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第114号 著者インタビュー・ダイジェスト版』

おはようございます。
本多泰輔です。

今週から統一地方選第2ラウンドが始まるそうですが、都知事選のような目玉がないのであんまり盛り上がりませんね。盛り上がらないといえば、平成21年からスタートする「裁判員制度」もまだ2年あるとはいえさっぱり盛り上がりません。

いまだ「裁判員制度」をテーマにした本は出てきません。

「裁判」をテーマにしたものは、映画「それでも僕はやってない」の影響もあってか、いくつか目立ったものがあります。

果たして「新会社法」や「個人情報保護法」のように間際でブレイクするのか、数多の「改正商法」ものが埋没したように、陽の目を見ないまま終わってしまうのか。

どうなる「裁判員制度」!

ある法曹関係の人は「裁判員制度って、みんなが何かしら理由をつけて協力しないうちに機能不全で消えていくんじゃないの」という冷たいことを言っていました。そこまでひどいことはないと思うんですがね。

「改正労働法」は現国会で審議中ですが、国民投票法案が目立つ影でどこまで進んでいるのかよくわかりません。聞けば、「金さえ払えば自由にクビにできる」法案は今回控えることにしたという話もあり、単に残業を含め賃金が少し上がるばかりの法案になるような気配です。

本としてはますますつまらなくなります。そうまでして参院選に勝ちたいのか!勝ちたいんでしょうね。仕方ありません。

さて、今回は「出版に成功したの著者インタビュー」ですが、は少し装いが違うようです。

では、どうぞ。


■今回はダイジェスト版をお届けします


発行者のコンサルジェント樋笠です。この月1回の著者インタビュー企画ですが、スタートして9回が終わった時点でいちどダイジェストをお届けしました。

あれからすでにインタビューも累計24回を数えまして、いちどここで10本目〜24本目のインタビュー記事をダイジェスト版としてお届けしたいと思います。

また、今回で著者インタビュー記事掲載は、いったん終了させていただく事となりました。ぜひ、これまでの成功者のインタビューを今後のご参考にして頂ければと思います。


■結論!出版デビューするためには?(インタビューより抜粋)


(1)準備〜企画


○自分なりの出版目的をはっきりさせること。何のために本を出すのか?自分をブランド化するためか、印税か、本が売れる必要があるのか、そうでなくても良いのか。

○こういう考え方、こういうアイデアを、もっと広く世の中の人たちに知らせたい、共有したいと心から思える時が、出版すべき時期。

○世間で話題になる前に、自分が書きたいテーマや旬なテーマをいち早くビジネスで仕掛けていく努力も必要。

○出版はコンサルタントにとって非常に強力な空中戦の武器。自分の戦略やシナリオを実現される手段として、出版を検討すべき。

○まじめな研究会に入れば、必ず出版経験のある人がいるもの。そういう人についていけば、ステップアップしていける。

○プロの力を借りなさい。望めば、決して高くない額でプロの貴重なアドバイスを受けることができる。


(2)出版社へのプレゼン

○営業やプレゼンが苦手と思い込まない。コネや人脈がなくてもやってみるべき。

○ご自身のやってきたものに、自信がおありなら直接出版社に持っていけばいい。

○もし本当にすぐに書きたい企画があるんだったら、当たって砕けろ、というかこれはもうすぐにでも行動すべき。

○出版社にボツをもらいながら、企画書を3、4回も書き直した。それが良かった。いろんな編集者からの意見を取り入れて、企画書を直してきた成果だった。

○出版社側がやりたいと思うところへ、うまく話をもっていけたのが勝因。この出版社はこんな企画をやっているから、シリーズとして自分の企画が採用されるのでは?という考えがあった。

○大小あらゆる出版社が自由競争を繰り広げており、どんどん新しい企画を探している。

○いま本を出しやすい環境にあり、チャンスがいっぱいあると感じる。ブログに代表されるように、自分を表現できるメディアもあればSNSで新しい人脈やネットワークを広げるチャンスもある。

