|
ピンチをチャンスに |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマはSWOT分析。
SWOT分析をご存知でしょうか。
経営環境を内部環境と外部環境に区分し
● 内部環境として強み(Strengths)と弱み(Weaknesses)
● 外部環境として機会(Opportunities)と脅威(Threats)
の要因を抽出し、分析する手法です。
SWOTとは4つの区分項目の頭文字を並べたもので、自社の置かれた状況を把握し
的確な戦略を構築するためのツールとして用いられます。
様々な要因を内・外・強・弱と紋切り型で区別しますので、自社の状況を
客観的に把握することが容易で、現状分析の際に極めて有効なツールです。
しかしながら、SWOT分析は使い方次第で、強力な戦略構築ツールにもなるのです。
例えば、近隣に「大型ショッピングセンターが建築される」という脅威(T)は
「地域への人の流入(新規見込み客の増加)」という機会(O)にもなり得ます。
「少子化による市場規模の縮小」という脅威(T)は、競合他社の撤退により
「シェアを伸ばし、利益率を高める」という機会(O)に繋がるかもしれません。
自社の特徴(強みと弱み)を、市場や競合の状況との比較において検討することで
新しい市場への参入可能性や、進むべき方向性を見出すことができるでしょう。
|
衆知を集め、質を高める |
先に述べたように、それぞれの要因項目は、見方次第でSWOTの区分の壁を
越えて移動します。
したがって、戦略構築ツールとしてSWOTを有効に活用するためには
マーケティング部門だけではなく、営業、開発、サービス、財務、人事等の
関係各部門が集まりアイデアを出し合うのが最善の方法です。
その際、ブレーンストーミングにより先ず可能性を全て吐き出し(拙コラム18参照)
次にSWOTの区分に当て嵌め整理して行くと良いでしょう。
一つの要因項目がプラスにもマイナスにもなりますから、SWOT分析表は
1枚ではなく、複数作成することになります。
それら一つひとつが戦略上の仮説となりますから、それぞれにつき実現可能性や
期待効果を検証し、有効な戦略を構築して行きます。
こうして導き出された戦略は精度が高く、また、関連各部門との連携においても
メリットがあります。
企業規模の大小を問わず活用でき、既存事業のみならず、新規事業の
戦略構築においても有効な手法です。ぜひお試しください。
今日の一言: SWOTは分析だけじゃ勿体ない
このコンサルタントのコラム一覧
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
このコンサルタントのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラム一覧
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
同じカテゴリのコラムへのリンク (YYYY年MM月DD日) |
|