2004年申年・・・嫌なことが去って新しい素晴らしいことがやってくるという素敵な年を迎えました。
皆様にとりましても、今年は更なる飛躍の年になりますように心からお祈り申し上げます。
さて、前回、第一印象のお話をさせていただきましたが、その中で私が一番気になるのが初めてお会いした時の服装です。
男性の方は、スーツの色・素材・ワイシャツの色・ネクタイ(これは特に大切)・持ち物(かばん・名刺入れ等)・ヘアスタイル・爪の長さ・靴&靴下・時計・・・。
あ〜っ、気になるとキリがありません。然しながら、出来る男は絶対に、“気にしてください”。
先日お会いした大企業の社長さんも、気になったことがありました。ワイシャツの袖のボタンをしていない・・・言語道断!そして、日本人が一番素敵(出来る男)に見えるスーツのカラーコーディネートは、紺のスーツ&薄めのブルーのシャツ&黄色系のネクタイ・若い方は濃紺系のネクタイです。
ちなみに、アメリカではビジネス上の勝負の時は、紺のスーツに白のワイシャツ&赤のネクタイです・・・よく思い出してください。大統領選挙の際の討論会・・奇しくも両候補共に、紺のスーツに赤のネクタイでした。
男性が、まず第一印象素敵に見えるのは服装選びも大切なポイントのひとつだというのは、 強調したいところです。ここで、スマートに名刺の交換が出来て、ご挨拶が出来て、笑顔が素敵なら第一印象85%OKです。
私の仕事の中のひとつに、イメージコーディネーターがあります。
先日、ある市長選の候補者のイメージ造りを頼まれました。初めてお会いさせていただいたときに「う〜ん、全部とっかえないと当選しないな・・・」との第一印象。
まず、お会いしたのが夏だったので、いかにもブランドの判るスーツ(ボタンがそのメーカーを強調していました)、ワイシャツは透けた字模様、いかにものブランドの超ド派手な原色ネクタイ、メガネは高そうな金縁、靴下はメッシュで靴はエナメル、時計は金無垢のダイヤ巻きの某メーカー・・・。
庶民に訴えかけるにはあまりにも豪華すぎる装い・・そして趣味の悪さ・・・即、行きつけのデパートに行き、彼の一番選びそうにも無い様なスーツ・ネクタイなど一通りお買い物をしました。
「いや〜小倉はん、こんなんもってませんわ!わしが絶対に選べへんようなネクタイとスーツでんな〜ヒヒヒ・・・」
そこから、彼には次のステップが待っていました。
話し方・演説のしかた・握手の仕方・お辞儀の仕方・・・猛特訓したのは言うまでもありません。
・・・お陰さまで当選させていただきました!
でも、彼の一番良かった点は、素直に人の言うことを聞いてスポンジの様にすべてを吸収したところです。女性の方も然りです。私は始めてお会いする方の相手の背景まで考えて服装&小物(バッグ・時計・指輪等)を選ぶようにしています。
先日あるフラワー教室の先生からコンサルを頼まれました。
彼女に会って一瞬絶句しました。
おおよそ、お花の先生らしからぬ服装のセンスのなさ、垢抜けない風貌&髪形、そして自信のないお話の仕方「小倉先生、うちの教室の生徒の数が伸び悩んでいます。どうすればいいでしょうか」
私は彼女を見て、まず第一声。
「お花と言う感性を教えてもらうのに、貴方にはその感性が感じられません」(いつも辛口の小倉です)お教室のパンフレットも案の定の垢抜けなさ・・・またまたここから彼女へのレクチャーが始まりました。今では、少し上向いてきました。
いかに、魅せ方が(あえてこの魅せるを使います)大切か・・です。
この人にお仕事を任せていいのだろうか?すべて垢抜けた服装・立ち居振る舞いは仕事にも通じると思います。
是非、ご自分のスタイルをいま一度見直して見られてはいかがでしょうか?
皆様も、少しご自分の センスに小首をかしげる部分がおありなら、私が個人的にレクチャーさせていただきましょう!きっと、お仕事の発注が増えること間違いないと、思います!
次回は、2回に分けて心を惹きつける会話術のお話をさせていただきたいと思います。
■バックナンバー
第1回 「出来る人の第一印象」
第2回 「垢抜けた身のこなしとは」
第3回 「心を惹きつける会話術 Part1〜ビジネストークの4つのテクニック」
第4回 「心を惹きつける会話術 Part2〜敬語の使い方&スピーチのポイント」
第5回 「身だしなみ&身のこなしの極意」
第6回 「プレゼン上手に見せる見せ方」
|