○本にする企画案を公募しているようなサービスもある。できるだけ出版を実現できるような情報に日ごろから接しておくのも大切。


(3)執筆


○メールマガジンの執筆が役立つ。発行サイクルを決めて、強制的に書く習慣にすると、その時々に感じたことをネタとして書き貯めることができた。

○「自分はこれを世の中に伝えたい!」「これだったら誰にも負けない位に熱く語れる!」というように、自分の心の底から湧き上がってくるような内容があること。そしてそれをいかに上手く伝えるかが大切。

○ただわがままに自分の言いたいことを書きなぐるのはNG。読者が知りたいこと読みたいことを考えて構成をよく考える必要がある。

○チャンスがやって来たときに、それを実現できるために、自分が持っているノウハウをきちんと伝えられる能力を日頃から磨いておくことが大事。メルマガや、専門誌への寄稿で鍛えられ、基礎的な能力になっていた。


(4)デビューしたその後


○本を書いて一番よかったと思うのが、自分の頭がさらに整理できた、と感じること。「人に伝わるように考え直す」ことの重要性を改めて実感できる。

○コンサルタントとして企業からの評価がハッキリ違うし、お付き合いも長く続く傾向がある。

○今の時代は専門家が巷にあふれている。著書の出版は安心できるGISマーク。依頼する側も信頼して任せることができるという印象がある。

○せっかく出版に成功しても、一冊で終わってしまう人も少なくない。それじゃもったいない、続けていくことが大事。


■出版に成功したコンサルタントからのアドバイス

以上、成功者のアドバイスをまとめました。インタビューにご協力いただいた皆さま(下記)へ、心より感謝申し上げます。

10.コストマネジメントの間舘正義氏

11.ノンフィクションライターの成田青央氏

12.金のたまごを生むがちょうの村松達夫氏

13.トップセールスの横田雅俊氏

14.システムコンサルタントの森昭彦氏

15.NLP・コーチングの武井一喜氏

16.流行予測の森田洋一氏

17.ビジネスSNSコンサルタントの伊藤靖氏

18.全国理美容発展協会の後藤勇人氏

19.リーダーの思想の半谷正明氏

20.伊勢丹だけがなぜ売れるのかの武永昭光氏

21.コンサル起業術の松林光男氏

22.その就業規則ではヤバすぎるの山田順一朗氏

23.すごい部隊のつくり方の加藤正彦氏

24.ランチェスター戦略の福永雅文氏

さて冒頭にお伝えしましたとおり、この「出版に成功にしたコンサルタントに聞く」のインタビューですが、今後は月1回のレギュラーコーナーでなく、トピックスがある際の「不定期」にお届けいたします。

今後も新たに出版デビューを果たされる成功者が続々と現れてくることを願って・・・。またお会いしましょう!


■あとがき

再び本多です。

定期連載から不定期連載ですか。雑誌が廃刊になる前にたどる途、定期刊行から不定期刊行、そして休刊という流れに似てますね。休刊というのは事実上の廃刊を意味します。

もっとも不定期刊行になった時点で、二度と目にしないというのも珍しくありません。

稀に本当に休刊から復刊した例もありますが、会社更生法の適用を受けて本当に更生した会社はほとんどないように、99%は休刊イコール廃刊です。

本メルマガの将来を暗示する告知なのでしょうか。
とりあえず来週はまだ続きます。


    《編集後記》
 


インタビューの連載は2年以上続けてきましたが、毎月毎月、出版デビューの著者をタイミングよく探すのもそろそろ難しくなってきたというのが「不定期」にする理由です。お楽しみにされていた方には申し訳ありません・・・。

もちろん、インタビューできる方が見つかれば、随時、掲載していく考えでおりますのでどうかご理解のほど、お願い申し上げます!(発行者:樋笠)


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出版プロデューサー/本多 泰輔(ほんだ たいすけ)

プロデューサー・本多泰輔氏は、ビジネス出版社(版元)で20数年の経験をもつベテラン編集者から、出版支援プロデューサーに転身した人物です。その考え方について詳しく知りたい方は、本多氏編集のメールマガジン『コンサル出版フォーラム!本はあなたをメジャーにする』のバックナンバーをご一読下さい。

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