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予算を使い切ることの愚 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは予算管理。
車で移動していると、この時期やたらと目につく道路工事。
相変わらず、年度末の駆け込み工事?と疑いたくなります。
ところが、同じ様なことが企業内でも行われているのです。
新しい総合カタログのプランがデザイン会社から上がって来ているので
一緒に見て欲しいと仰る社長。
総合カタログは用途が不明確なため、今年度は制作を中止したはずでは?
広告宣伝費の予備予算が余っているとの報告があったので
営業部門からの要請もあり、急遽作成することにしたとのこと。
営業部門からの依頼書を見ると、代理店からの要請があったとの内容。
その代理店の倉庫に昨年度のカタログが、未開封で山積みになっていたため
制作を見合わせたのではありませんでしたか?
予算が余ったから取り敢えず使うというのでは、年度末の道路工事と一緒。
片や貴重な血税であり、企業においては収益の圧迫以外の何物でもありません。
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目的をはき違えてはいけない |
昨年末、某クライアントでの予算案策定会議での一幕。
2月にユーザーアンケート実施の計画。
これは何を目的としたアンケートですかと問いかけると、過去2年、同時期に
実施しており、同封の割引クーポンが2月の売上に貢献するから云々。
前々年はブランドのリニューアルに際し、その方向性を定めるための
顧客リサーチが目的であり、前年はその検証が目的でした。
翌年はコストをかけてリサーチすべき目的は見当たりません。
そもそも目的は顧客リサーチですから、同封の割引クーポンはあくまでも
協力に対する謝礼であって、販売促進が目的ではないのです。
確かに、最初のリサーチは実施予算がないとのことだったので、予算捻出の
手段として謝礼の割引クーポンを提案しましたが、それは、あくまでも方便。
売上アップが目的であれば、そのための方法を検討すべきです。
しかも、値引きに頼らずに。
きちんと提案すれば、既存のお客様は反応してくれるという
2年間の実績があるのですから。
こうして企画された既存顧客向けの新作先行受注会。
3連休の週末は大盛況だったようです。
毎年実施しているからとか、過去に効果があったからからなどといって
目的や影響を考えずに進めてはいませんか。予算のムダ遣いですよ。
今日の一言: 予算案、戦略無ければタレ流し
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