おはようございます。
本多泰輔です。
先週末から超忙しく、選挙には行ったものの外出もままなりません。
選挙結果はご存知のとおり、自民の歴史的大杯じゃなくて「歴史的大敗」。マスコミ各社の事前調査通りでした。
事前調査の結果は、「あまり勝たせすぎても・・・」という有権者の調整行動に結びつき、不利な政党に票を戻すといわれてましたが、今回は「勝ち馬に乗れ」という効果を産みました。
でも、一昨年の衆議院選挙の時も同じだったんですよね。
あの時も、事前調査で小泉自民党が圧倒的に有利で、結果もその通りでした。有権者の行動も少しずつ変わってきてるのでしょうか。
そんなわけで、今週のメルマガは一日遅れで、急遽樋笠社長のトップインタビューです。
■デビュー作のご出版、おめでとうございます!
【できる社長はネットで売らない−WEB化社会の営業革新−】
樋笠:吉本さんとのご縁はけっこう古いですが、今やコンサルタントというよりは、あきばれネットやブログdeホームページで有名な経営者、と言ったほうが適切でしょうね。
まさに先週、出版されたばかりですが、いまの率直なご感想から聞かせて下さい。
吉本:ちょうど今週、amazonでのキャンペーンを行っていまして、仕事でお付き合いいただいているいろんな方へ、メルマガなどでご紹介のお願いを行っている真っ最中です。
書店ではマーケティングコーナーに行けば置かれていたりするんですが、やはり「新刊コーナー」にどかんと平積みして
欲しいなぁ、というのが正直な感想ですね。
樋笠:そうですか。発売になって安心しているどころか、現状に満足していないところが吉本さんらしいですね。
かなり発売までは、執筆にご苦労されたようですね。吉本さんのメルマガで読みましたが、7回も書き直したとか?!
■やっぱり第一作目はメジャーなところから出したかった
吉本:最初に著書を出そうと動き出したのが去年の5月頃で、もう1年以上になりますね。
ちょうどその当時、「Web2.0」が話題になり始めていたので、企業経営者向けにWeb2.0やブログの話題をからめた本にしようと思っていたんです。
それでデビュー作はやっぱりメジャーな出版社から出したいと思いまして、ある方のご紹介で日経BP社の編集者の方とお会いしたんです。
樋笠:そうだったんですね。日経BP社さんと言えば、すごくビジネスの世界で影響力がありそうに思います。
吉本:実際にお話を伺った感じでは、やはり雑誌に力を入れていらっしゃるので、書籍は、まぁよい企画があれば、という感じがしました。
お話自体は、いくつかの出版社さんからも戴いていたのですが、やはり日経BP社さんのメディアとしての総合力に魅力を感じました。
実は日経BP社さんのWEBにも連載記事を載せていただきましたし、今後、日経コンピュータなどの雑誌にも取り上げてもらえる可能性もあると思います。
【IT pro】社長に贈る PC活用に失敗しない七原則
もちろん日経ビジネスにも取り上げて戴きたいんですが、敷居も高いようなので、この著書の売れ行き次第でしょう。
樋笠:そうですか!それなら日経ビジネスで紹介してもらえるように、どんどん売れてもらわないと困りますね。
吉本:はい。ぜひamazonキャンペーンの件、お知り合いの方にも勧めていただけるとありがたいです。
■8割書いて・・・師匠に全ボツを食らう
樋笠:執筆の話題に戻りますが、何回も書き直したということは、編集者の方の要求が厳しかった、とか?
