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他人任せの体質 |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは経営の視点。
先日、某業界関連のイベントがあり、旧知の面々と再会しました。
その際、特徴的だった2人の経営者。
何れも装身具を製造販売(卸・小売)しており、以前、それぞれ半年間程
事業戦略策定やブランディングをお手伝いした企業です。
A社長曰く、「震災以降、被災地でもないのに客足が途絶え、売上はサッパリです。
東北の取引先からは売掛金が回収できないし・・・」。
同業者に訊くと皆同様の苦境であり、銀行の見通しでもこの先1年は
景気が更に悪化するだろうと言っていると、嘆き節は延々と続き
「贅沢品だから売れなくても仕方ないけれども、何とかなりませんか」と。
お客様の状況はいかがですかと伺うと、明確な回答が得られません。
売上が変動したら、先ず自社の顧客について要因分析することが先決。
マスコミの報道はもとより、同業者や金融機関の意見などどうでもいいことです。
かつて、再三お話ししてきたことが全く身に付いていないようです。
コンサル時に同席されていた営業統括役員は退社された由。
当時、どうすればよいのかを真剣に考え、実際に行動していたのは彼でした。
結局、他人任せの体質から抜け切れていないようですね。
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原点はお客様 |
一方、若手のB社長。震災の影響はいかがですかと伺うと
「幸い被災地の取引先も、皆さん無事が確認されました」というのが第一声。
「店舗の損壊で、営業再開まで時間のかかりそうな店がいくつか有りますが
何とか支援して行こうと同業仲間とも話しているところです」と明快な解答。
そして、関西のお客様から、東京にある同社の店舗は大丈夫ですかという
お問い合わせをいただいたこと。
更には、東北地方のお客様から無事のご連絡と、生活が落ち着いたら
新作を購入したいというメッセージを戴いたと嬉しそうに語っていました。
「私たちの商品は、不用不急の品ではありますが、生活に潤いを与えることで
復興への糧として貢献できるのではないかと考えているのです」と。
その上で、復興支援に向けた仲間との共同企画を進めて行きたいとのことで
「自分たちに何ができるのか」について助言を求められました。
様々な意見交換に、短くも、有意義な時間を過ごすことができました。
B社長、続きは改めて。
同じ様な状況にあっても、見方次第で事態は全く異なるものに。どんな時も
「お客様が何を欲し、自分たちは何を提供できるのか」という視点が原点です。
今日の一言: 視点変え、何ができるか見えて来る
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