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株式会社コンサルジェント

関西のコンサルタント業界事情
第4回 『厳しき時代だからこそ思う、ビジネスのそもそも』
株式会社コンサルジェント
取締役 廣川 智彦
※主に関西で活動するエージェントが、最新の「関西コンサルタント事情」を語って行きます。

《今回のテーマ》  『厳しき時代だからこそ思う、ビジネスのそもそも』


こんにちは!コンサルジェント西日本営業部門責任者の廣川です。
本日も関西及び西日本エリアのコンサルタント業界や市場状況をお伝え出来ればと思います。

さて皆さんの回りでは、景気は如何でしょうか?
私の周辺では真二つに分かれていて

(1)大きな後退はないか、あるいは伸びている強い企業
(2)リーマンショックの影響をもろに受けて厳しくなった企業


この二つです。上手くこの時期に対応できていない会社は大変な苦労をしている状況です。
総じて関西は厳しい感じがしますね。

また昨年はニューオータニ神戸、今年は神戸阪急が撤退の噂、関西のほとんどの遊園地が閉鎖というような「ゆとり部分」がどんどん削られてくる話が横行していて、暗い感じが多いです(苦笑)。

ではここで、先日、事業再生コンサルタントの事務所に設計関係の社長とお伺いした際のやり取りをご紹介しましょう。

訪問の目的は、3分の1まで下がった受注がようやく3分の2まで戻って来たので何とか元に戻し、雇用を守り、財務が回るようにしたい、というご相談でした。

経営者として大変素晴らしい意志を持っておられました。が、しかし、本当にそこまで戻るかというと・・・
「手立てを変え有効な手段を編み出さないと、実際には行かない」と言う事をある意味、冷淡にそのコンサルタントは答えておられました。

そしてこの半期の状況を基本とし、その延長線上の売上を前提として生き残るコストダウン等の体制を構築する事。それが経営者として今必要な判断である。更に日本は沈没する船、とも言われていました。

市場規模は、実際2分の1くらいまで縮小する可能性があるのでそこまで生き残る事が出来れば適正な体質に戻せる。それまでは現実を見るしかない、というような見立てでした。

ええ〜、私はちょっとショックでした。そこまで厳しいのかと・・・。

かなりキビシ目で極端に言っておられるとは思いますが、市場が縮む事は間違いないことと関東との格差はこの政治状況では大きな転換までに時間が掛かり過ぎる(橋本知事、頼むで〜!)と言うか、日本全体としてはかなり厳しいという事かと思います。

暗い話ばかりで「そんな事は言われんでも分かってるっちゅうねん!」という突っ込みが入って来そうですが、このやり取りは横で見ていて神経がドッと疲れました(実際にお話されている社長とコンサルタントはもっとだと思いますけど)。

結局、社長はしばらく頑張るという事で帰って行かれました。

会社の意義は非常に多岐にわたります。
存続する事が前提でありますし、社員の生活を守る事でもあるでしょうし、
お客様への良い商品やサービスを提供する事でもあるでしょうし、
各周辺や取引先との間接的な関わりでの存在意義もあり得るでしょう。

最近は何が正しいか考える訳です(これも当たり前と言われそうですが・・・苦笑 )。
結論を出すのは難しいことですが、方向としては

●厳しい時は全員で効率を上げる努力をする
●全員で痛みを分かち、賃金の減少に文句を言わない(売上が戻るまで)
●次の収益の柱を探す


上記は基本、理想論だと思いますし、プラスそれでもダメなら更に厳しく対応という事になりますかね。
また全員が柔軟な対応も必要になると思います。

※社長=リーダーではありますが、何もかも社長1人に責任を負わせる時代では無いように感じています。

一方「経営において全てを癒すのは売上」という言葉通り、市場に目をやる事が大事だと思いますが、この部分についても色々な見方が当然あります。

まずはイヤラシイようですが、ターゲットは金周りの良い所と言うのは基本になりますでしょうか(合理主義?)。だだし、ここばかりを狙っていると拝金主義者になりそうですが(苦笑)。

具体的には伸びている会社、お金持ち(資産がある)、前向きで明るい発想を持つ会社などですね。

逆に世相に訴えるマインド訴求力を付けるマーケティング。あるいはエモーショナルなマーケティング、コミュニケーション手法の昇華もありますね。

また最もベーシックな考え方である、お客様に役立つ商品や直接のお客様に喜ばれる商品・サービスの開発と最適な高効率なマーケティングノウハウの提唱。

更に更にESからCSの循環など、挙げればキリがありませんね。
皆さんの会社にとって何が正しい道か、お分かりになりますか?


(まとめ)
しかしビジネスとは人間の生きる事のあくまで一部でありながら、かなり切り離せない所もあるやっかいなモノですね。

資本主義社会の基本概念と言えるかも知れませんが、西洋から来た資本主義・合理主義はいい面もありますが、行きすぎると大事な精神が失われる事を警鐘している方も少なくありませんから。

ほどほどの節度が大事だな〜と感じる今日この頃です。
とにかく、気持ちは前向き、柔軟に、という事で!

ビジネスの基本とは「面白がる精神」だと有名コンサルタントの平川克己氏は言っておりましたが、全く同感です!


それではまた次回にお会いしましょう!



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エージェントコラム『コンサルタント紹介します!』



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株式会社コンサルジェント/「経営堂」運営会社 取締役 廣川智彦
株式会社コンサルジェント 取締役 廣川智彦
1968年大阪府生まれ。立命館大学卒。マツダ株式会社を経て、コンサルジェントに勤務。趣味はアメフト観戦。営業は腰の低さが命!と言いながら、意外とマイペースなタイプです。モットーは『闇夜に人の前に灯火を点せば、我が前も明るき』という?かなり爺くさいかも。口癖は、「まことに恐縮でございます」。



メッセージ:「皆さまの経営課題にお応え出来るコンサルタントをご紹介して参ります。450名の提携コンサルタントと共にご協力頂きながら、事業発展の一助が出来ましたら有り難いと思っています。動く事が取り得ですのでお気軽に一声お掛け下さい!」







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