吉本:いえ、というよりは・・・Web2.0の類書が、瞬く間に、どっと出てきたんですね。編集者の方とは、ほぼ、方向性はOKいただいていたんですが。
「ちょっとタイミングを逸してしまいましたね・・・」と、編集者も私も、お互いにそう感じました。
それでいわゆる“ネットで売れる”系、の実務的な方法論もしっかり伝える内容で、多少Web2.0の話題も加味して、ほぼ8割方、書き上げました。
樋笠:なるほど。方向性を変えたんですね。
吉本:その段階で、実は師匠に当たる方(注:石原明氏)に見せたら・・・
「ダメだね。これじゃ」
とあっさり言われまして。こういったテクニック論でなく、大所高所から本質的なことを経営戦略レベルでしっかり伝えたほうがいい、と貴重なアドバイス戴きました。それでまた、構想から練り直しです。
樋笠:なんと・・・そりゃ大変でしたね。
吉本:本当に苦労しました。ターゲットはネットにあまり詳しくない企業経営者と決めていましたので、伝えたいこと、ストーリー、構成、そしてわかりやすい表現など、もういちど深く考え直して。
実際の経営者にも読んでチェックしてもらい「わからん!」と言われて、また何度も手直ししました。
■社長は元気で留守がいい?
樋笠:吉本さんは社長としての本業もありますし、かなり執筆時間の確保には苦労されたのでは?
吉本:この春先は、正直、週に1、2日しか、会社に行ってなかったですね。半分以上の時間は、喫茶店にこもって執筆に充てていました。
まぁ、私が留守でもメンバーがしっかりしていますから実際の業務には、とくに支障はないんですが(笑)。
メンバーや家族に支えられて、なんとか書き上げたというのが正直な気持ちです。
樋笠:かなり実感がこもっていますね。そういう思いで完成した本ですから思い入れが強いんでしょうね。
吉本:「できる社長はネットで売らない」というタイトルは、実は編集部のほうで「仮題」として決まっていたものが、最後に正式タイトルに採用されたんです。
できれば“社長のベンツは・・・”とか“さおだけ屋”みたいなキラッ!と光るタイトルを考えたかったんですが、やっぱり売れそうなタイトルを考えるのって、本当に難しいなと実感しました。
樋笠:それでは最後に、今後の構想について教えて下さい。
吉本:次回作の予定はまだこれからですが、構想としては、業種別のテーマ、例えば「士業・コンサルタント向けのHP活用術」なども書きたいと思っています。
樋笠:それはこのメルマガ読者ターゲットにもピッタリ合いますね。ぜひ、実現されるのを楽しみにしています。吉本さん、本日はお忙しいところ、ありがとうございました!
【参考バックナンバー】
吉本俊宏氏インタビュー(経営革新!153号)2004/10/09
『ブログとは?』(経営革新!152号)2004/10/06
■あとがき
再び本多です。
最近「できる・・・」「すごい・・・」とついたタイトルばかりです。
某出版社の編集は、何にでも「できる」「すごい」とつけるので、営業のほうから少々顰蹙を買っているそうですが、ま、でも売れてる本のキーワードですからねえ。
もうしばらく「できる」「すごい」時代は続くのでしょう。
でもそろそろ新しいキャッチが欲しくなるころですね。
では、また来週。
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◆◇今週のおすすめビジネス書◇◆
「あなたの会社のホームページは、なぜ、役に立たないのか?」
こう聞かれたときに、あなたはどう答えますか。
ホームページの成果が出ないとお悩みの方に、おすすめの書籍が出版されました。
【できる社長はネットで売らない−WEB化社会の営業革新−】
著者:吉本俊宏 出版社:日経BP社 価格:1,680円
本書によると、ホームページが役に立たない一番の理由は「ネットですぐに売ろうとするから」とのことです。
ネットショップではない、実業を営む多くの企業にとって、販売は営業マンや実店舗がになっています。
そうした企業はネットで売ろうとするのではなく、ネットを使って「お客さんを営業マンの前に連れてくる」という風に発想を切り替えてみましょう。
商品を売るのはあくまでも営業マンのお仕事です。ホームページはその営業マンをサポートするためのツールという風に考えるのです。
本書にはこうした目からウロコのヒントが満載ですから、売上アップをめざす経営者や営業マンにお勧めの一冊です。
なお、7/30(月)〜8/3(金)にamazonで同書を購入した方には、筆者から特別プレゼント↓↓
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『ホームページ改善ポイントチェックシート」(販売価格1万円)
プレゼントの手続きは以下の通りですので、ぜひ本書を購入してプレゼントを申し込んでみてください。
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