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意思決定のストレス |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは意思決定。
社長業は、意思決定の連続。
日々膨大な選択を迫られる状況はさぞかしストレスがたまるであろうと想像されます。
ところが、実際には自ら意思決定することによるストレスは、選択権が無いことにより
生じるストレスに比べて遥かに小さいという実験結果があります。
社長の意思決定の際に生じるストレスに比べ、意思決定要素が殆ど無い
単純作業時に、よりストレスがたまり易いということです。
ラットを使った実験でも、同量のエサを獲得するために、分岐のある経路と
無い経路を用意したところ、殆どのラットが分岐のある経路を選択したといいます。
したがって、自ら選択するという欲求は本能的なものに近いと考えられます。
上から叩かれ、下から突き上げられる中間管理職のストレスが高まるのも頷けます。
では、企業組織において最下部に位置する一般社員は自己裁量権が無く
ストレスに埋もれてしまうしかないのでしょうか。
いいえ、そうではありません。自ら業務改善を検討し、提案することができます。
どうしたら提案が受け入れられるのか、方法を考えるのも自身の裁量です。
中間管理職にしても、単に上層部からの指示を仰ぐばかりでなく自ら提案し
部下を指導して導いて行くのが本来の役割であるはずです。
それを放棄して、愚痴をこぼしたところでストレスはたまる一方なのです。
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意思決定は権利であり、義務である |
翻って社長職。文字通り、自社の業務遂行における最高意思決定権者です。
選択権は無限大なのです。
親会社の意向に縛られて何もできないとか、雇われ社長だから権限が無いとか
理由を付けて自らの意思決定権を放棄してはいませんか。
担当役員に任せているからと、責任を投げ出してはいませんか。
権限の放棄は責任の放棄であり、自身にとっても会社にとっても不幸なことです。
中には、どうすべきか考えて欲しいと相談される経営者が居られる。
コンサルタントの役割は、情報分析や考え方の枠組み作りといった
的確な意思決定のための支援であり、意思決定することでは無いのです。
意思決定を放棄した経営者の下、残念ながら企業の将来性はありません。
コンサルタントにも、クライアントの選択権はあるのです。
自己の裁量で意思決定する社長は、ストレスをためることなく長生きすると言います。
ぜひ、意思決定を楽しみ、長生きしたいものです。
今日の一言: 選択権、生かすも殺すも自己責任
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