一般的に「集客」というと、「テレビコマーシャル」や「折込チラシ」、「フリーペーパー」、あるいは「DM」などを想像されると思いますが、これらは「大手の戦略」(強者の戦略)であり、中小企業(弱者)にあっては、予算的に非常に厳しいものがあります。
「DM」が唯一「中小企業」に適したアイテムではあります。
しかし、最近はもっと安く、しかも早く、そして的確に相手に確実に届くアイテムも出てきております。
そうです!「携帯電話」です。
つい最近のデータでは、国内の総使用台数が、1億台の大台に乗ったとのこと。
■「ケータイメール」の詳細は、またの機会にお話するとしまして、「マッサージ店」や「エステ」、それから「専門性の高い小売業」(買回品店)においては、リピート期間が長いので、その間にお客様をつなぎ止めておく事が必要です。
そうです。「忘れられないようにする」ことです。
「お礼のはがき」、「電話」、「メール」等が考えられますが、これらには多くの「手間」がかかりますのでなかなか続けられません。
ですから、これらが自動的に出来るような「仕組み」を作り上げることが大事です。
私は、ほとんどのクライアント様に「業務規則集」を作ることをお勧めしております。
これは、「マニュアル」とは違います。また、「就業規則」とも違います。
「経営計画書」のような数値が入ったものでもありません。
最初に、「経営理念」や「経営方針」などの経営者の思いは必要ですが、中心は具体的な「戦術」を網羅したものです。また、具体的な「仕事の手順」を示したものです。
ある意味、「マニュアルを超えたもの」になりますが、これらを最初に作って、全社員に周知徹底をすると経営は非常に上手く回るようになります。
新しい従業員が入っても、これを元に教育をすれば大丈夫です。
「新規客の集め方」から、「接客サービスの基準」、「個人情報取得の手順」から「掃除の仕方」、「クレーム発生時の対処の仕方や報告の仕方」までを明確にします。
今回の記事は「集客について」ですが、実は一時的に多くの集客をしても、かえって「真のお客様」にとっては満足のいかないものになったりします。
ですから、あらゆることが「お客様作り」で統一していないといけないのです。
その仕組みをまとめたものが「業務規則集」です。
■10日前に「うどん屋」を開業(プレオープン)されたクライアント様がいらっしゃいますが、このお店は約1ヶ月間「営業時間」と「メニュー」を限定して、「お客様作り」の基礎を作ります。
お陰様でプレオープンから毎日用意した食材は完売しております。飲食業や接客は初めてですが、オープン前にしっかりした「仕組み」を作っていますので、確実にお客様の支持を得ております。
最近では、全国的に有名な情報誌から「無料掲載」のお話を頂いたそうですが、当分の間、お断りをさせて頂いたとのこと。ちょっともったいないような気もしますが、これも「お客様作り」の一環です。
もっともっと、サービスの質を上げて、スピードを上げて納得が行き、万全の準備が整った時点で掲載をお願いしたら良いと思っております。
御社でもぜひ「業務規則集」を作って見ませんか?
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