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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第550号【10/08/11】 ◇◆
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《今日のCONTENTS》
1.『事例に学ぼう!会社の体質を改善し、強い会社にする方法』
平石 奎太
2.今週のおすすめ講座【経営コンサルタント独立開業講座】
3.編集後記
4.EGアソシエイト育成コース無料説明会のお知らせ(8月・9月)
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『事例に学ぼう!会社の体質を改善し、強い会社にする方法』
「立てた計画が達成できない」そんな悩みをお持ちではありません
か。達成できないのはナゼでしょうか?
【計画未達病】
それが解決できれば間違いなく強い会社にすることが出来ます。
そのカギをとく一つの事例をご紹介します。
<A工業>
業 種:工事用機械・製造販売
売上高:50億円
社 員:200人
所在地:大阪府
〜A工業の中国工場の事例です〜
■購入部材の品質改善へ
A工業の支援を開始して約2年半が経過して、「品質」「在庫」
「コストダウン」などそれまでの経営改革の成果が上がり始めてい
ました。
目標としていた「営業利益率」も、スタート時の0.3%から4.
2%と改善され賞与の支給も復活しました。
そのように社内の体制が一応整ったのを機に購入部材の品質の改善
に取組むことになりました。
■全社上げて指導にとりくむ
先ず納入業者ごとに品質の状況を調べてみると、意外にも中国の子
会社の品質が最も悪いことが分かりました。
早速、全社を上げて中国工場の品質の改善に取組むことになりまし
た。指導の内容は次の通りでした。まさに全社を上げた指導体制で、
その後1年間に投入された人と時間は膨大なものでした。
(1)社長と関係部長が毎月訪問し、指導する
(2)必要に応じて、製造の技能職など関係する担当者が訪問指導
する
(3)本社工場で成果を上げた製造部長が中国工場の製造部長とし
て出向する
しかし、それにも拘らず本社の受入検査で見る限り、なぜか指導の
効果は現れませんでした。それどころか1年を経過した後の4、5
月には8%、7%とそれまでの2倍の不良率になったのです。
■成果が上がらなかったのはナゼ?
そのような状況下で、社長の要請を受け、6月末に2泊3日で中国
工場を訪問することになりました。
“2泊3日で何が出来るか”も問題でしたが、それ以上に
1年間、全社を上げて指導したにもかかわらず成果が上がらなかっ
たのはナゼか、
その原因を把握することが重要でした。
そこで、1年間の指導内容について関係者に事情を聴取し、指導の
記録を見せていただきましたが、指導の内容に問題があろうはずが
ありませんでした。
本社工場で改革の実績を上げたトップ以下幹部を含むメンバーが指
導に当たられたのです。
しかし、品質保証部長に見せていただいた3月に実施した「品質監
査報告書」、それは40項目に及ぶ綿密なものでしたが、結果は○
が3個、△が17個、×が19個というもので、明らかに改善が思
うように進んでいないことを示していました。
指導の内容に問題はなかったのに成果が上がってないのはなぜか、
それが問題だったのです。
■計画達成の“3つのカギ”
私は、一連の事情聴取を通してその原因を想定し、社長に2泊3日
の計画書を提出しました。主な内容は次の通りです。
(1)幹部とデイスカッションして目標を設定する
・工場全体の12月までの不良率の改善目標値を設定する
・それを達成するための部門毎の行動目標を設定する
(2)滞在期間中に、有効な「アクションプラン」を作成する
・誰が、いつまでに、何をするかを決める
・役割を全員に割り当てる
・達成状況を毎月チェックする方法を織り込む
(3)全員参加の体制をつくる
このようにして2泊3日の訪問を終え活動がスタートしました。
その結果、目標(12月までに「不良率−直行不能率」を1/2以
下にする)をはるかに上回る成果を上げることができました。
1例を示しますと「加工工程の直行不能率」は11月(5ヵ月後)
に10%から0.33%と実に1/30になったのです。
“1年間の指導に欠けていたもの”
それは前記の3項目だったのです。そして一旦欠けていたものが満
たされるや、それまでの1年間の指導内容が見事に結実したのでし
た。
“立てた計画を確実に実行する”
それが、会社の体質を改善し、強い会社にするカギなのです。
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《今週のコンサルタント》
平石 奎太(ひらいし けいた)
平石経営研究所 所長
「品質・生産性・納期などの改善により、利益率大幅改善を支援」
1934年生まれ。東京大学法学部卒業後、三洋電機に入社。人事
・教育訓練に従事。経営者教育、幹部教育などを企画。冷蔵庫企画
部長・冷蔵庫国内営業統括部長歴任。その間、商品企画に力を注ぎ、
2ドアー、3ドアー、ミニ2ドアーなど日本の冷蔵庫史をリードす
