おはようございます。
忘れたころにやってくる出版メルマガの本多です。
世の中いろんなことがあるもので、あの「世界のトヨタ」が赤字に転落する見通しだとか。
どんなに不景気になっても、トヨタだけは大丈夫と思ってた人、案外多いんじゃないでしょうか。わたしもそう思ってました。一種の神話ですね。トヨタ神話です。
それにしても、2兆円を超える利益を上げ、世界の中でほぼ一人勝ち状態だった会社が、わずか3〜4ヶ月でこの変わりよう、一体どうなってんのか、とっても不思議でなりません。
という話をとある経営者団体の幹部にしたところ、件の幹部もやはり不思議だと言っておりました。
そこで思いました。
「世界のトヨタはなぜ赤字になったのか」
これも十分テーマになるのではないかと。みんな関心あるでしょうからね。
トヨタの収支構造に何らかの特徴があるんじゃないかとか、グローバル企業ゆえの会計的な問題があるのかとか、まあ、いろいろ想像は尽きないのですが、実際のところはどうなってるかわかりません。
トヨタの幹部は知ってるんでしょうけど。
ぜひ聞いてみたい!
似たようなタイトルになりますが、「イオンはなぜ赤字になったのか」というテーマを考えると、これはもう会計的な構造問題よりも、流通業界の抱える宿痾が思い浮かびます。あるいは、消費者の購買行動も変わってきているとか、マーケティング的なアプローチとなるのでしょう。
ま、これはそんなに聞いてみたいとは思わないけど。
と、まあ、意味不明なことをぐずぐずと書きましたが、トヨタの赤字ひとつでも大ごとなわけで、そんな大ごとが矢継ぎ早に起きている、いまはそういう時代なわけです。
ビジネス書の版元と著者にとって現在の状況は、いわば本マグロの巨大な群れの中に飛び込んだ漁船みたいなものです。360度マグロだらけ。
のんきにその凄まじい勢いを眺めている場合ではありません。テーマは尽きないどころか、次々とむこうから殺到してくるのですから。
■あなたの書く「ビジネス書」が読者に必要
前回も、不況は出版のチャンス!みたいなことを書きましたけど、確かにこういう時代にビジネス書は増えます。著書出版を考えられている人にとっては、確かにチャンスでしょう。一方、読者はこの不況下を生き残るための情報とノウハウをビジネス書に求めます。
こういう時代だから、あなたの知識と経験が、読者を救う一冊となる。多くの読者が、あなたの著書を待っています。
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これからビジネス書を出したい、2冊目・3冊目を狙いたい、という方には、きっとご参考になる内容だと思います。
先着順で締め切りますので、ご興味ある方は、ぜひお早めにお申し込みください。
<予定内容>
1.出版の効果
・通常の出版と自費出版の違い
・著書があるとよいこと
2.なぜ本を出そうと思ったのですか?
・著者と出版社ですれ違う「出したい本」
・持ち込み原稿の運命
・あなたに向いた出版社
・読者と編集者もすれ違う
3.編集者の病、著者の病
・売れない本をつくりたがる編集者
・原稿が書けなくなる著者
4.当世ビジネス書出版事情
・何部売れたらベストセラーか
・せちがらい印税の傾向
・点数増加で部数は減少
・文庫、新書は著者にとって有利か
・本が出来あがるまでの期間
5.企画書の書きかた
・枚数に制限はないが、見られるのは最初の一枚
・お断りの常套句
・出版社と著者の関係は
・編集者の理解力
・出版が決まるまでの経緯
・書店に行ったら奥付を見よう
・不況はチャンス?
6.出版社をどうやって落とすか
・刊行スケジュールのエアポケット
・編集の中で拮抗するベストセラーと堅実性
・企画の穴と出版傾向
・どうやって編集者と接触するか
・あなたの出会う編集者はこんな人
7.なぜあの人は次から次へと本が出せるのか
・分業のすすめ
・自分で書いてたら年間3冊出せない?
・読者は編集者より賢い
※当日の講演内容は一部変更になる可能性もございます。
◆開催日時
3月12日(木)大安 15:00〜17:30(開場14:30)
◆場所
ちよだプラットフォームスクエア 5階503会議室にて
◆対象
ビジネス書の分野での著者デビュー、出版を目指していらっしゃる方。
(とくにコンサルタントや研修講師の方、歓迎します)
◆定員
10名 ※先着順に受付
◆会費
10,000円
◆お申し込みフォーム
http://www.keieido.net/publish0312.html
<受講者特典!>
出版企画書をご準備できる方には、本多氏より、内容に対してコメント・アドバイスをさせていただきます。また有望な企画につきましては、ご希望に応じて出版実現に向けた支援(プロデュース)をさせていただきます。
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