広告代理店が強力な実戦部隊とすれば、それを指揮するのが社内の担当者です。
どんなに優秀な実戦部隊も、有能な指揮官が不在では充分に機能しません。
求められる素養は以下の4点です。
(1)経営感覚 |
(2)企画力 |
(3)専門知識 |
(4)コミュニケーション能力 |
広告担当者の使命は自社の売上を上げ、企業/ブランド価値を高めることです。
予算管理はその手段であり、それが目的ではありません。
経営戦略の一翼を担っているということを認識して、最大の費用対効果を追求する経営感覚が求められます。そして、自ら考え、企画していく姿勢。そのためには、専門知識の裏付けも必要です。
例えばカタログの制作。印刷や制作の工程を知っていれば、余分なコストをかけることなく、効率的な発注ができるでしょう。単に見積書を集めて比較するだけではクォリティの保全はできません。
ここでも『振り屋』ではダメなのです。
最後にコミュニケーション能力。社内の関連部署から要望を把握し、自ら取りまとめた上で明確に発注し、進行を管理していく工程は、正にコミュニケーションの連続です。
優秀な担当者がいれば、複数の広告代理店を使い分け、効率を高めることもできるでしょう。
単に広告代理店出身者や大企業の広告部門経験者という理由で採用し、機能しないケースも少なくありません。理由はもうお分かりでしょう。求められるのは特定のスキルではなく総合力なのです。
期待効果が大きい分野ですので、コンサルタントの活用も有効な選択肢といえるでしょう。
では優秀なコンサルタントはどのように探せばよいのでしょうか。コンサルジェントに相談するのも効率的な方法ではないでしょうか。と、手前味噌になりましたが、今回はこの辺で。
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