る数々のヒット商品を生み出す。冷蔵庫事業部・事業部長就任。2
年余りで全員参加による経営体質の大改革を実現し、50億円の利
益改善を達成する。続けて三洋スカイリゾート社長を歴任し、95
年、三洋電機退社。2000年、平石経営研究所を設立。所長就任。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお勧めビジネス書》
(1)『人を動かす』著者:デールカーネギー 出版社:創元社
1936年初版以来今も書店に並び続ける「人間関係の原典」、不
朽の名著。高遠な哲理を説くよりも、良好な人間関係をつくる道を
具体的に解説した実用書。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4422100513/consulgent-22/ref=nosim
(2)『ハーバード・ビジネス・レビュー/月刊』ダイヤモンド社
マネジメントに関する、あらゆる分野の一流人の最新の論文を収録
した月刊誌。アメリカの論文は実証的で時にそのデータが興味深く
貴重。
http://www.dhbr.net/magazine/index.html
(3)『日経ビジネス/週間』日経BP社
ビジネスの新しい潮流の紹介が時代の最先端のニーズをつかむため
に貴重。企業トップの紹介は、トップのいろいろな経営理念を知る
上で貴重。大企業、中小企業など経営改革事例などを含む事例紹介
は実践的教訓に富む。
http://business.nikkeibp.co.jp/welcome.html
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
・人を育てることが好きだから
・人を動かすことが比較的得手だから
・事業部再建の経験を活かせると思ったから
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
・黒字化、利益率の向上など“具体的な経営成果”を上げること
・部門横断的な“全員参加の活動”を起こすこと
・社員の力を引き出し“立てた計画を確実に実行する”仕組みを
つくること
・“大きな目標に挑戦する企業文化”をつくること
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
1)コンサルタント導入の目的を明確にし適材を選ぶこと
・ITや管理手法など専門的なシステムの導入か
・会社の体質改善や生産性向上など経営改革なのか
2)会社全体・全部門が連携して動いてこそ大きな成果が得られ
る。品質、コスト、在庫、納期など、どれをとっても1部門で
解決するものはない。
3)広く社外の知恵を活用し、会社を大きく揺さぶる視点を持つ
こと。
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<著書紹介>
『三洋電機事業部改革感動の軌跡―折り重なって前へ行け』
出版社:日刊工業新聞社 価格:¥1,575
「平石流モノづくり、商品開発、人づくりが日本経営の原点だ」
(推薦者:一橋大学教授 野中郁次郎)
全力投球した著者によるドキュメントであり、起死回生の要因と
そのプロセスが克明に記された記録である。「折り重なって前へ
行け」というラグビーの精神を表したサブタイトルどおり、“企
業スタッフそれぞれの個性を尊重し、コミュニケーションを図り、
その力を信じることが経営の始まりだ”という著者の強い思いが
強烈に伝わってくる」(日刊工業新聞社)
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☆☆今週のおすすめ講座☆☆
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《編集後記》
今週の平石奎太さんは、東京大学法学部を卒業後、三洋電機に入社。
事業部長として品質の向上やコストダウンに取り組み、商品企画
では冷蔵庫史に刻まれるような数々のヒット商品を生み出されまし
た。今日の日本の製造業の礎を築かれたお一人でもあるわけです。
70歳を過ぎてからも常に指導先を複数社受け持ち、社長参謀とし
て組織活性化や品質&収益改善、営業力強化や物流費などの無駄を
無くし、赤字だった企業が黒字へ転換された実績が数多くあります。
特徴として、生産管理のような数字ではっきりと出るコンサルティ
ングでは特に評価が高いですし、さらに品質改善の手法は「人を活
かすノウハウと問題点」を見つけ、どこに重点を置けば最良の結果
を生むのかを経験値でわかっていらっしゃるので、とても安定感が
あり、平石さんに任せれば安心というクライアントも多いことです。
実際のコンサルティング現場でも、活きた経営戦略・計画=「課題
は2割を優先的にやる」や具体的なアクションプランのコツを伝授
される様子は言動にずっしりと重みがあり、貫禄が漂っています!
まだまだ現役を貫かれるようですが、ご自身は社会貢献をしたいと
いう思いが強いようです。今後も1社でも多くの製造業を元気にし
て頂き、笑顔あふれる日本にして下さーい\(⌒▽⌒)/ (にしだ)
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