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◆◇　　　　　　　　　　　　　第５５１号【10/08/18】　　　　　　　　　　◇◆
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＜プレスリリース記事＞
http://japan.zdnet.com/release/story/0,3800075480,10457536,00.htm

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《今回のCONTENTS》

１．『このベンチャー企業に注目！』（第１４回）　　樋笠　耕治

２．今週のおすすめビジネス書
　　　　　　　 巨大化した中国市場を狙え！「中国通販　実践法」

３．編集後記

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こんにちは、コンサルジェント代表の樋笠です。

隔月でお届けしている「このベンチャー企業に注目！」シリーズ。

さまざまなニュースの中から「面白い！」と思ったベンチャー企業
を独断でご紹介していきたいと思います。

■このベンチャー企業に注目！（第１４回）

日本・中国間のビジネスプラットフォーム（B2C、B2B）

ジェーシーヒア 株式会社
http://www.jchere.com/

＜はじめに＞

日本のビジネス関係者なら、誰もが中国の消費市場の動向に注目し
ているのではないかと思います。

先日、通販コンサルタントの良子ビューエルさんとご一緒した際に、
「銀聯カード公式ショッピングモールの日本館がオープンする」と
の情報を聞きました。

http://emall.chinapay.com/japan.html

銀聯カードとは、２０１０年時点で２１億枚超の発行枚数を誇る
「中国銀聯（ぎんれん）」のカード（デビット・クレジット）。所
有者は６億人超と言われており、中国の富裕層にとっては最もポピ
ュラーなカードです。

このモールに出店すれば、日本に居ながら「６億人の銀聯カードユ
ーザー」と繋がることになりますし今後の動向が注目されますね。

さらに今年は日本のYahooとの提携でも話題になったタオバオジャ
パン（淘日本　http://www.taojapan.com/）や、楽天が百度（バイ
ドゥ）と提携して中国でのEC事業に進出することが発表されるなど、
日本企業が中国の消費者へアプローチする動きが本格化してきまし
た。

そんな中、日本において日中間のイーコマースを推進している先駆
的なベンチャー企業のひとつがジェーシーヒア株式会社です。

＜注目ポイント！＞

（１）中国向けネット通販をワンストップサービス

同社では中国市場へのネットショップ出店に関する障害（言語・集
客・決済・配送）を克服するためのワンストップサービスを展開し
ており、独力では出店が難しい中小企業へのサポートを行っていま
す。

http://ec.jchere.com/

とくに翻訳や決済のサポートは心強いのではないでしょうか。また
サイト自体も日本語の併記箇所が多く、なじみやすいと思います。
また月額の出店料も１９，５００円（販売成功手数料５％）からと、
試しやすい水準だと思います。

下記が実際に出店している日本企業のページです。
http://company.jchere.com/nanbutetsubin/index.html

（２）SMBCコンサルティング「中国ビジネス倶楽部」へ翻訳機能を
提供

SMBCコンサルティングの会員向けコンテンツ「中国ビジネス倶楽部」
へ、同社のJChere検索サービスを提供。中国サイトを検索する際に、
日本語のキーワードを入力することで中国のサイトをピックアップ
でき、現在の中国の生の情報を入手したいユーザー向けに現在も稼
動中とのことです。

参考：同社リリース記事
http://japan.zdnet.com/release/story/0,3800075480,10182050,00.htm

このニュースからも、同社の検索・翻訳エンジンの機能の高さが伺
えると思います。

（３）ニッチな領域へビジネスを拡大する高い事業意欲

同社は中国ビジネス関連のサービスを多数運営しており、日中間の
ビジネスプラットフォームとして並々ならぬ事業意欲を感じました。

中国人向け日本不動産投資
http://myhome.jchere.com/

中国航空券検索サイト「比較後.com」
http://air.jchere.com/

中国ホテルリアルタイム予約サイト
http://hotel.jchere.com/

中国映画DVD、音楽CD、書籍販売
http://shopping.jchere.com/

とくに中国人向けの日本の不動産投資では、すでに現地での説明会
や日本での視察ツアーも開催しており、現地の富裕層とのパイプも
着々と築きつつあるように感じます。

今後の同社の展開に注目していきたいですね！

（さいごに）

中国向けのネットショップは今後増えていくに違いありませんが、
やはり「送料」「配送日数」「アフターサポート」など、まだまだ
課題が多いという現実も冷静に受け止めなければなりませんね。

日本のイーコマースの創成期がそうであったように、成長発展する
モールもあれば、失敗し消えていくモールもあると思います。慎重
に情報収集、比較検討したうえで、行動すべき時には機会を逸せず
大胆に行動することをお勧めいたします。

＜参考情報＞
その他出店可能な中国向けBtoCモール

JPTao.com
http://www.jptao.com/
運営：株式会社ウェブアーク　http://www.sellingclub.jp/

日本商城
http://malljapan.cn/
運営：株式会社モールジャパン　http://malljapan.jp/

佰宜杰.com
http://www.buy-j.com/
運営：SBIベリトランス株式会社　http://www.veritrans.co.jp/

それでは今回はこのへんで！

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☆☆今週のおすすめビジネス書☆☆

巨大化した中国市場を狙え！『中国通販　実践法』白川博司著

http://www.jmca.net/books/china/ad.php?&id=109

注目の成長市場に、どうやって売り込みを仕掛けるか─

通販専門のＮｏ．１コンサルタント白川博司氏が、中小企業経営者
のために、急成長を続ける巨大市場「中国」への通販参入の具体的
方法について緊急解説。

中国市場に通販で売り込みを仕掛け、確実に大きくしていくための
手順、用意すべき資料や販促物の作り方、人脈、販売ルートなどを、
「解説＋映像＋資料」を組み合わせて分かりやすく解説。

http://www.jmca.net/books/china/ad.php?&id=109

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《編集後記》
東証１部上場の自動車部品メーカー（株）ユーシンが、年収３５０
０万円以上等の条件で次期社長を一般公募していた件で、１７２２
人の応募があったことを発表しました。人生において上場企業＆売
上高５００億円超の社長になれるチャンスなんてめったに巡ってこ
ないですし、反響は凄いですね。孫社長も次期社長候補を育成する
ソフトバンクアカデミアを開講しますし、こちらも応募が殺到して
いることでしょうね。しかーし双方ともやっぱり英語は必須ですし、
日本語オンリーでは今後のビジネス業界ではだんだん太刀打ち出来
なくなるようで・・・。（にしだ＠東京弁と京都弁のバイリンガル）


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