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◇◆◇ 経営革新!100人のコンサルが語る事業成功の秘訣 ◇
◆◇ 第594号【12/03/14】 ◇◆
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【企業再生コンサルが明かす経営分析実践の手法】
著者:澤田和明 出版社:秀和システム 価格:¥1,995
「経営分析は『理論』だけを覚えても意味がない!」
企業再生のプロが現場で行っている経営分析と実践のツボとコツを
解説した経営分析のノウハウ集です。企業再生や事業再建の経営コ
ンサルタントとして活躍する著者が、経営分析の基礎はもちろん、
実際に現場で行っている経営分析のノウハウをあますことなく解説。
分析結果をもとに企業の再建計画を建て、計画を達成するためのモ
ニタリングをどのように行うべきかまで紹介します。
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★澤田和明氏プロフィール
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《今日のCONTENTS》
1.『困った会社の困った社長―中小企業再生の現場から』
池田 輝之
2.読者様限定企画「無料相談&小冊子配布」のご案内
3.編集後記
4.おすすめビジネス書 著者:島倉大輔
【大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。】
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『困った会社の困った社長―中小企業再生の現場から』
中小企業の事業再生を手がける場合、窮地に陥った理由を見つけ出
す必要があります。
原因究明とその改善なくして本質的な企業再生は為し得ません。
実をいうとその原因が社長さん自身である場合があります。端的に
いうと、社長さんが問題だから会社が傾いた、という場合です。
問題社長、困った社長さんにもいろいろなタイプの方がいらっしゃ
います。
今日は私の経験からその典型的なタイプを6つ、ちょっと柔らかめ
にご紹介しますので、経営者の皆様の他山の石、反面教師としてい
ただければと思います。
■とにかく数字はわからんっ!タイプ
このタイプの方、結構多いです。竹を割ったような性格で豪放磊落。
このような社長さんは大抵数字を肌感覚で理解されてます。
意外といっては失礼ですが、この肌感覚も実はなかなかのものです。
とはいえ、今どきの経営者は多少数字もわからないといけません。
日々の資金繰りとか財務状況綱渡りのような場面で数字がわからな
いというのは致命的。どんぶり社長にぎりぎりの資金繰りなどでき
ませんので、放っておけば潰れます。
銀行から支援を打ち切られた途端に資金繰りがつかなくなるパター
ンが多いですね。でもこういう方は支援者も多いので立ち直りも早
いです。
■うまい話にすぐ乗るタイプ
これもよくいらっしゃるタイプです。できる社長さんはいろいろな
方面にアンテナを張っていますので、うまい儲け話も耳に入ってき
やすいものです。
違いはその話にすぐ乗ってしまうところ。
うまい話にゃ訳がある、んです。
会社が窮地に陥るポイントを探ると、投資の失敗がそのポイントで
ある場合があります。
詐欺話に引っかかって資金繰りが急激に悪化、なんてこともよく見
かけます。
簡単に儲かるようなことは世の中にない、と一番わかっているはず
なのに引っかかるんですよねぇ。
負えるリスクと負えないリスクをよく考えて判断して欲しいもので
す。
■何と言おうと自分が大事タイプ
このような方とはなかなか仕事ができません。
ウソもつくし(すぐバレるが、バレていないと思っている)、常に
辻褄あわせと責任転嫁に一生懸命。社員の気持ちなどお構いなし。
取引先や債権者さんにも不義理ばかり。
会社を立て直さなければ自分もないのに何をそんなに守るんでしょ
う。
こういうタイプは大抵怪しいコンサル屋さんに引っかかり、甘い言
葉でだまされて痛い目を見ます。
おそらく不安なのでしょうが、もうちょっと懐広くならないと、本
当に守りたいものは守れませんよ。
■経営無関心タイプ
