|
ネーミングの達人 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマはネーミング。
先般、私のビジネス上の恩師であり、マーケティングの世界に携わるきっかけを
与えてくれた大先輩と、およそ15年ぶりに再会しました。
一別以来のお互いの状況を語り合い、懐かしい一時を過ごしたのですが
そこで拝見した業務資料に、様々な業務フローや機能組織が書き込まれ
その一つひとつにオリジナルのネーミングが。
そう、彼は独自の業務フローを考案して、絶妙な名前を付ける
『ネーミングの達人』でした。
彼と一緒に仕事をしていた頃は、それまで泣かず飛ばずの消臭靴下
「フレッシュライフ」が、「通勤快足」という新しい商品名で新登場。
一躍ヒット商品に生まれ変わったという時代でした。
このように、商品開発におけるネーミングの重要性は申すまでもありませんが
企業内部において新しい業務組織や機能、システムなどを導入する際にも
ネーミングは非常に重要です。
|
たかが名前、されど名前 |
効用の第一は、語呂が良く、機能を的確に表現した名前は、すぐに憶えて
口にしやすいので、名前と合わせてその機能自体も定着が早いということです。
第二は、カッコイイネーミングや社内の機密プロジェクトのコードネームなどは
そこに参画しているというある種の優越感や連帯感が生じ
メンバーのモチベーションが向上することです。
そういえば、当時並行して進めていた3つの提携案件を、それぞれのブランドの
頭文字をとってABCプロジェクトと称していた頃を思い出します。
多忙を極めていましたが、モチベーションは非常に高かったものです。
「クールビズ」はすっかり定着しましたが、「省エネルック」はダメダメでしたね。
まあ、これは中身の問題によるところが大きかったかもしれませんが。
体系化されてよく知られたものとしては、業務改善の「QCサークル」や
トヨタ生産方式の「ジャストインタイム」、「かんばん方式」などがありますが
何も対外的に打ち出すべきものではありませんので、自由に発想すればよいのです。
新しく設定した業務フローにROS(リレーショナル・オペレーション・システム)
月次の事業戦略会議にBSB(ビジネス・ストラテジー・ボード)など
私も達人を真似て命名し、クライアントにご活用いただいています。
もちろん、業務連絡を「ギョウレン」とか、業務改善委員会を「ギョウカイ」とか
単純なものでよいのです。
先ずは周知を図るという意味では、労力やコストをかけることなく
存外、大きな成果が期待できますよ。ぜひ、お試しください。
今日の一言: ネーミングひとつで変わることもある
このコンサルタントのコラム一覧
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラム一覧
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
|