインはアートとは異なり、
本質的にビジネスの中で活かすものである筈なのに、デザイナー
と経営者などのマネジメント層、それぞれの間に「人ごと」みた
いな雰囲気があることが気になったんです。
そういったことを考えながら活動している内に、デザイナーとい
う立ち位置への拘りもなくなり、気が付いたらデザイナーなのか
コンサルタントなのか良く判らないものになっていました(笑)
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
デザイン開発のプロジェクトにせよ、マーケティングやブランド
関連のコンサルティング・プロジェクトにせよ、『答え』はクラ
イアント様の中にあります。潜在的な強みを探し出し、エンドユ
ーザーとのつなぎ方を考えていきます。
同時にその過程では「自分達で道を探し出した」という感覚をク
ライアント様側に持っていただきたいと思っているので、プロジ
ェクト遂行においては、クライアント様側メンバーと協働を基本
に心掛けています。
クライアント様の組織的創造性を活性化させる触媒のような存在
として、ご支援したいとも考えていますので、お受けする際には、
「自分自身も興味や好奇心をもって、愛情を注げるプロジェクト
かどうか」を自問するようにしています。
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
デザインやブランドといったテーマは、企業の生き様やお客様を
始めとするステークホルダーへの愛情を、どの様に表現していく
のかということに行き着きます。従ってコンサルタントへの「丸
投げ」では決して良い成果を得ることはできません。
長期的に2人3脚で取り組めるパートナーとして、自社に『最適』
なデザイナーやデザイン・コンサルタントを見つけるべく、まず
はコミュニケーションを取ってみてください。
自社とウマの合う相手が見つかるまで、勉強会のような小さなプ
ロジェクトから始めるのもお勧めです。
●PR
デザイン活用やブランド構築に軸足を置き、企業組織の「つくる
力」(=創造力)の強化は、製造業に限らずサービス業などあら
ゆる企業において、今後ますます重要となってきます。
デザイン、商品開発、ブランドおよびこれらに関連する人材育成
など、「つくる」テーマが気になりましたらお気軽にお声がけく
ださい。
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《編集後記》
今週ご登場頂いた林田浩一さんは、プロダクトデザイナーでもあり、
独自市場ポジションを獲得・確立する為の商品開発と組織的創造力
をデザインやブランドを切り口に支援する経営戦略コンサルタント。
玩具や食品からフェラーリのカスタマイズ・ビジネスまでと様々な
分野で活躍されています。特に中小やベンチャーなど市場でのポジ
ショニングをより重視すべき企業においては、企業理念やビジョン
を可視化・具現化していく為にデザインは欠かせないものであり、
【企業の魅力=独自性×表現力】は、デザイン思考・デザイン経営
から生まれると唱えています。興味深いのは、自動車メーカーでデ
ザイナーとしてデザイン業務を担うことからスタートし、その後は
コンサル会社で新規事業やマーケティング支援を行ううちに商品戦
略、企業戦略の表現としてのデザイン活用が重要だ!と認識され、
モノ作りそのものから、ご自身の役割をシフトしていったところ。
さらに「つくる」という言葉には、モノをつくる、サービスをつく
る、人をつくるなど様々な要素が含まれており、この「つくる」に
向き合う企業のお手伝いをしたい!というところが現在の根幹にな
っているわけですが、モノ作りに携わってこられた林田さんらしい
表現でとっても好きです。また今年に入ってから、月刊近代中小企
業の4月号に執筆されたり、分野の異なるコンサルタント5人によ
る“異能のコンサルタント集団”を結成されたとのことで、ますま
す彼自身のデザイン戦略から目が離せません♪o(^0^o)♪(にしだ)
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元・ビジネス出版社編集長が語る“出版社の攻略法”とは!?
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第1部:『ビジネス書のプロ編集者が語る
最新のビジネス出版社の動向と攻略法』大屋紳二氏
1.有名ビジネス出版社の出版事情
・持ち込みOKの出版社・お断りの出版社
2.著者は本づくりにどこまでかかわるのか
・原稿を書いて編集者に渡したあとにやるべきことは?
3.ビジネス書は図解本のほうが売れる?
・著者自ら図解原稿をつくらなくてはいけないのか?
4.ビジネス書の出版社がぜひ出したいと思う企画
・どんな企画が通りやすいのか、出版企画書のつくり方は?
5.出版社がうれしい著者・うれしくない著者
・セミナーでテキストとして本を使ってもらえるとうれしい
6.よい原稿を書く方法
・よいビジネス書を書くにはコツがある
第2部:『本多泰輔の最新ビジネス出版事情』
1.出版の効果
・なぜ、2冊目、3冊目の著書があったほうがよいのか
2.出版社の事情を知れば攻略法は見えてくる
・刊行スケジュールのエアポケット
・企画の穴と狙い目の出版傾向
3.なぜあの人は次から次へと本が出せるのか
・出版を通過点とする出版計画
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