このタイプの社長さんを相手にするのは大変です。
なにしろ経営に関心がないわけですから、何を言っても馬耳東風。
間違いなく会社を潰します。
そもそも関心がないのになぜ社長をやっているのか不思議。
大抵は先代から引き継いだタイプですが、こういう社長さんの下で
働く社員さんはかわいそうです。
ならばできる社員さんに地位を譲ったら、と思うのですが、社長と
いうポジションにはやたら固執したりして、手に負えません。
■警戒心強すぎタイプ
このタイプの方は営業で頑張ってきたというよりも技術系の方が多
いですね。
他人の意見に耳を貸さないため、必要な情報が入ってこず、全て自
分の主観で判断していくことになります。
一度経営が傾くとその傾向はより先鋭化していくため、行き着くと
ころまでいかないと胸襟を開くことはありません。
もったいないですね。
しかしこのタイプは案外コロッと単純な詐欺に引っかかったりもし
ます。注意しましょう(といっても聞く耳は持たないでしょうが)。
■愛人囲い込みタイプ
最後は半分冗談のような話。
販管費の削減に取り組んでいると、謎の家賃が計上されている場合
に出くわします。また、普段会社にいない方の人件費が計上されて
いる、なんて場合もあります。
そんな場合はたいてい社長の愛人さんです。
ご丁寧に社会保険までお支払いしていることも時としてありますね。
業績が良いときなら百歩譲って良いにしろ、コストダウンを進める
中で社員に泣いてもらっているような局面でこれはいけません。
社員のモチベーション低下に繋がり、優秀な人材の流出に繋がりま
す。企業は人なり、気を付けましょう。
どうしてもという場合はポケットマネーでお願いします。
私は「これで(小指)」会社を潰しました、などと冗談でもならな
いように。
上記6つの類型についてざっくりお話ししましたが、人間完璧な人
はいませんし、誰しもダメな部分はあります。
ダメな部分と対峙し、理解しつつ、うまく折り合いをつけていくこ
とが大切です。
ぜひすばらしい経営者として社会に貢献し、たくさん儲けてくださ
い!
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《今週のコンサルタント》
池田 輝之(いけだ てるゆき)
池田ビジネスコンサルティング 代表
「中小企業の事業再生・再建を、経営者とともにやり遂げます!」
大学卒業後、化学メーカー、法律事務所、コンサルティング会社、
投資会社とキャリアを積んだ後、独立。池田ビジネスコンサルティ
ングを創業し、中小企業の事業再生支援、財務・事業戦略策定の支
援を行っている。営業から法律、会計、税務、不動産、金融と幅広
く経験して得た知識・ノウハウを活かし、中小企業経営者の抱える
課題を解決。必要に応じて弁護士・税理士等とタッグを組み、経営
課題に対して最適な支援体制を構築し、コンサルティングを行う。
(実績)資金調達支援実績総額20億円以上・再生相談対応数10
0件以上・小規模小売業の再生・小規模建設業の再生・中規模フィ
ットネスクラブの再生・中規模システム開発会社の再生の他、金融
機関に対するコンサルティング、投資ファンドの組成、管理、不動
産投資運用会社経営など。
《経営堂・詳細プロフィールはこちら》
《私のお勧めビジネス書》
『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』
著者:戸部 良一(他) 出版社:中央公論社
第二次大戦において日本軍がとった行動に関する組織論的研究につ
いての本です。ベストセラーにもなりましたね。読むと日本軍指導
部の情緒的行動に心が萎える感じにもなりますが、なぜそういう行
動に至ったのか、組織論として経営マネジメントの参考になると思
います。
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《今週のコンサルタント・インタビュー》
●コンサルタントになったきっかけはなんですか?
「持っている知識と経験を一番活用できる仕事は何か」を考えた
とき、コンサルタント業務が最も適していると思ったのでなりま
した。
●コンサルタントとして一番心掛けていることはなんですか?
背中に向かってお礼をいただけるような仕事をすること
●コンサルタントを活用する企業にアドバイスを!
