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お気持ちは分かりますが・・・ |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは資金調達。
例年、年末や期末には資金調達に関する相談が増えるのですが
今年は、年末の決済ができなかった企業からの相談が続いています。
昨秋来の中小企業にとっての金融市場環境悪化については、本コラムでも
何度か取り上げている通り、今や優良企業でも資金調達は容易ではありません。
ましてや決済資金に窮しているような企業にとっては、困難な状況が続いています。
それに付け込み、様々な甘言が寄せられているようです。
資金調達に際し、法外な手数料を提示されたが依頼すべきだろうか。
手数料を支払ったのに、資金が調達できなかった云々。
更には、業績改善の切り札と称した様々な権利関係の提案も増えてきます。
中には、明らかに出処の疑わしいものも少なくありません。
私がこのような相談を受けた時、経営者に伺うことは唯一つ。
いったい、どうされたいのですか?
すると、決まってこういう回答が返って来ます。
「資金が必要なのです」と。
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資金調達は目的でない |
続けて質問します。調達した資金を、どのように使うのですか?
すると、運転資金だと仰る。滞っている支払いに必要なのだと。
それは過去の負債の清算であって、今後の成長のための資金ではありません。
その様な意識では、資金調達は極めて困難と言わざるを得ません。
よしんば調達できたとしても、数ヵ月後に資金が枯渇して
結局、同じことの繰り返しとなることは火を見るよりも明らかです。
資金を調達するからには、それを活かして経営を改善しなければなりません。
成長見込みのない企業を延命させるだけの資金は無駄金に過ぎません。
現状、資金難に陥っている要因を分析し、抜本的な改善策を検討し
新たな収益システムを構築する必要があるのです。
このような明確なビジョンがあれば、資金調達のめども立てられます。
資金調達は、それ自体が目的ではなく、経営改善のための手段に過ぎない。
逼迫した経営環境の中で見失いがちなこの原則を
このような時だからこそ、改めて肝に銘じておきたいものです。
今日の一言: その先を 見据えて活路切り拓け
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