こんにちは!!コンサルジェント西日本担当の廣川です!
今回も関西及び西日本エリアのコンサルタント業界や市場状況などをお伝え出来ればと思っております。
先日、お世話になっている会計事務所の代表の方と懇談した際、最近は中小企業の業績がかなり悪化してきているとお聞きしました。
実数値は教えてもらってはいませんが、取引先が1,000社程もあるわりと大きな税理士法人のお話なので、正確な数値からの感覚だと思います。
以前にもこのコラムで書きましたが、世間でも良く言われている通り、二極化の傾向が強くなってきているのは間違いないでしょう。
厳しく言うと、“生き残り”ですし、やさしく言うと、“満足いく商材の提供”という基本的なことは変わっていないのかも知れませんが、市場の要求水準は明らかに高くなって来ているように思います。
私の所感で申しますと、昨年はリーマンショックからの市場環境の要求水準の高度化に対応しきれず、非常に売上を落としておりました。
これまでは何となくで継続しているプロジェクトが多かったのか、どんどん打ち切りになる状況が続いておりました(恥ずかしながらですが)。
焦るものの、なかなか改善には至らなかったのですが、ここ数ヶ月で少しづつ改善されはじめています。
(とは言うものの、まだまだではありますが・・・苦笑 )。
まだ途中段階でもあり、読者の皆様に役立つレベルでは無いかもしれませんが、ここで改善が出来た事について振り返ってみますと、
⇒基本に帰る、がやっぱり大事!
というところに落ち着きます。
・・・で、どんな基本ですか?と突っ込まれると思いますが、私は営業ですので
(1)良い商材を仕入れる
(2)商材を良く理解する
(3)お客様が使用して喜ばれるポイントをしっかりヒアリングする
(4)要求水準を満たしているか、客観的によく吟味する
(5)1つ1つの案件を丁寧に(会って、しっかり話する)
(6)お客様に分かり易い資料や情報を心がける
などなどを心がけています。
どの業界でも商材の力が7割程度あると思いますが、残り3割の「営業」や「マーケティング」で買って頂けるかどうかが決まるので、そこを改善する必要も出てくる訳です。
実は売上が下がっている時は色々なことに流されてしまい、上記のバランスが悪くなっていたのですね。
上記(1)(2)の商材という部分は、弊社では「コンサルタント」にあたります。このような表現は不遜で恐縮なのですが、【商材=人間】ですので難しい半面、深みとやりがいがあります。
またコンサルティング業界は知識産業と言われますが、知識だけの価値は年々下がって来ています。いま求められているのは、実際に現場を改善できる経験と同時に人を変える(育成する)力ではないのだろうかと感じています。
その意味では上記(1)〜(6)に加え、社会人としての良識を理解する根底の力が見直される時代だともいえるでしょう。
私自身もまだまだですが、
(7)社会の良識を理解してくみ取れる力
をつけて行きたいと思う、今日この頃。そして、
(8)コンサルタントを見極める力
(9)お薦めしてご理解頂く力
が必要だと痛感しています。
ここまで全体を通してみると奇抜な事は何も無く、とても基本的なことなのです。やはり基本に帰ることは大事だなと感じます。それらのバランスが良くなると、自然に口コミやリピートが増えていきますので、そうなれば成功と言えるでしょう。
一方、戦略的に地に足を付けて「攻める(新規)」もバランス良くやっていければ・・・と思っておりますが、今はまだその辺は計画段階というレベルです。近いうちに、その取り組みも成功例が書けるようにと思いますが(笑)
とにかく「足下に泉あり」と言うことと、良いご縁も願いつつ、頑張ってまいります!
次回は、より元気になってお会いしたいですね(笑)
。
|