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過去を振り返っている暇はありませんが |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは経営改革。
新年、明けましておめでとうございます。
今年も、ご愛読の程よろしくお願い申し上げます。
2011年を振り返ると、市場、そして消費者の意識が大きく変化した年でした。
消費者の価値観や購買行動の変化、消費市場の変化、そして金融市場の変化。
変化に対応すべく、自己変革を遂げた企業は生き残り
できなかった者は退場を余儀なくされつつある、そんな1年でした。
私の顧問先に関して言えば、若干の減収や減益はあったものの
概ね好調を維持することができました。
しかしながら、秋以降、経営環境の悪化に伴い緊急支援要請を受けた
かつての顧問先企業が、もはや手遅れの状況だったことが心残り。
一定の成果を収め、とりわけ市場環境の変化に対応する為の仕組みを作り
手を離れたはずのかつての顧問先が破綻したことは誠に遺憾です。
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変わらねば |
状況を伺うと、時間の経過と共に、折角構築した仕組みの運用が形骸化し
充分な機能を発揮しなくなっていたことが分かりました。
どんなに優れたシステムも、それを正しく運用するのは組織の力です。
そこには、正確な状況判断と的確な戦略構築という個人の能力も必須です。
今後、企業を取り巻く経営環境の変化は一層加速することが予測されます。
そう考えると、顧問先企業への対応方針も変えて行く必要があるでしょう。
即ち、意思決定のための仕組みづくりという経営インフラの構築から
継続的な運用支援や、企業内外の変化に伴う軌道修正のサポートへ。
そうした状況も踏まえ、2012年を再構築の年と位置付けています。
今までの仕組みや慣習を、ゼロベースで見直す必要性を感じています。
今、苦境に在る企業はもとより、好調を維持している企業においても
更なる環境変化に対応可能な新たな仕組みづくりに着手すべき時です。
2012年、変化の波に乗り飛躍を遂げるべく、共に歩み出しましょう。
今日の一言： 変われるか、否変わらねば立ち往かず
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