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内科か、外科か |
コンサルティングの現場や身近なトピックスからマーケティングのヒントをお届けする
『マーケティング小咄』。今回のテーマは、企業診断。
嘘か誠か、大病院では内科医と外科医は犬猿の仲とか。
内科医が「外科の連中は何でも切れば良いと思っている」と言えば
「手に負えなくなった患者を切ってくれと押しつける」と応じる外科医。
患者にとって最も重要なことは、申すまでもなく病気を治すこと。内科的療法であれ
外科的療法であれ、なるべく早く、苦痛なく完治させて欲しいのです。
保存療法を試みた結果悪化してしまい、結局手術する羽目に陥ったり
結果的に必要の無い手術で後遺症が残るというリスクだけは避けたいものです。
その為には、初期段階での正確な状況判断が重要です。
正確な病名を特定し、その原因を探り、治療方法を検討します。
診察に当たっては、聴診、触診などの五感を使ったものから、必要に応じて
X線や超音波、CTなど様々な機器を駆使して状況把握に努めます。
体内の状況を把握して診断し、初めて治療方法の検討に遷るのです。
患者の生活様式や職場環境など、外的要因も重要な判断材料となります。
進行中の悪性腫瘍であれば、即座に手術しなければ生命に関わるでしょうし
生活習慣の改善により自然治癒するものであれば投薬療法かもしれません。
失敗時のリスクをとってでも早期回復を優先するか
時間はかかっても手術を避けるか。患者自身の意向もあるでしょう。
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企業も同じ |
企業の経営改善においても、全く同様の手順が必要です。
決算書類における財務諸表は、謂わば企業の定期検診。
大きな病気の兆候はないかを概観することができます。
前期との比較で極端な数字の増減があれば要チェック、精密検査が必要です。
例えば売上が急落した部門があれば、実態把握と原因追究が急務です。
様々なデータや担当者からの報告などにより内部要因を調査・分析します。
更に、取引先や顧客、市場の動向など外部要因の調査・分析をした上で
対策を検討して行くこととなります。
不採算部門として部門閉鎖や事業売却などの外科的措置。
外部からの人材投入などによる輸血や、スタッフ教育などの保存療法。
複数の治療方法から最良の選択肢を選ぶためには
正確な診断結果と明確な治療目標の設定が不可欠です。
単に売上の減少という現象だけを見て、人材のテコ入れや
広告費の上積みをしたところで、的外れな対応となることは必至です。
精密検査した上で、的確な治療を施しましょう。
今日の一言: 診断と 目標あっての 治療法
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