意固地にならず、何でも相談してほしいですね。
コンサルは相談してもらいたい性分なんですよ(笑)。
遠慮せず使い倒してください。
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中小企業の再生をメインに、事業戦略や財務戦略の策定支援、財
務診断サービス、起業・ベンチャーの支援、顧問業務などを行っ
ております。
財務診断サービスは貴社の財務状況を同業種と比較してどうか、
というところから改善のタネを見つけるいい手段なので、ご活用
いただきたいですね。
実は再生を手がけていると「もうちょっと早く相談してくれれば
な」と思う機会が多いのです。病気と一緒で早期発見、早期治療
が一番の薬なので、こういったサービスを活用いただくことで
財務状況を見直し、早めに問題を発見、解決していただきたいで
す。
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↓↓今回コラムを執筆頂いた池田輝之さんよりお知らせです↓↓
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再建したいけどどこから手をつければいいやら・・・
こんな経営の悩みを抱えていませんか?
一人で悩まず、まず相談ください!
池田ビジネスコンサルティング代表の池田です。当社は中小企業の
事業再生支援を中心に、事業戦略の策定支援、財務戦略の策定支援、
起業・ベンチャー支援を行っている経営コンサルティング会社でご
ざいます。
事業再生支援におきましては、一社でも多くの中小企業を『必要の
ない倒産』から守るべく、法律・財務・税・不動産・金融の知識と
実務経験を活かし、総合的な視点で経営者の立場に立ったコンサル
ティングを行っております。
企業再生は病気と同じく、予防が一番のクスリです。取り返しがつ
かなくになる前に、できるだけ早めのご相談をお待ちしております。
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《編集後記》
今週のコンサルタントコラムは、事業再生を成し遂げる上で欠かせ
ない、法律、会計、税務、不動産の知識と経験を有するゼネラリス
ト、池田輝之さんにご登場頂きました。主に経営状況が悪化した事
業を立て直す「企業再生」を得意とされています。またこれらを手
掛けていることで、どうすれば会社を潰さずに済むのかという「倒
産予防ノウハウ」をお持ちのところも強みとなっているようですよ。
中小企業の経営者は、社内に会社の窮状を相談できる相手がいない
ことが多く、ひとりで悩んでいると思考が袋小路に入ってしまい、
夜逃げや自殺など誤った方向に思いを巡らせてしまうんです・・・
という池田さん。そうなる前に客観的に何ができるかを一緒に考え、
光の指す方向へ導いてくれる専門家が必要なのですね。窮地に陥っ
た時にも「大丈夫、まだ手はある!」と、経営者と共に歩む覚悟が
あるコンサルタントはさぞ心強い味方になってくれることでしょう。
またファイナンシャルプランナーでもある池田さんは経営者のライ
フプランそのものを設計できますし「いざという時の社長の懐刀、
知恵袋として活用してほしい」と願っておられます。ちなみに好き
な言葉は「三方良し―買い手よし、売り手よし、世間よし」「用意
周到・準備万端・先手必勝」。さぁ専門家の手を借りて勝つ為の準
備をし、大海原に切り込みましょ〜=ε=ε=┏( ・_・)┛(にしだ)
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☆☆今週のおすすめビジネス書☆☆
【大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。】
著者:島倉大輔 出版社:クロスメディア・パブリッシング
価格:¥1,554
この本の内容通りの経営をすれば、絶対赤字にはなりません!小さ
な会社やお店が大手に勝つには、孫氏の兵法に「勝ちやすきに勝つ」
とあるように、大手と同じ土俵で戦うのではなく、大手が苦手なと
ころ、弱いところで勝負するのが大原則です。そんな原則から生ま
れたのが「小さい会社の逆転戦略」です。
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★島倉大輔氏プロフィール
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◆◇ 発行元:経営コンサルタントの購買代理エージェント ◆◇
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〒104-0032 東京都中央区八丁堀2−1−9川名第二ビル6F
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